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逃げ癖がひどすぎて学業に支障が出てしまいました

ご相談者:20代/男性

現在大学2年生の者です。自分は昔から怠け癖や逃げ癖があり嫌なことは全て避けるか後回しにして生きてきました。勉強や人間関係で逃げてきました。最近では大学に通うことすら苦痛に感じ、朝ちゃんと起きれてもなんとなくめんどくさいという理由でサボってしまうことが何度もあります。今まではそれでもなんとかなってきたのでそれで良いと思っていましたが、最近はあまりにひどくて進級が難しい状況になってしまいました。頭ではするべきことがわかっているのに言うことを聞きません。どうしても逃げてサボってしまいます。家で1日中だらだらし、引きこもり気味であるとも思います。自分は小学生のときかなり勉強漬けの日々で、中学受験でかなり有名な私立の一貫校に進むことができました。そのせいで勉強の習慣というのはあって、その惰性でなんとか大学進化までこぎつけましたが、年々集中力は落ち、勉強中に他のことで気がちることが増え、とうとう勉強の習慣は無くなりました。どう考えても普通じゃないと思い、調べてみたところ回避性人格障害ではないかと思っています。インターネットで調べて出てきたことなので信用度は薄いですが、今のところ回避性人格障害の特徴全てに当てはまります。人間関係のことでいうと、自分は初対面の人と話すこと、そこから普通に仲良くなることは得意です。しかしある程度仲良くなるとそれ以上深く踏み込んだり、踏み込まれたりすることがとても不安で避けてしまいます。関係を悪くすることが嫌で自分の本音を人に言うことは絶対ありませんでした。他の人もそうだろうと思って深く踏み込むこともしたことがありません。そのせいで本当に仲の良い友達というのがいません。その癖割と仲が良い友達が他の友達とよく遊びに行ったりしてるのを見ると「どうして誘ってくれないのか、嫌われてるのか」と勝手に思い込み自分から疎遠になる道を選び、結局独りになってしまうということが多々ありました。卒業や進学のたびに人間関係リセットしてきました。インターネットの中の人間関係に逃げることも中学生くらいのときからしています。でも実際に会ってご飯食べたりもして仲良くなれた人もいます。インターネットははじめから趣味が会う人どうしで仲良くるからだと思いますが、彼らにも彼らのリアルの大切な人間関係があると思うのでただの知り合いくらいに思っています。なんで他の人たちはあんなに仲良くできているのか、そこに自分がいないのはなぜなのか半年前くらいから気が付きはじめました。でもどうしたら治るのかわかりません。今は大学の所属しているサークルの人たちとそれなりに仲良くできているとおもったのですが、まわりが自分の知らないところで遊びに行く約束をどんどん取り付けていることを知り、やはりダメなのかと感じています。もうどうしたら良いのかわかりません。最近では次の日が来るのが怖くて夜も眠りたくありません。自分は単にひどく怠惰なダメ人間なのかそれとも何らかの疾患なのか精神科に診てもらった方が良いでしょうか。母親は頭がかたく、昔人間なのでそんなのは甘えだと言うとおもいます。父親は無口で叱られるときしか喋りません。相談できる人が欲しいです。大学のカウンセリングルームのようなところに行ってようとも思います。ちゃんと卒業したいとは思っているのですが、しばらく休学しようかと思います。じゃあそうしろよと思うでしょうが、とにかく何かアドバイスのようなものが欲しいです。長々と見苦しい文申し訳ありません。

20代/男性 | 日付:2018年7月25日(水) 14:12 JST | 閲覧件数: 731

まずは大学のカウンセリングルームに行ってみてください。

公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ 増田 進明

実は私自身にも大学生の頃にかなり似たような経験があります。
あなたのように授業に行くのがとても億劫になって朝起きても結局欠席してしまったり、人間関係で不全感(うまくいっていない感じ)がとても強くなったりしていました。インターネットで調べて「自分はシゾイドパーソナリティ障害なのかな?」と思ったこともありました。本当に似ていると思います。

そんな状態からすこしずつ心理学の知識を蓄えて視野が広がっていくうちに、私のような心境になる人が実は相当数いることがわかり、「自分だけではない」と気付けたことから考え方がだんだんと前向きになってきた記憶があります。

人は生まれつきの気質や、幼少期からの性格はなかなか変えられませんが、「考え方」は比較的容易により良く変えられます。カウンセリングはその一助になりますので、ぜひ訪問してみてください。一度の面談で劇的に良くなるという種類のものではありませんので、定期的に、中長期的に訪問してみることをオススメします。あなたの今後の人生における、メンタル面での土台を作ることが期待できます。
また、可能であれば並行して医療機関を受診してみることもよいと思います。医師は時間的な制約等からどうしてもかいつまんだ説明しかできませんが、カウンセラーに「医療機関ではこう言われました。」と伝えると、「それはこういう意味で言っているんだと思いますよ。」などと解説してくれたりもして、参考になります。

私からは、「なまけ癖がある自分と今後どう向き合っていくか」について、考え方は変えられるという観点からお伝えします。
まず、あなたと同程度になまけ癖がある人(幼少期はある程度勤勉だったのに、だんだんとなまけてしまうようになってきた人なども含まれます。)は、実は相当数いる(私もそうでした。)という事実を知ってください。つまり、「他の多くの人も自分のようになまけ癖がある」「ダメ人間ではなく、むしろそのくらいが普通の人」と考えるところからスタートしてほしいと思います。
そして、なまけ癖があることが問題ではなく、なまけ癖に対して効果的な工夫(アイデア)がないことが問題という考え方を持ってほしいと思います。もしそのようなアイデアが見つかれば、あなたが問題と感じているものは、もはや問題ではなくなります。そのアイデアを見つけた人から順番に、「なまけ癖は根本的には変わってないけど、支障が出るほどではなくなってきている状態」になっていくイメージです。それを「成長」と呼ぶ人もいるでしょう。

1)まずは自分という人間の欠点を思い知った上で、
2)似たような欠点がある人は他にもいると考えて、悲観的にならず、ではどうすればそんな自分をうまくコントロールしてなんとか結果を出すところまでこぎつけるのか、アイデアを出し、
3)実践して効果的か確かめ、次のアイデアを出していくといった、経験を積んでいくことが大切です。
あなたなりのなまけ癖があってもなんとかコントロールできる「ツボ」みたいなものがあって、人それぞれのアイデアを出す必要があるのですが、その作業を一人でやるのは大変ですので、そのサポート役をカウンセラーに担ってもらうとよいと思います。
自分に合った効果的なアイデアが複数見つかってくればそれ以降の人生ではなまけ癖のために失敗する回数が減ってきてだんだんと楽になってきます。「やってみたけどうまくいかなかったアイデア」もひとつの「ナイストライ」と考えて、試行錯誤を繰り返していってください。必ず将来の糧になります。
長文読んでいただきありがとうございました。

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回答日時:2018年8月24日(金) 15:21 JSTお礼のコメントを書く

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公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ
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