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過食症と鬱病を克服し、ちゃんと働いて自信を持ちたい

ご相談者:20代/女性

こんにちは。25歳のまんちかんと申します。
最近、過食症悪化と中程度の鬱状態で、病院に行く気力も起きず困っています。また、人間不信も激しくなってきました……。

0歳から22歳まで機能不全家族(両親の不和、父の浮気・暴言暴力、母の過干渉や過保護、性的虐待と潔癖症など)で育ち、また、幼稚園や習い事では先生に怒られることが多く、小学校〜中学校までは男子に虐められていました。(ただ、ピアノや絵、部活、学業などで入賞したり上位になったりで、目立ってもいました)

昔から友人関係を続けられなかったり、集団行動から逃げることが多かったです。また、昔から軽蔑しながらも男性から認められたい欲求も強く、高3から色んな男性と浅い付き合いを繰り返しています。

そんな中、高2から現在にかけ過食症(非嘔吐・下剤乱用・利尿剤もたまに)と携帯/スマホ依存になりました。
ただ、正直このとき過食していたのは、自分に注目して欲しくてわざとやっていた面があります。また、過食に限らず、小5辺りから注目してほしい気持ちは強く、負けず嫌いで何でもトップを目指していました。

しかし、幼少期から自分の好きなもの(ファッション人形・漫画・絵・ピアノ・卓球など)が原因でからかわれていたため、高1からは万人ウケしそうなテニス部に入りましたが、全く出来ず、また後輩にも虐められ、自信を失いました。

高校のテニス部に始まり、大学時代も自分の気持ちを無視して“大多数or男性に認められること”ばかりを追い求めてしまいました。
しかし、折角第1希望の早慶に入れたのに、友人からの裏切りや教授からのパワハラなどもあり、過食症が悪化し、不登校になりました。

卒業後、ある大企業にトップ入社しましたが、それも半年で辞めてしまいました。その後1年以上職探しをしていますが、面接に行くのも怖く、内定を貰っても出社できずに終わりました。週2のアルバイトや短期バイトに挑戦したものの、虐められて辞めてしまいました。
職がない現在は、過食の食材は母親が全て用意してくれたり、離婚して家を出た父親からお小遣いをもらったりしています。父は、「やりたいことがあるなら金は出すぞ(一人暮らしや習い事)」とも言っています。ただ、いい年した人間が親のお金をあてにしていいものか、ましてや一人暮らしなんて出来るのか、と悩んでしまいます。

また、過食で太り続け、しかも長い間まともに仕事していない自分が、キャリアウーマンになっている友達に会うのは辛く、孤立していっています。。。
お恥ずかしながら心底では、「私も会社で働いていたときは痩せていたのに(当時160cm40kg→会社辞めた後46kg→今月一気に51kg)」「本当は何かを成し遂げられる人間なのに」と自己愛性人格障害の考えがぐるぐるしています……。しかし、現実は引きこもってスマホ依存と過食を繰り返すろくでなしなので、実世界の人間から逃げています。本当は人が好きなのに。

そんな中、去年末にバイトをクビになったり、彼氏に振られたり、友達に絶縁されたりが続けざまで起き、それからインフルエンザで寝込んでいたのもあり、今月は着替えもできないくらいの鬱状態で、片付けや散歩すらできず、毎日過食しながら死ぬことばかりを考えています。

この回避癖や誤った認知思考を直して、自分は特別だなんて思わず 正社員になって地道に働いて普通の自信を取り戻し、友達に会えるようにならないと…と思いますが、カウンセリングすら行く気力が起きません。
私はどうすればいいのでしょうか……。仕事して自信を持てるようになりたいです。

20代/女性 | 日付:2018年1月30日(火) 18:15 JST | 閲覧件数: 621

シンプルに考えるスキル、気をそらすスキルを身につける練習をしてください。

公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ 増田 進明

文面から、あなたはかなりの考える力をお持ちで、自己分析をしっかりされている方と拝察します(そこまで自分を貶める見立てをしなくてもいいのではないかと思う点も多少ありますが。)。

そんなあなたであれば、ご自身の「死にたい」気持ちは、実は「(より良く)生きたい」という気持ちの裏返しであり、それこそが本質であることは充分にわかると思いますので、その本当の気持ちを大切に大切にしてください。

考える力がある方は逆にシンプルに考えることが難しく、一度迷いの森に入り込むとどこまでも奥へ奥へと探索して、なかなか戻ってこれず結局消耗してしまうだけのときが多くあります。

悩みごとや失敗体験を繰り返し繰り返し考えてしまう(反芻思考と言います)人ほど、情緒面で不安定になりがちであることがわかっているのですが、人の体にはもともとダメージから回復するしくみが備わっているのにもかかわらず、そのようなことを続けているとその回復機能のスイッチが入りませんので、ご依頼主様におかれましては、当面はシンプルに考えることを心がけて、そのスキルをできるだけ身につけるようにしてください。今はそれをするタイミングだと考えます。

要はバランスの問題なのですが、具体的に言うと、最初に「当面の間(たとえば、今週1週間など)はどう生活していこうか」についてちょっと考えて、現状維持で様子を見るなり、ちょっと変化(運動をしてみる、通院してみるなど)を加えてみるなりを決めたら、その間は「もう決めたことだから、結果についてはこれでよしと思うことにしよう、あとはなるべく気分よく過ごそう」といった考えで、将来のことなど、それ以上のことはあれこれ考えないよう心がけた方が良いと考えます。

そしてその期間が過ぎたら、さらに次の期間をどう生活していくかを考えていく感じです。
まだあなたには充分猶予期間がありますので、できればこの文章をお母様や信頼できる人に見せたりしながら、誰かと一緒に考えて決めるようにしてください。そうすることを続けていくと、だんだんと回復機能のスイッチが入るようになってきます。

もし途中で反芻思考にどっぷりと陥りそうになったら、意図的に「気をそらす」ことが必要です。
認知行動療法にはマインドフルネス呼吸法というものがありますが、いろいろと考えてしまうあなたにはぴったりの気のそらし方だと思いますので、ちょっとやってみて「これは意味はない」などと判断せずに、できるだけ毎日最低15分程度、8週間程度は最低続けてみてください。ここでは紹介できませんが、最近は様々な関連アプリがあるので、自分に合ったものがきっと見つかると思います。

また、今は病院に行く気力もないということですしそのような状態になる場合もあることは重々承知していますが、医療のサポートはやはり必要と考えますので、話を聴いてくれる医療機関を見つけて、なるべく受診するようにしてください。

仕事について焦る気持ちはわかりますが、物事には順序があります。エネルギーを回復させることや、そもそもダメージを受けにくくしていくスキル(気をそらすスキルなど)を身につけてからの方が中長期的に見ると良さそうです。

くれぐれも仕事さえ続けば人並の自信を取り戻せるといった考え方にならないようにしてください。
(もしそれでも「とにかく仕事をすれば」という気持ちを優先したいのであれば、医療機関での定期的なカウンセリングを確保することを最低限の条件にしてください。その上でのチャレンジであれば、うまくいけばそれでよかったですし、仮に続かなくてもナイストライとして考えられ、自己嫌悪にどっぷりはまり込むといったことも低減できるかと考えます。)

長文読んでいただきありがとうございました。

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回答日時:2018年2月 1日(木) 12:54 JSTお礼のコメントを書く

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公認心理士 / スクールカウンセラー / 研修講師 / コーチ
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