その気づきのまま、進んでいってください。

心理カウンセラー 伊東 香

ycnaseさん、はじめまして。伊東香です。
ご相談いただき、ありがとうございます。
また、お返事がたいへん遅れまして申し訳ありません。


ご自分が怒れないことに気づかれたのですね。

そうやってycnaseさんが、自分のことで気づいた。

ということが何よりすばらしいことで、大切なことです。
そして、ycnaseさんはなんとか改善したいと思っていらっしゃって、

調べたり誰かに相談しようとされたりと行動されています。

その方向のまま、進んでいってくださいね。


感情の欠落とおっしゃっていますが、

感情がないわけではなく、もともとycnaseさんの中にある感情を、

今は感じていない状態だとお考えください。


どうして怒れないか、ということを調べて、

ycnaseさんの中で思い出されたのは、

幼いころからご両親のけんかを見てきたとのことですね。

そしてそれはお父さんが優位で、ycnaseさんにとって

いじめのように見えたのですね。


幼いころというのは、親がいなければ子どもは生きていくことができません。

どの子も、そのことを知っているので、

今ある環境で生きていくために感じている感情をあらわさないようにしたり、

自分の中で感じないようしたりすることがあります。


その感情をあらわしたり、感じたりしてしまうと、

そこにいるには不都合（たとえば、親に嫌われる、叱られるなど自分にとっていやな環境、生きにくい環境になってしまうなど）になるからです。

そうやって幼いながらも、一生懸命、自分で自分のことをまもっているんですね。


小さいころのycnaseさんが、どんな感情を感じていたのかは、

いただいた文面からは分かりませんし、

それを知るには、さらに深くお話を聴いていくことが必要になります。


もしお近くに、対面で相談できるところ（学校のカウンセラーや、一般のカウンセリングルーム、市などで心の相談ができるところなど）がありましたら、

対面相談されてはいかがでしょうか。


今ycnaseさんは10代後半で、

親の経済状況などもある程度理解できるようになって、

大学進学することで、ご両親に気をつかっているのですね。

大学進学は、たしかに大きくお金がかかることですので

ご両親もたいへんだとお察しします。

でも、これから一年浪人生活ができるのも、

ご両親がそうしていいと決めてくれたからです。


その貴重なチャンス、ycnaseさんの人生の大切な時間を、

今回気づきを得たその方向で、一歩一歩大切に進んでいってください。

時間は、一日24時間みな平等にあって、それ以上はないのです。

時間は何よりも貴重なものですから、

この先一年、どう時間を使ってどんな自分になりたいか、

人の助けも借りながら、ご自分のペースで進んでいってください。


これから先、ycnaseさんがすばらしい人生をおくることを私は信じています。



回答は以上になりますが、もし自分の考えと合わないな、と思われる場合は、

そういう考え方もあると思っていただければ幸いです。


この度は、ご相談ありがとうございました。

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回答日時：2014年4月11日(金) 09:26 JST

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