泣きましょう。思う存分。前を向いて歩き出すのは、その後から。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

こんばんは。ご相談ありがとうございます。
お返事が遅くなって、ごめんなさい。
トラウマとPTSDの専門家、百世です。

たいへんな目にあわれたのですね。
さぞ、たくさんの痛い思いや悲しい思いをされたことでしょう。

指の接着を判断する際、
混乱されたのも仕方ありませんよ。

あとになると、
なんであんなことしてしまったのだろうと思うような時。

あまりに想像できない出来事にあうと、
人は動揺してしまうものですから。

生活も不便でしょうし、人目も気になるでしょう。

もちろん、生まれつき指や手がない方もたくさんいます。
その方たちを思えばとも言えるでしょう。

でも、今そんな話しをきいても楽にはなりませんよね。


いっぱい悲しんでください。

もういいと思うまで。

悲しんではいけないと、自分にブレーキをかけてはいませんか？

これを選んだのは自分だし、
もう取り戻せないと思うと、自責の念で胸が塞がりますよね。


私が毎月開催している「トラウマ解凍ワーク」は、
私自身が泣きたくて、泣きたくて、はじめました。

なんとか気持ちを解消しようと、
いらない食器をビニール袋に入れて投げ割ったり、
クッションをどんどん叩いたり、
カラオケボックスで大声をあげようかとも思いましたが、
そんなのじゃ解消されなくて。

全身で、カラダ中で、泣き叫びたかった・・・・。

娘のいじめ被害から何年も経っていて、
裁判も終わり、
心療内科やカウンセリングは5年間。

娘の顔の中央に黒々と残るキズを見るたびに
胸が突かれる思いでしたが、徐々に薄くなり、
心因性のビッコもおさまってきました。

そうです。状況は落ち着いてきたんです。
でも、心の中のガマンして抑えて来たものが
解消されないままだったんですね。

からだの細胞のひとつ一つにまで、
怒りや涙がたまったまま。

それを、吐き出したかったのです。


あなたもきっと、自分がしっかりしなくてはと
自制されているのではありませんか。

お子さんを一人で育てられて、
だからこそ、子どもたちに心配をかけたくないと思ってしまいますよね。

私も一人で娘を育ててきましたので、
よくわかりますよ。


泣きましょう。

思い切り。

気持ちに素直になっていいんです。
悲しんでいいんです。

大切な自分のカラダの一部がなくなって
悲しくないはずないじゃありませんか。

思い切り泣いていいんですよ。

誰か相談できる人、受けとめてくれる人はいますか？
そういう人に話しをするのもいいですよ。

たまには弱音も吐きましょうよ。人間ですもの。


そして、もし関東圏にお住まいでしたら、
トラウマ解凍ワークにもいらしてください。

どなたでも、ゲームのようなワークで楽しむうちに
声を出したりカラダを動かすことに慣れて、
ムリなく怒りや涙を思う存分吐き出せるようになります。

その後は、未来を描くイメージワークや、
周囲に受け入れてもらう応援のワーク、
まるごとの存在を全肯定するワークで構成されています。

こちらで、日程や時間をお確かめくださいね。
9月は12日(水)に池袋で開催します。
http://blog.goo.ne.jp/momose1000

しっかり悲しんで、スッキリしたら、
腹もすわります。
前を向いて歩き出すのは、その後でいいんです。

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回答日時：2012年9月 7日(金) 08:52 JSTお礼のコメントを書く

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