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回避性パーソナリティ障害かもしれません

ご相談者:20代/女性

はじめまして。現在21歳で大学生です。今年の1月から大学に通えなくなりました。精神科を受診した所、大うつ病と診断されました。現在は大学を休学して実家で療養中です。
突然話が変わって申し訳ないのですが、単刀直入に言いますと、私は最近自分が『回避性パーソナリティ(人格)障害』ではないかと悩んでいます。わたしは幼い頃から、人と話したり、人前で発表や発言をすることが苦手です。相手に批判・拒絶されないだろうか、自分が言ってる事は正しいだろうか、相手を傷つけていないだろうか、恥をかかないだろうかという莫大な恐怖をいつも感じます。人と仲良くしたい、親しくなりたいという気持ちは確かにあるのに、不安で仕方なくて、いつもうまくいきません。結果、相手に沢山遠慮してしまったり、人が集まる場所を故意に避けたりしてしまいます。そのせいで大学に入学するまでは、親友と呼べる存在が皆無でした。大学でせっかく出来た友人とも、あまりうまくいっていません。ある程度仲良くなると、どの位相手の領域に踏み込んでいいか分からなくなり、遠慮して余所余所しくなって疎遠になっていきます。そのせいでもう10人くらい疎遠になってしまいました。今でもこんな私を友達といってくれる人は数人います。私は彼女達が大好きですが、心の片隅には常に、「この人はいつ私から離れていくのだろう」、「いつか私といてもつまらないと言われるのではないか」という不安があります。そんな感じで、人を心から信用することが出来ません。そんなだからか、私はこの先の未来にも希望が全く持てません。いくら考えても、自分が幸せで誰かと笑い合っている未来が想像できません。だって他者と本気で付き合えないし、人が怖いから。また、幼い頃から強い希死念慮にも悩まされています。些細な事ですぐ「死んでしまいたい」、「誰かが殺してくれないだろうか」、「消えて存在自体が無くなって誰も私の事を覚えていなければいいのに」などと考えてしまいます。また姉に言わせると、どうやら私は完璧主義らしく、些細な失敗に過敏に反応し、すぐに死にたいと考えてしまいます。大学の講義でも発表は沢山ありますし、ディベートもあります。毎回前述したような恐怖感に襲われ、失敗を気にして不安になって、その不安が臨界点をオーバーしたのが多分今年の1月なんだと思います。部活動にも入っていたのですが、やはり人と話すのが怖く、誰にも何も相談できずに精神的に疲れて結局退部してしまいました。
こういう根本的な所、つまり自分の内側を治さなければ、また近い内にうつ病を繰り返してしまうのではないかと思います。
回避性パーソナリティ障害について知れば知る程、自分と酷似していて納得がいきます。自分の担当医に相談したいのですが、怖くて言えません。実は前に思い切って姉に相談したのですが、「そんなにあれこれ自分がそういう病気かもしれないって思うのやめなよ。そう言って心配してもらいたいの?あんたはそういう所が幼いんだよ」と言われ、深く傷つきました。私はもう誰にも批判されたくないんです。死にたくなってしまうから。だってそうじゃないのなら、色々と説明がつかないじゃないか。考えすぎだって言われたって、じゃあ何で私はこんなに苦しいの?ずっと生きてる事が、自分が存在している事が辛いんだよ。自傷行為だってしたことある。違うかもしれないって何回も死ぬほど考えた。考え抜いて出した答えなのに、それなのに間違ってるって言うの?そんな思いを誰にも言えず苦しいです。
私はどうしたらいいでしょうか。担当医に言うにしても、どう言って説明すればいいでしょうか。

20代/女性 | 日付:2013年9月29日(日) 20:08 JST | 閲覧件数: 2,373

投薬医療と並行して、カウンセリングもお薦めいたします。

野崎 るみ花

はじめまして、カウンセラーの野崎です。
この度は大変お辛い日々の中、ご相談下さいましてありがとうございました。

scarletさんの言いようのない苦しみや辛さが、痛いほど伝わってまいりました。

大うつ病は一般的に大変まじめで、完璧主義の方がかかりやすい病気ですし、scarletさんは幼い頃からご自分の存在や生死について、また人間関係にもずっと苦しんでこられましたので、それもうつ病発症の要因とも考えられます。

一時的な強いストレスで発症する方も多いですが、幼い頃からの家庭環境や育ち方なども、根本的には病気と深く関わっていると考えられます。

パーソナリティ障害もその人の家族との関係や、養育環境がかなり影響を及ぼしていると考えられています。

従って投薬治療では不安感やうつ症状には有効ですが、根本的な治療としてはやはり、カウンセリングをお薦めいたします。

カウンセリングを通して自分の人生を振り返り、見つめ直していくと、混乱した心の状態や自分の気持ちも少しづつ整理されていきます。

私も苦しみを聴いて欲しいのと、自分自身や家族のことを理解したくてカウンセリングを受けました。 するとそれまでよくわからなかったことが徐々に見えてきて、心も落ち着いてきました。 苦しみを完全には解決できなくても、なんとか生きていこうと、少しづつ立ち上がることができました。

scarletさんの場合は投薬治療と並行して、臨床心理士さんやカウンセラーによるカウンセリング治療もお薦め致します。 一度主治医や地域の精神保健福祉センター、保健センターなどにも相談されると、カウンセリング機関などを紹介してもらえると思います。

その際は希死念慮や人間関係に対する恐怖、自傷行為のことなども簡単に、お伝えするとよいと思います。 いま苦しんでいる気持ちをありのままに、言える範囲で伝えてみてください。

パーソナリティ障害やうつ病は時間はかかるかもしれませんが、 適切な治療や社会生活の中で、徐々に改善されていくものです。 自分の性格や苦しみとうまく付き合いながら、もっと楽に生きていけるように、できることから始めてみてください。 

こんな自分でもなんとか生きていけるんだ、生きていてもいいんだ、もっと生きていきたい・・と必ず思える日がやってきますので、どうか希望を失わずに、この回答が少しでもお役に立てればと心から願っております。

回答日時:2013年10月 2日(水) 14:04 JST

お礼が大変遅くなってしまって申し訳ありません。
あれから勇気を振り絞って担当医や病院のカウンセラーさんに相談したところ、自分が実は発達障害者だという事が判明しました。長年感じきた「自分は周りとは何か違う」という感覚がようやく明確な言葉となって承認してもらえたことに安心しました。今は投薬療法とSSTを受けながら大学へ一日でも早く復帰できるよう頑張っています。ありがとうございました。

| 20代/女性 | コメント投稿日:2014-05-07 |

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野崎 るみ花相談件数:221件
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