相談&回答

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両手両足をしばられたような状態で、毎日苦しく感じています。

ご相談者:40代/女性

はじめまして。40歳パート主婦です。
夫、中三長男、小一長女の4人家族です。
長男が5歳の時に夫と再婚し、長女を出産しました。
夫は毎日帰宅が遅く、ここ数年は資格の勉強をしており、この春からは大学院へ毎週土曜日に通い、学校の友人との飲み会や、レポート作成で、家族のことは二の次、のような状態が続いています。一方私は、パート、子供の送迎や、自治会役員をこなす毎日です。そのパートは、当初事務として働いていましたが、ここ数ヶ月現場の応援をしています。8月までとの話でしたが、まだ現場が続きそうなのです。
正直、母子家庭の時は、正社員として働きならが勉強し、情報処理の資格もとり、そのような仕事につきたいという夢もありましたが、長女出産、主人の勉強で、家庭のことはほとんど私一人でするしかなくなり、体力的精神的にもきつくなり、正社員を退職、本来希望する職種でないパートで家計をささえている状態です。忙しさからか、精神的なものか、それとも運なのかわかりませんが、私がこの半年で2回も交通事故にあってしまったため、無理のないようにと、長男の用事があるときは、下の娘を主人の実家に預け、頼ってきましたが、先日実家の義母も、軽いのですが、娘を送迎中に事故にあってしまい・・・。申し訳なく、次から気軽に頼ることもためらいます。私の実家は遠いので、あてには出来ません。
現場の仕事は体力的にもきついため、やめたいとも思いますが、次がすぐに見つかる保障もないし、主人に相談しても、自分で決めればよい、の一点張りです。
何でこの人と再婚したんだろうか。と思うようになってしましました。私はこのまま、子供が独立するまで、目の前のことを淡々とこなしていくだけの日々を送るしかないのでしょうか。
自分だけ、確実に夢を追いかけている主人がにくいのです。私や家族の犠牲をまるで感じていないようです。自分が稼いでいるから、家族が生活できているんだ、といわんばかりです。
確かに私と主人が交代したからといって、主人と同額を稼げるかといえば、可能性は低いですし、私の周りも、再婚できただけで、長男と養子縁組してくれただけで、ありがたいこと、といいます。
確かにありがたいです。でも、どうしても、「自分自身も、仕事で輝きたい」という思いが消せないのです。
今現状では時間的な制限がありすぎて、自分のやってみたい仕事などを、ふるいにかけていくと、何も残らなくなって、毎日やりきれない思いだけが増えていきます。何ができるのか、何がやりたいのか・・・。もうわからなくなってきました。このまま、年だけとっていくのでしょうか。子供たちが無事に成長していくだけでも、ありがたいことですよね。そう思えばいいのでしょうか。それだけでは満足できない私は欲張りでしょうか。
子供を生んだことが間違っていたのでしょうか?
せっかくのお盆休みですが、心が休まりません。お盆明けに、あの職場で自分を殺してまた働くのかと思うと、また、以前のように、うつのような状態になりそうです。
とりとめもなく書いてしまい、申し訳ありません。どうぞ、よろしくお願いいたします。

40代/女性 | 日付:2012年8月14日(火) 00:19 JST | 閲覧件数: 1,876

両手両足をしばっているのは、案外ご自分かもしれませんよ

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

Pさんご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院平間です。
お仕事とご家族のことで悩んでおられるのですね。

パート勤務をしながらの家事、育児、地域活動は大変な事でしょう。
それに加えて、この暑さの中で現場応援をされているそうですね。
体調はいかがですか?
身体の疲れは精神状態にも影響しますし、くれぐれも気をつけて頂きたいところですが、それに加えて、ストレスを感じる状況にいらっしゃるようですね。
「夫は毎日帰宅が遅く、ここ数年は資格の勉強をしており、この春からは大学院へ毎週土曜日に通い、学校の友人との飲み会や、レポート作成で、家族のことは二の次、のような状態」とのことですが、ご主人は、今のPさんの心と体の状況をちゃんと把握されているのでしょうか?
お仕事の事は「相談しても、自分で決めればよい、の一点張り」かもしれませんが、それは「自分が稼いでいるから、家族が生活できているんだ」と思われているからなのですね。
でも、実際には、Pさんが「本来希望する職種でないパートで家計をささえている」状態。
しかも今は、仕事を切られてはと考えて、現場応援の仕事を断れないでいるという事実が、ご主人にちゃんと伝わっていないように私は感じました。
お会いしてじっくりとお話を伺った訳ではないので、投稿の文面からの推測であることをお許しください。
Pさんとご主人がシーソーに乗ったとしたら、ご主人の方が上に上がり、Pさんが下から見上げながら、黙って支えている、抱え込んでいる、そんな状態が、Pさんの心の中のご主人とご自分の位置関係なのではないか?と感じました。
その対等ではない関係は、もしかすると「再婚できただけで、長男と養子縁組してくれただけで、ありがたいこと」と思っている事から生じているのでしょうか?
「ありがたい」と感謝するのは間違っていないのかもしれません。
でも、だからといって、自分の位置を下げると言いますか、「下手」に出る必要ないのではないでしょうか?
結婚はあくまでも両者の合意によって成り立つもの。
一緒に家庭を築いていこうと決めたから今があるのだと思います。
子育ても同じです。
親は子供を持ったことに責任があります。
それは母親だけでなく父親も同じです。
子供に対する役割は違っても、健全に育てる為に、協力しあう必要があります。

