相談&回答

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人間が信じられず、どんどん嫌いになっていきます。

ご相談者:20代/女性

1.経緯。物心つく頃には母親からの暴力が絶えず、児童相談所が来てから母は暴力を止めました。その代わりなのか、言葉による精神的虐待が酷く、弟がいますが、両親共に姉弟での差別が凄く、私に対してのネグレクトがずっと酷かったです。そんな環境で育ったがために、人間関係を上手く築けず、学校や職場でもいつもいじめにあっていました。友達だと思っていた子からは、まるで主人と下僕みたいな関係がいつも当たり前で、家を出て今の彼に出会うまで人間らしい対等な関係を築けたことがありませんでした。高校でアルバイトを始めてからは主に母親から毎月お金をせびられるようになりました。弟には部活代、父親には生活費として。私はずっとお金がなければ愛情がもらえないと思っていました。お金がない自分は価値がないと思い誰にも打ち明けられず、やりたくもない水商売にまで手を出して更なる高額な金額を両親に渡し続けていました。20歳になる頃には100万近く家族にお金を渡してました。そんな狂いすぎた環境で育ったせいで普通を知りません。家でも外でもいじめにあい、電車に乗れば痴漢にあい、自分でも気付かないくらいに人間不信で人間が大嫌いになっていました。
2.現在の状況。心身共に弱り果てて時折生活すらままならないくらいの精神疾患を患っています。そんな状態でも、職場を転々としながら、彼に経済的に支えてもらいながらなんとか生きています。つい最近もいじめやパワハラにあい、辞めました。
3.今後について。精神疾患は完治するとは思っていません。なので、向き合いながらそれを理解してくれる自分にとっていい職場を探してます。ただ、やはり人間不信と上手な人間関係を築く方法が私にはわかりません。少しでも何か知恵を授けてくださると幸いです。よろしくお願い致します。

20代/女性 | 日付:2018年2月15日(木) 15:00 JST | 閲覧件数: 724

あなたは、幸せになっていいんですよ。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

いじめと心の傷の専門家、百世です。

お返事がたいへん遅くなってしまい、ごめんなさい。
本当に辛いめにあって、こられましたね。

あなただけでなく、親からひどい目にあった人は多く、
「毒になる親」という本は、悲しいことにロングセラー&ベストセラーです。

よかったら、「ゆがみちゃん」というマンガか、
「母がしんどい」を読んでみませんか。
どちらもマンガですので読みやすいですし、
思わず力強くうなずくところがいっぱいあるはずです。

実を言うと、私も親から姉妹でとても差別されてきました。
暴力・暴言・ネグレクトも私だけが受けてきました。
そのため、私は小学校に入るころまで言葉がほとんど話せず
特殊学級に入れられたほどです。

>私はずっとお金がなければ愛情がもらえないと思っていました。

あなたのがんばりを思うと、切ない思いでいっぱいです。
残念ながら、世の中には相手をちゃんと尊重したり愛したりできない人もいます。
あなたのご両親はそういう人たちだったのかもしれません。

もちろん、生まれ育った家庭で家族から愛されたいのは当然でしょう。
でも、自分の気持ちや生き方を犠牲にしなくては得られないのは、
本当の愛でしょうか。


私の場合は・・・親から「愛されたい」と思うことをやめました。
「こんな人たちに、自分の未来をこれ以上犠牲にされたくない」と思いました。

つまり、心の中で「親を捨てたんです」。
そして、家を出て一人暮らしをし、それでもあれこれ言ってくるので東京に上京し、
両親が亡くなるまでの30年間で数えるほどしか広島に戻りませんでした。

親に愛されなくていいと思えば、胸がスーッと楽になります。
自分が生まれた家族には恵まれなかったかもしれない。
だったら未来に、新しく自分の望む家族を作ろう、と思いました。

あなたも、過去は辛いものだったことでしょう。
では、未来も今と同じように辛いままにしますか?

辛かったからこそ、
「これからの人生を1ミリでも素敵なものにしていく」ことにフォーカスしていきませんか。


相手を自分の都合の良いように利用しようとする人は、世の中にたくさんいます。
あなたがいじめにあうのは、その人たちに
「あ、この子は言うことを聞きそうだ」「ひどい目にあわせても、逆らわない」と
見透かされてしまったのかもしれません。

私と娘もストーカー的ないじめにあいましたので、
その痛みや傷跡のようなものを、別の加害者も嗅ぎつけたのでしょう。
だって、加害者たちは、誰でもいいからいじめたり加害をしたくて仕方ないんです。

こちらの動画を作ったのですが、
https://www.youtube.com/watch?v=xL3abkssy88
加害者たちは加害依存であり、加害中毒。

だから、常にターゲットを探しています。
そういった危ない人を発動させないためには、周囲の傍観者がストッパーになるべきなのですが、
日本の「自分さえよければ」主義は加害者を野放しにしがちです。

ですから、悪い人にあったら、離れましょう。
ガマンする必要はありません。
職場を辞めるのも、必要なことですね。

そして、誰かの助けを借りましょう。
一人で闘ってはいけません。いじめ加害者は、被害者よりも人数が多い。
被害者を孤立させて、加害しやすい環境を作りますから。
同僚でも上司でも、どんどん相談したり、泣きつきましょう。
できれば、姉御肌タイプの人や、スピーカータイプの人を味方につけるといいですよ。

いじめはパワーゲームです。
人を信じるどうこう以前に、加害者は加害するスキルを磨いています。
ですから、あなたも一人でがんばらずに、味方を増やしてくださいね。


また、あなたには支えてくれる彼氏がいらっしゃるということ、
ホッとしています。
「母がしんどい」でも、最初の夫はひどい人ですが、
二人目の夫はふつうの人で、ひとつずついろんな気づきが出てきます。

薄いベールをはがすように、少しずつ変わっていけますよ。

どんなに辛い過去があっても、必ず人生は変わっていけます。
「幸せになることにフォーカス」してください。

お天気が気持ちいいなとか、今日もご飯が食べられて感謝とか。
どんなに小さなことでもいいんです。
ささいな目の前の幸せを、日々数えましょう。

あなたの笑顔を増やしていけば、それがバリアとなって守ってくれます。
あなたの明日は、少しずつ明るくなります。

あなたは、幸せになっていいんですよ。(^_^)

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回答日時:2018年4月14日(土) 23:26 JSTお礼のコメントを書く

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