相談&回答

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母親として、疲れました。どうしたらいいのか、わかりません。

ご相談者:40代/女性

DV夫と別れて、三人の娘を育てています。生活のため、深夜まで働いています。2時半過ぎに就寝し、6時半に起床して弁当作り、夕食のおかず作り、洗濯や掃除、買い物、その他の家事を済ませて昼前に出勤します。母子家庭になってから4年余り、必死で頑張ってきたつもりでしたが、娘たちをちゃんと育てられなくて、自信もなくし、もう、何もかも投げ出したい。もう、疲れてしまいました。
 私が生活のため必死だということ、娘たちは、わかってくれていると、思っていました。でも、娘たち(特に二女)は、毛染め、制服改造、ピアス、不登校、夜遊び、外泊、それを注意したら、今度は、リストカット、喫煙、妊娠と非行が進み、支えてきた私も、もう疲れてしまいました。死んで、親という責任から逃げたいと思います。でも、残された娘たちのことをかんがえたら、それすらも出来ません。こうしていても、涙が止まりません。疲れました。私はどうしたらいいのかわかりません。

40代/女性 | 日付:2010年3月22日(月) 23:55 JST | 閲覧件数: 5,368

泣きたいときは思いっきり泣いてください

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

ご相談ありがとうございます。
ご苦労されたのですね。涙が止まらないとの事。泣きたい時は存分に泣いてください。
「泣きたくなっちゃうよね。泣いていいよ。」とご自分に声をかけながら。
相談してくださった事、本当にうれしく思います。
死の淵まで来てしまった人は「死」でがんじがらめになり、それ以外の方法があるとも、また他の方法を見つけたいとは思わないものです。
Mさんはまだまだ引き返せる所にいらっしゃいます。大丈夫です!

ジャズシンガーの綾戸智恵さんが緊急搬送されたニュースをご存知でしょうか?
彼女の歌声は魅力的ですし楽しいトークも人気なので、一度コンサートに行ってみたいと思っていました。でも明るい笑顔とは裏腹に、お母さんの介護に疲れ、精神安定剤を常用していたそうです。
彼女がパワフルなのは歌だけでなく、「母には私しかいない」と介護にも全力投球していたそうで、追い詰められて、いえ、自分で自分を追い詰めていたんですね。
人間の容量を100%とすると、色々なことを合わせて100%でなければ、容量オーバーでパンクしてしまいます。
綾戸さんを例に挙げさせてもらうと、歌も100%介護も100%では心身共に無理が生じます。
自分の容量を常に頭に置きながら、やらなければならない事ではなく、出来る事はどのくらいか、を考えながら生活しなければいけないな、と考え直させられました。
それが自分を大事にするということではないか、と考えます。
そうは言っても「生活のために必死」な状況のMさん。
おっしゃる様に、娘さん達は毎日の生活の中で、Mさんのご苦労を言わなくても分かっておられるとは思います。
でも、ぶっちゃけ今の大変な状況を話してみてはどうでしょう?
そして手伝える所は手伝って欲しい、とか、こういう風にしてくれたらお母さんも気楽でいられる、とか、腹を割って話してみてはどうでしょう?
想像で申し訳ありませんが、もし娘さん達に対して、離婚した事について負い目を抱いていらっしゃるとすれば、それは親子関係にも悪影響を与えると思います。
自分は一番良い道を選んだんだ。自分の選択は間違っていない、と胸を張ってください。
私達のカウンセリングでは、DVで受けた怒り、悲しみ、恐怖の感情をすっかり吐き出すお手伝いをします。そうすれば心に余裕が出ますし、自信が出るにつれて自然と気苦労も減ってきます。
もしお忙しくてカウンセリングを受ける事が出来なければ、お近くの(DVの)自助会や電話相談で悩みを打ち明けてみてはどうでしょう。
同じ様な悩みを持った方と話し合うととても癒されますし、パワーをもらえると思います。
また、具体的には分かりませんが、何らかの公的な支援も問い合わせてみてはいかがでしょうか?

お嬢さんたちの中で、特に次女の問題行動で悩んでおられるようですね。
一般的に、きょうだいの真ん中は微妙な立場の様です。
初めての子育てという事で長女にはどうしても関心が集まるし、末子は「小さい子だから」とついつい手を差し伸べたりチヤホヤしてしまう。
親は次女の事を決して「ないがしろ」にしたつもりはないのですが、人はこんな風に子供時代に感じた立場のまま、その考えを裏づける「やっぱりそうでしょ?」と思える様な行動を取ってしまったり、もっとこちらに関心を向けて欲しくて問題行動を起こしたりするもののようです。
すでに動き出している車輪(つまりネガティブな考え方)を止めて、更に反対の方向に向かわせるのは2倍の力が必要です。
時間はかかるかも知れませんが、根気よく「あなたは大切な存在なんだ」というメッセージを送り続けてください。
人は若くても未熟でも、自分なりに考えて行動する力を持っています。
それが今は母親として受け入れがたい事でも、彼女が選んだ道なのだから、とちょっと引いて見守るのはどうでしょうか?
くれぐれも「ちゃんと育てられない」とか、私のせい、という風には考えないで下さい。
「残された娘たちのことを考えたら死ねない」のではなく、娘の人生を見届けるのは私の権利(義務ではなく)と思ってはどうでしょう?

先程、人間の容量についてお話しましたが、私は幸せと不幸せも容量が決まっているように思っています。
良くない事が沢山あったら、あとは良い事が待っているんだと思うのです。

頑張っておられるMさん。遠い空の下ですが、Mさんが一生懸命な事を受け止めて、心からの拍手を送ります。

回答日時:2010年3月24日(水) 23:49 JST

先生、温かい励ましの言葉、ありがとうございます。
 私は、自分独りが辛く、自分独りで何でもやらなくてはならないと思い込んでいました。
 生活の為に、とにかく働いて稼いで、子供たちに経済的な苦労をさせない事が一番だと思っていました。 一日中働く私の苦労を、子どもたちはわかってくれていて、勝手に真っすぐ育ってくれると過信していました。だから、子どもが非行に走ってしまって、私はどうして良いのか分からなくなってしまったのです。
 このたび先生のアドバイスをいただいて、私は子どもたちに、私の辛さを言葉で伝えました。生活の為には、必死で働かなくてはならない事、安心して働くためには、家族の協力が必要なこと、そして今、とても疲れてしまった事・・・。
 ストレスで朝起きられず、仕事にも行けなくなった私を見て、子供たちが手分けして家事をしてくれるようになりました。まだ数日だけど、とても嬉しかった。
 私は、まだ頑張れる。不幸の量と幸福の量が決まっているなら、これからは、幸せがきますよね。思いつめずに、子供たちの成長を見ていきたいと思います。

| 40代/女性 | コメント投稿日:2010-03-28 |

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