相談&回答 |
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回答プロ:心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子
ご相談者:20代/女性
はじめまして。捺と申します。
先生に聞いてほしい相談があります。
しかし、文章で伝えるのが苦手なので、どこまで伝わるかわかりません・・・。
ですが、頑張って書きますので、是非とも回答をお願い致します。
私の母はここ1年半ほどずっと体調不良です。
精神科の病院にかかり、重度のうつ病と診断されました。
1年以上病院にはいっていますが、体調は良くなったり悪くなったり・・・。
うつ病だけでなく、更年期障害もあるせいなのか、特に今月は起き上がれないほどです。
そのため、休日は家事全般を私がするようにしています。
慣れない家事のため、せっかくの休日ですが休んだ気になりません。
でも、それはあまり苦痛ではないんです。
今までお世話になっているし、こんなことくらいしかしてあげられないし・・・って。
でも、何かをしてあげると母から「ごめんね・・・ごめんね・・・」といわれます。
私「何も悪いことしてないし、謝る必要ないやん?」といっても、毎回謝るのです。
その言葉が苦痛なんです。
また、平日昼間に一人ぼっちになることも嫌らしく、
「一人だと嫌なことばかり考える・・・お姉ちゃん(私のことです)がいるだけで楽になる」
といつも言われます。
私はつい先日、今の会社に入社したばかりなので、本当は仕事をやめたくないのですが
ここまで言われると仕事をやめるべきなのかな・・・って考えてしまいます。
(一応職場は家のすぐ近くで、自転車で3分くらいの距離です)
さらに、私自身もあまり体調が優れなく、疲れていても夜寝付けないことが多いため、
朝起きたときに疲れが残っているのですが、
そんなとき思わず母の前でため息をついてしまうことがあるんです。
すると、またそのため息を"自分のせい"と思ってしまう母は「ごめんね」を繰り返します。
それも苦痛で、おまけにイライラしてしまうときもあります。
私はどうしたらいいんでしょうか?
母に対する対応がわかりません。
母の前でつらくてしんどい自分を出すのはやめたほうがいいんでしょうか?
長文な上に伝わりにくい文章かもしれませんが、
何卒よろしくお願い致します。
20代/女性 | 日付:2011年8月23日(火) 16:23 JST | 閲覧件数: 1,220
捺さんご相談ありがとうございます。
お母さんが体調を崩しておられるのですね。
お仕事をしながらの看病や家事は大変な事とお察しします。
うつ病はよく「心の風邪」と呼ばれます。
誰でもかかる可能性のある病気でありながら、風邪のように4、5日程度で治るものではありません。
長期戦の覚悟が必要ですので「あわてず、あせらず、あきらめず」という姿勢が必要だと思います。
ですが、長い日には、疲れ果て、いらついてしまうのも無理はないと思います。
ご存知のように、うつ病の症状として思考が非常に悲観的になります。
お母さんも、捺さんにお世話になっている事を申し訳なく思い、捺さんがため息をつくと「自分のせい」と思って「ごめんね」を繰り返されるとのことで、捺さんはそれを苦痛に感じておられるんですね。
うつ病の患者さんの中には、とても攻撃的になり、衝撃的な事を家族に向かって言う場合もあるそうです。
いろいろなケースがあるようですが、どんな場合にも、うつという病気がさせていることとして、余りストレートに受けない方がいいと思います。
どうでしょう?その言葉はお母さんの口を借りて、病気が言っているのだと思ってみませんか?
そして捺さんは、看病をしているのではなく、社会人になった恩返しとして家事の手伝いをしていると思ってみたらどうでしょう。
少し心が軽くならないでしょうか?
病気だけに目を向けていると、捺さんが疲れ果て燃え尽きてしまうことになります。
お仕事もあり、お忙しいのですから、ご自分の限界を知って問題を抱え込まないよう、まわりの人に助けを求めるようにしてくださいね。
そこで、ご相談の中にあった「仕事をやめるべきなのかな」という事ですが、私の考えとしては、しばらくは今のままのほうがいいのではないかと思います。
仕事はある意味、気分転換にもなると思います。
せっかく「家のすぐ近くで、自転車で3分くらいの距離」という職場ですしね。
もしも、一人でいる事が不安なお母さんのために仕事を辞めて、家の中でお母さんと向かい合って看病に専念していると、捺さん自身の心や体が休まらないのではないか?と心配です。
もしかすると、疲れてイライラして、お母さんへの対応も変わるということもあるかもしれませんし、中には、看病に疲れて、共倒れといいますが、うつを併発するケースもあるようです。
ご自分のためにも、お母さんのためにも、ご自分の体と心の健康に十分注意し、ご自分を大切になさってください。
ただ、うつ病には経過によって注意が必要な場合もあります。
主治医の先生とご相談の上、必要であれば会社の理解も求めながら、ご自身の生活も大切にしていただきたいと思います。
家族がうつ病にかかったら、心労、苦しみは、とても大きいと思います。
できる事なら何でもして、一日も早く良くなってもらいたいと思いますよね。
でも自分の楽しみを犠牲にしてまで献身していたら、自分も燃え尽きてしまいそうです。
病院の先生と相談しながら、お仕事、ショッピング、友達とのランチなど、ご自分が日常大切にしている時間は出来るだけ確保して、普段のライフスタイルは崩さない方向で考えてみてはどうでしょうか?
思いやる気持ちはとても素敵ですが、家族は治療者ではないという事を忘れないでくださいね。
そして、イライラ、モヤモヤする気持ちがたまってきたら、前に椅子を置いて、その上にお母さんの中にあるうつ病をイメージ(ムシバ菌?バイキンマン?)して、「こてんぱん」にしてください。
言いたい放題ののしるのもいいでしょうし、布団たたきのようなもので叩いてもいいと思います。少しはスッキリすると思いますので、やってみてくださいね。
捺さん、くれぐれも無理をされませんように。
早く良くなるといいですね。
回答日時:2011年8月26日(金) 13:49 JSTお礼のコメントを書く
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