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隣人と土地の境界線の合意がうまく進まない

ご相談者:40代/女性

土地の境界線の事で困っています。
きちんと測量士に依頼して私有地の境界線を調べてもらい境界線より内側に塀を造ろうと思っているのですが、その事を隣人に伝えたところ、色々と言われ、なかなか工事を進める事が出来ません。
揉め事にしたくないので困っています。
親の代で間違った所にちょっとした塀を造っていたので、自分の子供の時の事などを考えて、正しいものに造り直したいと思ったのですが、、、。

40代/女性 | 日付:2009年5月 7日(木) 20:44 JST | 閲覧件数: 4,344

測量を依頼した専門家から、隣人に説明してもらってはどうでしょうか

松下 豊太郎

ご相談ありがとうございます。
隣地との境界は、土地の登記面積、固定資産税の算出基準となる地積測量図面の一部です。
図面上の位置と、実際の土地上の場所を特定する場合、従来の隣人との人間関係や経緯でもめるケースは少なくないようです。また、法務局の登記図面も地域によっては近代的な測量に基づかず旧来の図面を踏襲し、実測すると面積に相違が出るケースも珍しくないという実態もあるようです。どうしても合意が得られない場合、最終的な確定は、境界線確定訴訟という裁判で決着をつけることになります。

ご相談のケースについて、相談者さんと隣人の2者間で野話し合いは、従来の経緯や感情的な問題など、
境界確認という本来の目的以外の要素がからんでしまい、もめごとに発展する可能性があるようです。

測量を依頼した専門家に、立ち会ってもらい測量の方法、測量図面と実際の地点の説明をしてもらうのがよいでしょう。現実には、隣人に対する説明会の連絡も専門家に依頼する、日時について隣人の都合に合わせるなどの配慮が円満解決の課題でしょう。

また、合意かできた場合、境界明示の杭やプレートの設置と合意確認書も専門家に依頼され、専門家主導の展開とし、相談者一家と、隣人一家の感情的なわだかまりが噴出する可能性を排除することがポイントのように思います。

もし、測量を依頼した専門家が、相談者さんの申出に積極的に協力してくれないようなら、各県の土地家屋調査士会に、近隣の境界確定に詳しい方を紹介してもらうという選択肢もあります。

相談文の情報からの回等ですから、不十分な点はご容赦ください。一日も早く円満解決できるよう願っております。

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回答日時:2009年5月 8日(金) 14:36 JST

ご回答有り難うございました。
こう言ったトラブルはよく耳にはしますが、本当に大変な事だと思いました。
正しいと思うことでも簡単には解決できない事も沢山あるのですね。
円満に解決できるように頑張りたいと思います。
ご丁寧なご回答本当に有り難うございました。

| 40代/女性 | コメント投稿日:2009-05-17 |

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