返事は必要ないかもしれません。

心理カウンセラー 青山 由

ぱぴこさん、こんにちは。
ご相談拝見しました。

ぱぴこさんの夢は児童福祉士なのですね。
将来の夢に向かって今、自分の出来ることをやるというのはとても素晴らしいですね。
そのひとつが「友達の相談を受ける」事なのですね。
ただ、ぱぴこさんの想いとは裏腹に、相談に対してどのようにアドバイスをすればいいか分からなくなってしまったというところでしょうか。

私もぱぴこさんの意見に同感です。
アドバイスするのはとっても難しいことです。

例えば、「いつも一緒にいる友達から避けられてる気がする」と実際に相談された内容で見てみましょう。
ぱぴこさんが「気にしすぎだよ！心配なら本人に聞いてみなよ」とアドバイスしたとします。
友達は「そうか、本人に聞いてみればいいんだ」と言われたとおりに受け止め、実際に本人に確認すると勘違いということが分かり一件落着しました。
そしてまた別の友達が同じ悩みを相談してきたときに全く同じアドバイスをすると今度は、「それができないから相談してるのに…」とますます落ち込んでしまい、ぱぴこさんとの中もギクシャクしてしまった…
なんてことも十分あり得ます。

なぜなら、人はそれぞれが自分の中にすでに答えを持っているからです。
意識的に持っているか、無意識の中に持っているかに違いはありますが。
人は誰でも自分の答えと同じアドバイスをもらい、自分の答えが合っている、正しいと安心したいのです。
だから、後者の様に自分の答えと違う答え（アドバイス）だと納得できないのです。

悩んでる友達の力になりたいという想いが強いと、「良いアドバイスをしなくちゃ」と力んでしまいついアドバイスではなく押しつけになってしまいがちです。
ですから相談を受けたら、「あなたは、どうしたいと思っている？」「どんな方法なら出来るかな？」と友達の意見を聞くようにするのはどうでしょうか。
また、何かアドバイスしてあげたいと思うのなら、「私があなただったら、こうすると思う。あなたができそうなら試してみて。」と自分としての解決方法を提示してあげることもできるかと思います。

ただ、中にはなんでもいいから的確な答えを聞きたいという人がいますので、このやり方では納得できない人もいると思います。
ほんとに人それぞれなんです。
ですから、全ての人の全てのニーズにあったアドバイスをするのは正直無理なのです。

「なにもしてあげれず罪悪感があります。」とありますが、実際は何かしてあげられること自体が稀なことです。ですから、自分を責める必要はありませんよ。
一番はその友達のことを想い、相談に乗ることです。
どうすればいいかと一緒に考えることで、ぱぴこさんの想いが友達に伝わります。
たとえ、答えが見つからなかったとしても、その友達は満足するのではないでしょうか。

いろいろな経験を重ね、夢に向かって進んでください。
陰ながら、応援しています。

回答日時：2012年11月16日(金) 10:11 JSTお礼のコメントを書く

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