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本当の自分が分からないし、感情が乏しくなってしまいました

ご相談者:10代/女性

あることをきっかけに私は人との関わり方と心の底から楽しむことが出来なくなってしまいました。親が厳しかったため小さい頃から私はよく人目を気にする方でした。いつも自分がどうしたいかではなく、こうしなければいけないという考え方で生きてきました。中学生の時まではそれでも普通に人と楽しく付き合うことも出来ていました。しかし、高校になってそれはかわりました。中学生の頃性格が負けず嫌いで完璧主義なところもあり高校受験で落ちてしまった私は自分が勉強だけに集中していなかったのがいけなかったと勝手に思い込んでしまい、勉強だけに集中してしまったため友達との付き合いが気薄になってしまいました。そのため人と何を話したら良いのか分からなくなってしまいました。そうする内に、自分は友達自体本当に作れていたのかさえ疑いはじめ友達と関わるはことに自信をなくしてしまい、今まで凄く前向きだった性格が何事も悪く捉えてしまい後ろ向きな自分になってしまいました。これが悪循環となり人間関係はどんどん悪化し、人間不信にもなりました。毎日自分だけ孤独でいるような感じでした。不安な状態が続きすぎたせいで、寝不足が続いたり、気持ちの切り替えが出来なくなったり、楽しいや辛いと感じなくなり、感情が無になっていきました。そのせいで、どれか本当の自分なのかも分からなくなってしまいました。そうすると自分が嫌いで仕方がなくなり、このままの状態が続くなら死んだ方がましだとも考えるようになりました。自分が周りの人みたいに人と付き合えないことが苦痛でたまりません。どうすれば立ち直ることができますか?また、どうすれば人と深く長く付き合えるようになれますか?色々と私の中で長い間考えたのですが、色々とあったせいで自分の何が原因でどうしたら解決できるのかがわかりません。

10代/女性 | 日付:2017年6月22日(木) 20:28 JST | 閲覧件数: 684

自分らしく生きると、心の底がスッキリして絶対に気持ちいい

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

涼華さん、ご相談ありがとうございます。
いじめと心の傷の専門家、百世です。


ご自分でも書かれていますように「人目を気にする」ということ。

これは、人に「評価や決断のモノサシ」を預けてしまいます。

たとえばあなたがジュースを飲みたいのに、
周囲がコーヒーにしたから、自分もコーヒーにしたとします。

すると、本当は満足できないですよね。
あ〜、ジュース飲みたかったのになぁって。

でも、周囲に合わせて、ガマンすることを選択したのは自分の判断です。

だけど「選択をした自分」を否定したくない。
すると、今度は「ジュースが飲みたかった」という本心の方を感じないようにしてしまいます。

自分の本心を感じないようにすれば、
選択した自分を否定せずにすみますし、
満足していない感情にも目をそむけて、傷つかずにすむからです。


そうやって少しずつ少しずつ・・・自分の心にフタをしていくんですね。

気づいた時には、
本当の自分の気持ちも感情もどんどんなくなって、

自分でも自分がわからなくなってしまいます。


これが今のあなたの状態ではないでしょうか。


アダルトチルドレン(略してAC)という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。

ネットなどで「機能不全家庭に育って・・・」と少々わかりにくい言葉で説明されていますが、
要するに、ありのままに愛されてのびのびとした子供時代をおくれなかった人たちです。
そういう人が実はものすごくたくさんいます。

誰でも親に愛されたいと思うでしょう。
けれども、親がコントロールが厳しく、親の思い通りに子供を扱おうとすると、
子供は自分の本心をだんだんと出せなくなってしまいます。


とはいえ、子供自身も成長していく段階で
親以外のたくさんの人とも接してきています。

その中で、変わるチャンスもたくさんあったはずです。

怖くてできなかったのかもしれません。

でも、このままではツライですよね。

だとしたら、今こそが勇気をもって変わるときです。


「人にあわせる」ことを選択してきたのは、
それにメリットがあるからです。

相手から好印象を得られるとか、波風立てずにすむとか、
嫌われないとか、他人まかせでラクできるとか。

けれども、そうやって自分の気持ちを捨てて生きて、気持ちがいいはずがありませんよね。

だって
「感情が無になって」
「どれが本当の自分なのかも分からなくなってしまいました」
「自分が嫌いで仕方がなくなり」
なんて、もうイヤでしょう。


自分の意思を主張することは、ちょっとしんどいです。

責任を引き受けなくてはいけませんから。


最初は緊張してうまくできなかったり、
人から意外そうな目で見られたりするかもしれません。

でも、「自分(の人生)を生きる」「自分らしく生きる」って、心の底がスッキリして
絶対に気持ちいいはずです。

一歩一歩、やってみましょう。

最初に自分の心の浮かんだ直感を大切にして、
自分の心の声を、体にうつしてあげる。

コンビニで、親の好みや人のすすめじゃなく、自分の買いたいオヤツを買う。
休日に自分の好きな服を組み合わせて着てみる。
今までとはちょっと違うタイプの人と話してみたり、友達になってみる。

そういった小さな行動から一つずつ自分の気持ちに正直に動いてみましょう。

いま10代とのことで、まだ親御さんと一緒に暮らしているかもしれませんね。
でも、働けるようになったら、すぐに一人暮らししてもOK。

親御さんが眉をしかめたって大丈夫。

なんたって、「あなたの人生」なのですから。

自分で責任引き受けて、自分を大切にしてあげましょう。

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回答日時:2017年6月30日(金) 23:03 JSTお礼のコメントを書く

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