相談&回答

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初めまして。

ご相談者:20代/男性

初めまして。こんにちは。自分は、あの東日本大震災で被災した福島県福島市のSと申します。よろしくお願いします。
自分には、小さいころから広汎性発達障害があり、周りに何度もいじめられてきました。小、中、高校と無事に普通の学校を出たのですが、今福島市のNPO法人ひびきの会というところに行っています。
そこでは、いじめというのはないんですが朝に妹(23歳)によく怒られます。というより、切れられるといったほうが無難かもしれません。
毎日、朝起きると必ず文句を言われ、自分がやってないことを「お前がやったんだろ?」と被害妄想のように言われ、暴力を振るわれます。警察に通報したほうがいいのかもしれませんが、親がそれをしようとしません。
自分も、そのストレスからかコーヒーとコーラを今年に入って異常に飲むようになり、体重もどんどん増えてしまいました。自分も、福島医大の医師や訪問看護師さんは否定するんですが幻聴、幻覚、空想、妄想があり、10月に家の二階から飛び降りようとしました。
カフェインをとるようになり、カフェインを取らなきゃ落ち着かない体にもなり困ってます。幻聴もひどく、「カフェインをとれよ。コーヒー飲まなきゃぶっ殺すぞ」とかって言ってきます。
福島医大の医師は、「カフェイン中毒になってるのは、かなりの確率で間違いないでしょう。うちで、専門的に治療していきましょう。」と言っています。
先生を信じたほうがいいのか、どうすればいいのかアドバイスをお願いします。

20代/男性 | 日付:2017年12月30日(土) 13:43 JST | 閲覧件数: 598

あなたにとってより良い状態は何かを考えて、実行していきましょう。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

こんにちは。いじめと心の傷の専門家、百世です。
お待たせしてしまって、ごめんなさい。

あなたの状況を直接知っているわけではありませんし、診断的なことは言うことはできません。
また、あなた自身も、症状を確認して診断もらって薬をもらえば納得でしょうか。
違いますよね。
多くの方が、結局お医者さんを次々まわって、いろんな名前や診断名や薬をもらっています。
名前や薬でおしまい、じゃないですよね。

大切なのは、
あなたにとって、「より良い状態になる」ことではないでしょうか?

でしたら、「自分にとってどんな状態が心地よい・幸せ」なのかを考えてみませんか。

ご相談からわかるのは
・妹さんに暴言や暴力をされたくない。
・コーヒーやコーラが必要ない状態になりたい
・幻聴、幻覚、空想、妄想をなくしたい
ということが伺えます。

この中で見えるのは、
妹さんへのストレス、ご両親の対応への不満、
カフェイン中毒、幻聴など。

「中毒」は、向き合いたくないことからの逃避として起きます。
たとえば、リストラ(向き合いたくないこと)で、アルコール中毒(お酒への逃避)になるように。

「向き合いたくない」というのは、「どうすることもできない」という
自己不全感を感じるからです。

でも、こうしてどんどん心と体に悪い状態を作っていては、
病気は悪化する一方でしょう。

幻聴や幻覚というのは、嫌なストレスに意識が集中してしまい、
実際の出来事は短時間なのに、24時間責められているような気がしてしまう状態です。
たとえばレイプにあったとしたら、レイプは一時的なものですが、
精神的にはその後ずっと苦しい思いが続きます。

早く、状態を改善した方がいいです。
ストレスのもとがご家族にあるとしたら、家族から離れて生活した方が良いかもしれません。
中毒の治療ということで、入院かどこかの施設で集団生活とか。

PTSDは、脳に穴があきます。それほど精神的なストレスは、大きな負担なのです。
でも、修復していきますから大丈夫。
あなたにとって、安心・安全な場所、状況を探してください。

妹さんと接点をなるべく持たないようにできないか、
部屋を別にするとか、
ご両親に相談するのも良いでしょう。

自立支援、就労支援なども、
ひびきの会はじめ、いろんなNPOや団体に相談してみてください。
外で働けば、自由な時間もお金も手に入ります。

そして、どんどん自分で「チャレンジ」してみることです。
誰かが助けてはくれません。ヒントや伴走をしてくれることはあっても、
自分で自分の人生は作っていくしかないんです。


それと気をつけていただきたいのが、
PTSDによる症状は、安全な状況になった「後」で出るということです。

つまり、
危険な状態では、身を守ることに精一杯。
安全になることで、体も気持ちもゆるみます。
すると、これまで抑えつけられてきた怒りや悲しみ、理不尽な思いがドーーッとあふれてきます。

怒りっぽくなったり、体がふるえるほどイライラしたり、
幻聴で言われた言葉がよみがえったりします。

それはいわば毒出しです。
苦しさを感じたら、「ああ今、自分は安全だから、これまで溜まった思いが出てくるんだな」と考えてみましょう。

症状が強くなったように感じても、
それがPTSDの吐き出し症状だとしたら、
回復のプロセスのひとつです。

もちろん、一概にはいえませんので、
あなたの状況を客観的にみてもらえるお医者さんやNPO団体と常に接点を持って、相談してくださいね。

PTSDについては、こちらのページをお読みになってください。
12回のシリーズで書いてあります。
http://www.mental-support-jp.org/ptsd-csm4

自分を信じて、一歩一歩良い状況を作っていってくださいね。

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回答日時:2018年2月 7日(水) 08:13 JSTお礼のコメントを書く

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