身内のことだからと考えず、強い対応を

石井 章

行政書士の石井章です。

簡易裁判所に行くことができれば、月3万の養育費（５年分）の支払督促手続をとってはどうかと思います。

地方裁判所のなかに簡易裁判所がありますので、誓約書を持参し、裁判所書記官に申し立ててください。

裁判所の受付に行って、支払督促について相談したいと告げると受付場所を教えてもらえます。印鑑と印紙、切手代など数千円を持参してください。

受付がいない場合でも、裁判所内の事務所で担当書記官を教えてくれます。

支払督促申立書に記入し、書記官に提出します。書記官が申立書を受理すれば、支払督促を相手方に送ってくれます。この場合、住所が必要になります。役所から支払督促が来ているようですので、担当窓口で事情を説明し、以前の住所を聞き出すか、可能であれば甥を裁判所に連れて行き、住所を記載させる、それが無理であれば役所に行って、戸籍の附票の写し交付申請書により戸籍の附票をとって、現住所（実際の住所）を割り出すなどにより、現住所を特定してください。

居酒屋の住所がわかれば、その住所を簡易裁判所に提出してもいいかもしれません。

お兄さんが支払督促を受領し、それでも支払督促に従わなければ、強制執行の手続きをとって、支払督促の内容を実現することができます。

仮に、お兄さんが支払督促を受領し、2週間以内に異議申し立てを簡易裁判所に行うと訴訟（裁判）になりますが、現在の状況であればご相談者に有利であろうと考えられます。

また、甥の言動や暴力行為については、甥の行為の現場をおさえるとか、なんらかの証拠（何月何日、どのような暴行があったなど）をもって、ご相談者が最寄りの警察署に行かれて相談されることをおすすめします。警察署には相談受付があります。交番ではなく、警察署に出向いてください。関連する市民生活課、刑事課などで、相談を受け付けてくれると思います。話しを聞いてくれて、必要であれば調書を作成してくれます。

あまりに放置できないようであれば、ご相談者から被害届や告発状を警察署に出す（警察で話しを聞き、必要であれば調書を作成してくれます）ことも解決につなげられるかもしれません。

身内のことを大げさにしたくなければ、お兄さんにこうしたことを行うがいいかと、通告することもいいかと思います。手紙が届くのであれば、内容証明にして郵送する。甥がお兄さんに届けてくれるなら、書面で届けるなどで対処されてはいかがでしょう。

内容証明など、今後のことでご相談があれば、当方ＨＰをご覧ください。http://t.co/ASgoR8g

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回答日時：2013年4月25日(木) 10:39 JST

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