相談&回答 |
約2分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ: 山本 裕
ご相談者:30代/女性
共済の終身保険に加入しています。平成19年5月にもう少し掛け金をあげて保障をあつくしたらどうか、とすすめられて転換をしました。その際、据え置きにしていた配当金を転換の下取りに含まれてしまい配当金としてもらえなくなってしまいました。転換をすすめられたときの設定書には配当金のことは何も書いてないので、知らなくて配当金を引き出そうとしたら「転換したのでありません」と言われました。保険を変えるときに転換の仕組みについても特に説明がありませんでした。保険会社の相談窓口等に電話をして相談したのですが、「配当金についての記載はのせなくてはいけない」と言われました。JAに言ったのですが元にもどすことはできないとのことでした。説明不足なのに、もとに戻すことはできないんでしょうか?なんとかなりませんか?
30代/女性 | 日付:2008年10月29日(水) 14:21 JST | 閲覧件数: 4,122
はじめまして。ファイナンシャルプランナーの山本と申します。
転換契約をされており、その後ご理解と違っていたということでは、大変困られているかと思います。
ご質問につきまして、ご解答させていただきますが、訴訟等に発展する場合は、弁護士の業務範囲となりますので、あくまでも一般論としてお答えをさせていただきますのでご理解をいただければと思います。
生命保険の転換契約もしくは、一般の契約についてもご本人が自署捺印をされている以上は、
内容を認識して申込をしていると客観的には判断されてしまいます。
申込書の捺印欄には、申込のほかに、重要事項説明書や約款・しおりの交付を受けたという意味もあります。
その点では、自己責任というところもあり、取扱者側に対して一方的に責任を負わせることは非常に
難しいかと思われます。よって内容をもとにもどすことなどはできません。
また、転換契約は以前の契約から引き継いでいるようにご理解されることが多いのですが、
簡単に申しますと前の契約を解約し、新規で加入し直しているようなものになります。
その解約返戻金(前契約の配当も含まれる。転換価格としては、これより少し多い。)で先に一部の保障を買っているので(頭金のようなイメージ)、全く同じ内容の一般の新規契約に比べると保険料が安くなります。
通常生命保険の申込では、契約者に不利益となる事項、例えば転換契約や乗り換え契約などに
ついても重要事項説明書で説明をしなければなりません。
徹底的に争うのであれば、消費者契約法などの法律があり、取り消しを請求できます。
よって、元に戻すことが全く無理ではありません。
しかしながら、あくまでも立証責任が消費者側にあり、これはかなり大変な作業になるのではと思います。
デメリットになるところの説明不足があったことを主張することしかありませんが、
これを元に戻すことは大変困難であるように思われます。
私も生命保険などに日頃から携わっている身でありながら、こういった方がいまだに多くいらっしゃるのも
事実でお話を聞くたびに、腹立たしく、悲しい気持ちになります。
生命保険は多くの方が加入し、日常的なものですが、あくまでも契約ごとです。
今後は、信頼の出来るかたから、きちんとした説明をうけて、このようなことが二度とないように
注意してください。
あまりお力添えになれず申し訳ありません。
回答日時:2008年10月29日(水) 18:26 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。
ご相談のお礼のコメントがドシドシ届いています。
悩み辞典で笑顔のきっかけを見つけて下さい。