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仕事だけしたい

ご相談者:20代/女性

はじめまして、この度はよろしくお願い致します。

私は幼い頃、人付き合いが得意な子供でした。
顔が整っており、笑顔でその場にいるだけで、誰からもチヤホヤされました。「顔が可愛いし、明るくて優しくて、性格までいい」というのが、幼い頃の私の、周りからの評価でした。
小学校に入ったばかりくらいの頃、家庭は崩壊しておりました。私が5歳の頃には両親はすでに離婚していたようでしたが、実母の元に生まれた兄弟と、私と2歳違いの、実父と新しい奥さんとの間に生まれた妹や弟、同い年の姉(連れ子)達と交流する毎日でした。私は父の不在の家で一人暮らしでした。
小学校低学年の頃にはすでに、誰も信用出来ない子供になっていました。家を守らなければならないので、大人の言うことは鵜呑みにせず、友達も家に呼ばず、家庭内を孤独に保つように過ごしていました。
学校ではニコニコと人気者として振る舞い、学校が終わるとさっさと帰り、家で本を読み、ゲームをし、映画を見るという生活をしていて、小中と成績は優秀でした。家事はひと通り自分1人でしていたので、料理も裁縫も掃除も洗濯も得意でした。
中学になると、周りと価値観が明らかにズレるようになり、「身近な人の噂話やゴシップ、男尊女卑の概念が含まれる内容」などの「自分が嫌いな会話には参加しない」ようになった事で、陰口を言われるようになり、ついにイジメにあいました。
小中9年間1クラスだったため、地元が閉鎖的な環境だと理解し、遠くの高校に進学しましたが、結局同じで、周りと上手くやっていけず、中退しました。
社会に出ても、全く同じことが何度も起きます。セクハラやモラハラと呼ばれるようになり、認知はされているのでしょうが、私の体感と致しましては、「そういう声を上げる行為」の方が許されない、という認識です。
先日も「仕事に不満はないが、上司から体を触られるのが嫌だ」と、相談したところ茶化され、人格否定され、結局退職したところです。

私は結婚し、夫からは「傷つくなら無理に外に働きに出なくていいよ」とは言ってもらえますが、真面目に仕事が出来る自信があるのに、くだらない理由で仕事に支障をきたして退職を繰り返して、挙句にこんな屈辱はありません。
仕事だけしに行っているのに、なぜ同僚に女性として、又は部下として、又は親しい友人のようなサービスしなければならないのでしょうか?

仕事だけさせて下さい、と面接で言っても相手にされないことは分かっておりますが、こんな人間にも務まる職業などはありませんか?

20代/女性 | 日付:2017年9月27日(水) 12:33 JST | 閲覧件数: 1,035

働き方を検討してみてください。

心理カウンセラー 青山 由

神藤さん、こんにちは。
ご相談拝見しました。
お返事遅くなり申し訳ありません。

仕事だけやりたいと願っても希望通りいかないことが多く、そればかりかセクハラ、モラハラの被害に遭うなど集中して仕事に取り組める環境にないということですね。

多くの仕事は会社という組織の一員となり、人と関わりながら進めていくものですよね。共に仕事をする仲間の中には自分と似ている人はいると思いますが基本的には十人十色ですし、社会には自分の信念とは違うものが存在することも事実です。そこら辺の折り合いがつかず企業の中で働くことが困難に感じるのであれば、ご主人が言う「傷つくなら無理に外に働きに出なくていい」という意見は現実的だと思います。周りではなく自分や自分の環境を変えていくことに重点を置くのです。何もしないのは嫌だというのであれば、働き方の形態を変えるのも一つの方法です。企業に就職するのではなく一人でできる仕事、自宅でできる仕事を選択するということです。中には企業に所属して自宅で仕事をするようなところもあるようですので、働き方について検討してみてはいかがでしょうか。


また、幼少期からの家庭環境の変化などで、お一人で今まで頑張ってきたという印象を受けます。精神的な負担が大きかったのではないでしょうか。頑張ってこられましたね。

> 中学になると、周りと価値観が明らかにズレるようになり

とありますが、これは幼少期をありのままで過ごすことが出来なかったことも原因のひとつと考えます。

人は年齢に沿って成長していくものです。幼い頃には養育者や周りの大人に甘え、教え諭されて大人になりますが、神藤さんのように幼い頃から自分だけが頼りですと、本来の子供らしい体験ができず、甘えることができない環境の中、子どものころから精神的に大人にならなくてはいけなかったのです。つまり子ども期間を丸々飛ばしてきた結果、心と現実にズレが生じ、それが周りとのズレを感じる一因になったのではないかと考えます。

幼少期に子供らしく過ごすことが出来ない環境で育つと心にトラウマを抱えます。これによって生じる空虚感を「インナーチャイルド」といいます。子供のころの満たされない自分が大人になっても心の中で泣き続けている状態です。これは「アダルトチルドレン」という症状で、大人になるにつれ様々な生きにくさを抱えることにも繋がります。

生きにくさを感じているのであれば、「アダルトチルドレン」を克服し、生きにくさから脱出することをお勧めします。心理カウンセリングを受けたり、「アダルトチルドレン」の自助グループに参加するという方法があります。心理カウンセリングは時間をかけじっくり行っていく必要があるため、アダルトチルドレンの専門カウンセラーに相談することをお勧めします。

この先、神藤さんが気持ちよく働くことが出来るよう祈っています。

回答日時:2017年10月 1日(日) 10:40 JSTお礼のコメントを書く

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