いまPさんは心身ともに疲れてしまい「子供を生んだことが間違っていたのでしょうか?」とまで思ってしまう状態にある。
この大変な状況は夫婦二人で乗り越えるべきなのではないでしょうか?
そのためには、まず自分の状況や気持ちを、「ありがたい」という言わば「へりくだる」気持ちとは切り離して、事実を事実として伝える必要があると私は思います。
誤解のないように申し上げますが、「ありがたい」という気持ちを捨てなさい、と言っているのではなく、その気持ちは別の形で表せばよいのであって、自分の立場を一段下げる必要はない、と思うのです。

気持ちの面では「子供を生んだことが間違っていたのでしょうか?」と思うまでの状態であること、身体の面では、例えば、交通事故に合ってしまうほど注意散漫な(?適切でなければごめんなさい)状態であること、また自分にも、ご主人と同じように夢があり叶えたいと思っていることを冷静に伝えて、その為に協力できるところはお願いしたいと話してみてはいかがでしょうか?

今回のご相談のタイトルが「両手両足をしばられたような状態」とありましたが、もしかすると、気持ちの上で自分を追い詰めているのは実は自分自身で、話してみると、単なるコミュニケーション不足だったという事もあるかもしれません。

先ほどもお話した通り、夫婦は二人一単位で家庭を育児を切り盛りしていくもの。
実際の役割は違っても、精神的には同じ割合で関わるのが一番だと私は思うのです。
その為には、自分の状況、相手の状況を把握しあう必要があるのではないでしょうか?

私達の「再決断療法」のベースとなる理論「交流分析」では「人は誰でもOKである」と考えます。
誰もがこの世に生まれ存在しているだけでOKな存在。
たまには間違った事をしてしまうけれど、それは言動がOKでないだけで、基本的な価値は変わらないのです。
私もOK、あなたもOKと思えると、人間関係もとても良好で、楽しく生きることが出来ます。
でも、ともすると、自分は駄目(not OK)だったり、あなたは駄目(not OK)だったりになってしまいがちです。
「OKーOKの対等な立場」でなくなると、やりとりもこじれがちで、楽しい関係ではなくなる事が多いのです。
もしもPさんの根底に、自分を認めない、自分は駄目だ、という部分が元々あったとしたら、もしかすると、それが「うつのような状態」につながった可能性もありますし、人間関係のこじれを招くことも考えられます。
また、自分にも経験があるのですが、自分の考え方感じ方を変えると、今までムカついたり腹の立っていた事がどうでもよく思えてきたり、なぜか分からないけど、子どもや周りの人の事を大好きになれたり、小さな幸せを感じられるようになります。
お互いが関係しあっている家庭の中で、親が変わると子どもも自然に変っていくという事も身をもって感じました。

もし「再決断療法」に興味がおありでしたら、HPの事務局宛にご連絡ください。カウンセリングについてご説明いたします。

「子供を生んだことが間違っていたのでしょうか?」という思いは、口には出さなくても子どもは肌で感じ取りそうです。
Pさんが毎日を楽しく生き生きと暮らせるようになるといいな、と思います。

回答日時:2012年8月16日(木) 23:21 JST

ご回答ありがとうございました。おっしゃるとおり、今の自分がおかれている状況は、自分が作り出した結果、というような内容の本も何冊か読みました。そのときは納得しましたから、そのとおりだとは思います。
確かに、私が現場の仕事をさせられるのも、主人には何の原因もありません。主人側からすれば、長女出産後、私の転職が重なっているのも、最近交通事故が重なるのも、すべて私自信が起こした結果であり、自分はなんの関与もしていない、ということのようです。
とにかく、先生のおっしゃるとおり、時間をみつけて、主人と話し合いたいと思います。
義母や実母は、「男は仕事が第一、女は家庭が第一」の時代の生まれているので、わかってもらえず、また、実母は私の離婚暦も気にしており、とにかく騒がず子供の世話を続けること、としかいいません。先生お一人でも私の気持ちをわかってくださったことに、とても感謝します。少し楽になったように思います。
本当にありがとうございました。

| 40代/女性 | コメント投稿日:2012-08-18 |

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心理カウンセラー・心理支援士
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