お父様本人が変わろうと思わないといけません

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

あなたの年齢は私の息子と同い年、そしてお父様は私と同い年。
家族の構成は私の家庭と同年代だと思います。
そしてお父様は　男性としても油が乗ってきて、一番人生としても円熟期を迎えられていると思います。

子育ても終わり、仕事の面でも落ち着いた立場で、そうなれば男性としては自分の力を何か誇示したくなるのです。
昔から「　英雄、色を好む」といい、よく働く男性的な人は　色事にも積極的です。
逆にいうと、あなた方が今日ある生活はこのお父様の働きのお陰だと思うと、その仕事のバイタリティーになっていることが
この遊びだとすれば、それを取り上げる代わりに貧乏を引き受けますか？という事になります。

確かにお父様のこの遊びは家族として決して喜べる物ではないことは判ります。

しかしそれを秘密で家族にわからないようにしているという事がお父様のせめてもの思いやりと考える事は出来ませんか？

出るもの、所、構わずではありませんが、男性の精巣には若いときで2,3日で満杯になります。
40代で1週間、５０代でもある一定の周期では満杯になるのです。
変な話、貯まれば出すしかないのですが、いつも一人でとばかりでは寂しくて、人肌で解消したくなるのも無理からぬ事なのです。

でも夫婦というのは悲しいかな、そういう関係でなくなっている場合があります。
特にお母様はご苦労されたのであれば、お父様にとっても、お母様にはそっとしておいて貰いたいという配慮があるのではないですか？
もう少し判りやすく言うと、お父様とお母様は夫婦として、もうそういう関係性はないのだと思います。
しかしお父様は依然として生理現象があるとすれば、この受け皿をまたお母様にお願いできますか？

お父様はもうお母様には欲情しないのかもしれません。
また、お母様も今更、お父様をそんな対象に考えられないのかもしれません。

という事は　夫婦の間ではそのようなセクシーな関係でないのにお父様の性欲は以前とある。
そうなればお母様にも迷惑を掛けたくないから、外で遊ぶという事になるのです。

本当に酷い男性なら、浮気をします。
外に女性を作ります。
そして家には生活費を入れなくなります。
お母様も　それは良く判っているので、お父様をお許しになっているのではないですか？

以前、私のところにご相談に来られた６７歳のおばあさんが居ました。
そのご主人は７４歳なのですがとてもお元気で、毎日毎日おばあさんを求めるのです。
おばあさんはそれが苦痛で相談に来られました。

あなたのお父様の欲情は消えないとすればその対象がお母様に向かいますよ。
お母様も受け入れる体制があるのであればいいのですが、本来がそういう事が夫婦で成されない場合に
こういうことがよくおきますので、元々の夫婦の形が、お互いに性的なことを求めない関係であったと解釈すべきかも。

確かに娘として気持ちが良くないのは判ります。
しかし禁止するだけでは問題解決にはなりません。
お父様が、よく働いて、良く稼ぐのは　そのことが力の源になっているとしたら、それを禁止するのは
どうかな？

夫婦の事をほうっておけとは言いませんが、それならお母様に、ご主人に依存しない生き方を娘として
いつも話題にして、お母様を元気にさせてあげて欲しいと思います。
今、娘として出来る事はそういう事だと思います。

その上でどうしても自分の生き方にお母様本人が疑問を持った場合、その時はお母様ご本人が私に直接お電話くださるように　お伝え下さい。
やはり本人しか意識は返られないのかもしれません。

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回答日時：2010年4月16日(金) 02:45 JST

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