相談&回答 |
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回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:20代/女性
初めまして。
去年の暮に歯医者でホワイトニングを受けました。
ホワトニング治療の最後の日、治療中に歯に使用していた強い薬剤が垂れて
唇と唇に近い顔の皮膚の一部にかかりました。
痛いと言ったのですが、痛いのは口がひっぱられただけだと強調され垂れた薬剤を拭いただけで
その日は返され、ホワイトニング自体はすべて終えたのですが、
帰ってから痛みが増していって火傷を負っていることに気がつきました。
後日火傷だということで歯医者に出向いていき、医者もミスを認めました。
何度も経過を診てもらって写真を撮ってもらいました。
歯医者に通うと同時に皮膚科にも何度か行き、そのたびに料金を請求してきました。
皮膚科での治療費・交通費・薬代、
ビタミンCを採ったほうが良いと指示されたのでビタミンCサプリメント代、
皮膚科へ行く時は朝から行かなければならなかったのでその日出勤できなかった一日の給料分
これらは請求しましたが、皮膚科の先生からは皮膚にかかった火傷の跡は比較的小さくて
薄くなってきているものの一生治らないと言われてしまいました。
この話をした上で、慰謝料を請求させてもらうということで歯医者側とは話がつきました。
現在電話で具体的な金額の話を進めている状態ですが、
保険の範囲内の5万以下の金額を提案され、とても納得のいく金額ではないと言うと
最高でも10万にもとても届かない金額を提示され、それ以上だと裁判所まで持っていく話になると言われました。
裁判沙汰にはしたくないのですが、一生治らない傷を負わされてこの金額は正直納得できません。
一般的にはこの金額なのでしょうか、それとも警察に被害届を出したほうがいいのでしょうか。
アドバイスをよろしくお願いします。
20代/女性 | 日付:2011年4月 7日(木) 15:11 JST | 閲覧件数: 3,013
1.治療費、慰謝料といった法的な請求は、過去の事実に関する権利義務を検証し、法的に合理的で妥当な金額をどう算出するかという視点です。
2.感情的なストレス、フラストレーションなどの相談者さんの精神的な側面の解決を目指す心のケアという視点は、残念ながら法的視点だけでは解消できません。
3.法的視点で相手の責任を追及すればするほど、精神的ストレスを増幅させる結果を招くことも珍しくない実態があります。精神的な痛手を金銭換算するしかないという「司法の限界」があるためです。
4.なお、被害届・刑事告訴は、相手を刑事裁判で懲役や罰金という処罰を求める手続で、金銭請求や心のケアとは、また別の手段です。
5.金銭請求、刑事的処罰、心のケアの3つの視点から、相談者さんが優先順位をつけて対応されるようおすすめします。
いずれにせよ、相談者さんにとってよりよい解決ができますよう願っております。
回答日時:2011年4月 9日(土) 12:21 JSTお礼のコメントを書く
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