自分の弱さに向き合う経験として活かして頂きたいです。

親子コミュニケーション研究所 藤原 万梨子

りぽちゃん

ご相談くださって、ありがとうございます。

ご自分がしてしまったことをなんといっていいかわからないくらい申し訳なく思っていらっしゃるとのこと、大変後悔をされていらっしゃるのですね。


最初は偶然、でもそのあとは・・・・
悪いこととわかっていても、続いてしまう。

もしかしたら、今、発覚しなければもっと続けてしまった可能性も・・・
この時点で発覚したことが、良く見れば、それをやめるきっかけになったともいえます。


人はみんな弱い部分を持っています。


大なり小なり、自分がしてしまったことを後悔したという経験はほとんどの方がしていらっしゃると思います。

なぜそう思うのかというと私自身も後悔することたくさんありますし、セラピーをしていると他の人には言えない経験をお聴きすることが他の人よりも多分、多いからです。

こういうことは軽々しく話せることではないので、心の内に秘めてしまい、自分だけが悪いとか弱いような気になってしまいます。


でも、「自分はなんて弱いんだろう」とか「自分ってダメだな」と後悔することはとても大切な経験だと思うのです。

なぜなら、失敗してしまったり、間違ったことをしてしまった人の弱さを自分が身をもって体験したことのある人は、人に対して優しくなれるからです。

間違ってしまった人の後悔の気持ちが痛いほどわかるようになるには、自分自身がその体験がなければ、相手をゆるしたり、理解することができません。

失敗からの学びは今後の人生に活かすことができます。

りぽちゃんはとても後悔されていらっしゃるので、私はこの経験を将来に活かしてほしいです。


では、これからどうしたら？

参考までにですが、私なら、自分にウソをつかないようにしたいです。

すでにされていらっしゃるかもしれませんが、今の気持ち、後悔や申し訳ないという気持ち、どうしてそのようにしてしまったかを正直に会社の方に話すと思います。

それは、「自分を許してほしい」という気持ちではなく、あくまでも「自分に正直になる」という気持ちで、誠実にお話しして、心から謝ると思います。

自分の行なったことに対して誠意を尽くして、それから先はお相手のご判断にお任せするしかないのですが、自分のできることを誠実にしたいと思います。

先ほども書きましたが、この経験でご自身を責めるのではなく、自分の弱さに向き合う経験ととらえて将来に活かしていただきたいと願っています。

りぽちゃんの正直な告白に勇気を感じます。

この経験はあなたを強くしてくれることと思います。

回答日時：2017年6月29日(木) 13:00 JST

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親子コミュニケーション研究所

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