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回答プロ:人生コーチ 今瀬 ヤスオ
ご相談者:20代/女性
私は大学を休学中の女性です。休学をした理由は、1年間海外に行って、好きだった英語をもっと勉強したいと思ったからです。昨年の年末からオーストラリアに渡航しました。当時の私はとてもエネルギッシュで、英語力も少しはあったため、周りの人からも絶対大丈夫だよ〜楽しんできて!とたくさん言われ、私自身も初めての海外での暮らしに胸を弾ませていました。
また、渡航後すぐは2ヶ月間語学学校に通ったため、そこでできた世界中の友達と仲良くなり、拙い英語ながらもみんなとコミュニケーションを取り、楽しい生活を送ることができました。問題はその後のことです。
生活費を稼ぐため、日本食のレストランでアルバイトをし始めたのですが、そこで仕事を覚えることができず、働いているメンバーともうまくコミュニケーションが取れなくなってしまったのです。オーナーに怒られたり、無視をされるにつれ、自分の価値がないのではないかと思うようになり、さらに仕事ができなくなり、職場でも誰とも話せなくなってしまうという悪循環が発生してしまいました。今までの人生で人間関係が悪くなるとか、仕事がテキパキできなくなるということを経験したことがなかったため、こんな姿は私ではないと自己否定が加速し、仕事以外の日は家に閉じこもってしまうようになりました。その後、気分転換のために友達と遊んだり、旅行に行ったりしましたが、全く楽しさを感じることができず、さらに自分が嫌になってしまったのです。
人と話すことが少なくなり、英語力が衰えていくのを感じる上、なぜか日本語でも頭が回らなくなったのか話したい内容がなくなっていくのが強く感じられました。
結果として、もうこれ以上オーストラリアにいるのは耐えられないと感じ、5月末に逃げるようにして日本に帰ってきてしまいました。そこからが、本当に辛い日々だったと感じます。
現地で頑張らずに逃げてきてしまった、諦めてしまったという後悔や、思うように英語が伸びなかったという罪悪感、これから社会に出て、前と同じように仕事が覚えられなくなったらどうしよう、その前に、就活でこんな自分を雇ってくれる会社はないのではないか、また逃げてしまうのではないか、とネガティブ思考が渦巻いており、日本でもこの1ヶ月近く何もできていません。色々な機会やチャンスを与えてもらったのに、それを活かせなかった自分が耐えられず、今も家族に迷惑をかけています。また、ネガティブな発言しかできない自分が恐ろしくて、友達と会って話すのも怖くなってしまいました。今までは考えたこともなかったのですが、店員さんや何気なく会う人でも、今の私どう見られてるかなとか少し怖く感じるようになってしまいました。
このような十字架を背負ったまま生きていくことは耐えられず、今では自殺することが唯一の希望だと考えてしまっています。それか、記憶喪失にでもなって、全て忘れたいです。ここから、前のようにエネルギーに満ちた自分に戻ることはできるのでしょうか。
20代/女性 | 日付:2023年6月24日(土) 18:23 JST | 閲覧件数: 1,681
はじめまして
ご相談ありがとうございます。
人生相談コーチングの今瀬ヤスオです。
私が30歳の時に父の経営する会社が負債30億で倒産しました。
青天の霹靂で私が再建社長になり、7年目に最早この再建計画は成り立たない
必ず破綻すると確信しました。
しかし過去の倒産時に、父と一緒に債権者との苦しい交渉をした経験から
もう二度とあの苦しい想いはしたくないと思いました。
現実からの逃避が始まりました。
毎晩遅くまで飲み屋街を徘徊して自分を誤魔化していました。
逃れようとすればするほど過去の修羅場がオーバーラップしてきました。
精も根も尽き果てて出した結論は「逃げるのをやめよう」ということでした。
疲れ果てて気力も体力も無くなっていたのかもしれません。
逃げるのをやめると決めたら気持ちが少し楽になりました。
しかしそれで生きるチカラが湧いてきたわけではありません。
これからどう生きて行けば良いのか自分に問いかけました。
自分が出来ないのだから人に頼って教えてもらえばいいんだという謙虚な気持ちになりました。
それまでの自分は頑張れば何でも出来ないことは無いと過信
していました。
自分が得手のことも不得手な事もあって当然なのに、出来ないことがある自分に不満を持っていました。
いま様々な悩みのご相談に回答していますが、特に専門
分野は失敗挫折に関わることです。
残念ながら、こうしたら成功するよというアドバイスは出来ません。
しかし「悩み相談」でアドバイスをする時に過去の壮絶な失敗経験がいまとても役に立っています。
いま70歳を超えても、自分が何者なのか、どんなとこに個性があるのかいまだに自分がわかりませんが、出来ない事が多ければ多いほど逆に人生の可能性を感じます。
貴方は人生の目標を作って果敢に挑戦しました。
努力もしました。
いま出た結果は芳しいものではありませんでしたが
勇気ある挑戦をした自分を誉めてあげましょう。
長い人生では色々な挑戦をしても良い結果ばかりとは限りません。
むしろ失敗挫折する事の方が多いのではないでしょうか。
だからこそ結果が良くなかったときの対応が大事です。
今回経験した事を一つ残らず列記してみては如何でしょう。
全部を書き尽くした時に、これから歩むべき道のヒントが感じられる
かもしれませんよ。
他人が自分をどうみようと、どう評価しようと、そんなことは大した問題
ではありません。
誰に何と言われようと、自分が選んだ道を行くことが優れた人生だと私は
思います。
失敗をしたとしても、その不幸がいつまでも続くわけではありません。
その後には素晴らしい成功がやってくるのは間違いありません。
そう信じて欲しいです。
自分の力を過信し過ぎてもいけませんが過小評価しすぎてもいけません。
もう駄目だと匙を投げるのではなく自分は乗り切れるはずだと希望を持つ
ことです。
「もういやだ!」という今回の挫折経験はいずれ貴方にプラスに働きます。
人間として大きくなるチャンスです。
「もう大丈夫!」と自分を信じて一歩前に踏み出しましょう。
回答日時:2023年6月26日(月) 01:42 JSTお礼のコメントを書く
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