相談&回答 |
約3分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ: 松下 豊太郎
ご相談者:30代/女性
夫の母が、夫のカードで借入をしています。
ある月にあまりにたくさんの親展はがきが夫宛にクレジット会社から届いたので、夫を問い詰めたところ、義母にカードを貸しているということが発覚しました。
昔から義母は浪費家らしく、見かねた義父は定年退職後は自分でお金の管理をして、義母にはお金を渡さないそうです(定年後も何かと収入があり、どちらかといえば夫の実家は裕福な家です)。
生活にかかるお金は義父が支払いをしているそうですし、食材の買い物もしてくるそうなので、義母が必要なのは完全に自分のおこづかいです。
生活苦からの借金であったり本当にお小遣い程度の借入ならば私もそれほど気にはしませんが、夫がカードを貸したその月内に限度額いっぱいの借入をし、返済をしてもまたその分借入をして、常に限度額いっぱいの借入をしているという状態です。おそらく義父には内緒だと思います。
夫がカードを貸す以前にも「年金を担保にしてお金を借りた」という話を聞きましたし、借り入れはこのカードの分だけではないと思います。
年金があっても借入をしているのですから、月々年金で貰える額以上の返済額があるのだと思います。
正直、年齢的にもいつ倒れたりするともわかりませんし、返済の目途があるとは思えません。
夫にそのように話をしても楽観しており、カードを返してもらうという行動はしません。かといって、夫に義母の借金を肩代わりできる金銭的余裕もありません。
もし義母が他界するなどした場合は、やはり夫が返済をしなければならないのですよね?
妻という立場では、クレジット会社に連絡して借入できないようにするなどはできないのでしょうか?
何か良い方法はないでしょうか?よろしくお願い致します。
30代/女性 | 日付:2009年5月21日(木) 18:48 JST | 閲覧件数: 1,232
ご相談ありがとうございます。大変ですねの人生相談ではなく、事実確認と法的視点から整理してみます。
(1)事実確認
夫の母が夫のカードを利用し借入をしている。夫が契約し、その利用を認めている。
(2)法的視点の問題整理
?原則として、クレジットカードはカード名義本人以外は使用できないことになっていますが、実際には暗証番号エラーなどがない限り黙認されているという実態があります。
?暗証番号の管理はカード保有者の自己責任であり、カード利用明細で確認し、異議なく支払うことでカード会社に対して不正利用がないことを確認したという解釈です。したがって、支払義務は、当然カード名義人の夫で、夫の母は無関係です。
?逆に、夫とその母の間の金銭関係はカード会社とは別個の問題です。返済を要する貸借か、返済不要の贈与か、これは夫とその母が決めることです。
?カード会社は、カード利用については本人申し出以外にその受付をしないのが原則です。
(3)法的視点の結論
夫が、カードを回収するか、その支払が滞り利用停止にならない限り、夫の意思に逆らって、カード会社にその利用停止を請求することはできないとお考え下さい。
(4)現実的打開策
ご相談のケースは、夫の母の問題ではなく、相談者さんと夫の問題だと思われます。
このカード支払額がご夫婦の日常生活におよぼす影響について、相談者さんと 夫では、とらえかたが大きく違うことに原因があると推測します。まず、ご夫婦間の話し合いで、考え方のギャップ解消の糸口を見出すことが、現実的打開策の第一歩だと考えますが、いかがでしょう。
ご相談文の情報からの回答です。不十分な点はご容赦下さい。
ご相談者さんの、お悩みが 一日も早く解消できますよう 願っております。
回答日時:2009年5月22日(金) 09:40 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。