がんばってる自分を認めましょう

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

ご相談ありがとうございます。
子育てに悩んでおられるのですね。
もうすぐ4才の息子さんと1才の娘さんの二人の子育て、毎日さぞお忙しく大変な事でしょう。頑張っておられますね！！

まずご自分が毎日頑張っている事を認めましょう。
もうすぐ４才といえばやんちゃ盛り、１才は行動範囲も広がり目の離せない時期ではないでしょうか？
その二人の面倒をほとんど自分ひとりで見ている。
「すごいなー私！」と褒めてあげてくださいね。
これは毎日何度でも、出来れば習慣にして欲しいのです。
ゆったり出来る時間をお勧めしているのですが、お忙しい身、お風呂にゆったりつかる事も出来ない日常かもしれません。
どこでも結構です。一人でホッと一息つけるときに自分の出来ている事を思い返してみてください。
特別な事でなくてもいいんです。今日も一日過ごせた、でもOK。
安らかな時だけでなく、例えば息子さんに対してヒートアップしてしまった時も、ちょっと一息ついてみてください。
「子育てに一生懸命だから腹が立つんだわ。十分がんばってるんだもの。そんなに頑張らなくてもいいよ。」とご自分に声をかけてみてください。
それでもブレーキがかからず暴走してしまいそうだと思ったら、話の途中でも息子さんが視界に入らない他の部屋へ移動して一息ついてくださいね。

子育ては毎日毎日同じことの繰り返しで余裕もなくなりますよね。
イライラが抑えきれなかった事、私にも覚えがあります。
親だって完璧な人間ではありません。
間違ったことをしたら、たとえ相手が子供でも謝ればいいと思います。
「ごめん、お母さんちょっと怒りすぎた」と。
息子さん、きっと分かってくれると思いますよ。

人は満たされない思いを抱えると、その対象ではない人に「置き換えて」行動してしまう事が多くあります。言葉はきついですが、いわゆる「八つ当たり」です。
想像で申し訳ありませんが、Hさんが分かってもらいたいのは息子さんではなく、例えばご主人だったりしませんか？
「協力してもらいたいのに忙しいから言ってはいけない」と思いを抑えると、逆に膨れ上がってしまいます。今も話を聞いて下さっているようですが、協力してもらえない分、愚痴のはけ口に徹してもらうのはどうでしょうか？

また、ちょっとだけでも自分一人で自由に過ごす時間があればリフレッシュできます。
私の住んでいる市には子育て支援の一時預かりがあり、用事の時はもちろんリフレッシュに利用する人も多いです。
実は私も支援会員をしているのですが、リフレッシュしてお迎えに来られるママは、離れていたせいもあって我が子をあらためて可愛いと思われる様です。
活用してみてはどうでしょうか？

ご自身がご両親に殴られる事があったとの事ですが、それが虐待かどうか、意識する必要は今はないと思います。意識し始めると、人は自分の考えの裏づけを探してしまうので、今までの良い思い出よりも悪い思い出の方が前面に出てしまい、Hさんのストレスが増えてしまう様に思います。
殴られた事があったのは事実でしょうが、それよりも息子さんに手を上げてしまう事があり、それを後悔して止めたいと思っている、今はその事だけで十分ではないでしょうか？
この先、時間と気持ちに余裕が出来た時、その問題を解決したいと思われる様でしたら、私達のカウンセリングがお役に立てると思います。

どうか上手にご自分のストレスと付き合ってください。
子育て、おたがいにのんびり行きましょう！

回答日時：2010年1月17日(日) 15:39 JST

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