手帳交付、年金の受給について

坂田 新悟

あいりすさん、こんにちは。
ご相談いただきありがとうございます。

現在もご病気の中就労されているとのこと、
お辛いこともあるかと思いますが、大変努力をされていることと察します。
どうかご自愛ください。

さて、精神障害者保健福祉手帳取得や障害年金の受給権取得について、
これが特に在職中の場合に会社が知りうるかどうか、ですが、
こちらは多くの方がご心配になっていることと思います。

結論から申し上げますと、手帳を取得してもその手続きによって
会社が知るということはありません。
障害年金も同様で、障害年金を受給しても会社が知る機会というのはありません。

たとえば障害年金は厚生年金について免除がありませんので、
障害年金を受給しながらご本人の給与の額に応じた
厚生年金保険料を納めることになります。

会社は日本年金機構に給与を報告して、
保険料がいくらになるかの決定を受けます。その額を給与から引くだけです。
ここに年金受給というのは関係しないので、会社は知ることがありません。

もちろん会社が年金機構に聞いたとしても、
委任状がなければ第三者は知ることができません。

ただ、たとえば障害者控除を使おうとしたりすれば、
裏付けの資料として手帳の写しなどが必要ですから、
これは当然会社の知るところとなります。

回答日時：2015年8月12日(水) 17:01 JST

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