自分の素直な気持ちを確認してみてください。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

◇　スクールカウンセラーが学校に来なくていいと言っていることの真意が不確かなので推測するしかないのですが、たとえばあなたの心が今とても消耗していて、エネルギーが低下している状態だからかもしれません。

　そういう状態のときはちょっとしたことがとても嫌で負担に感じたり、イライラや落ち込みが激しくなってトラブルが増えたりもするので、まずは休養をとってエネルギーの回復を優先した方が良かったりするのです。

　回復を優先した方がいいけれど、生徒の方はつい「学校にいかないと」と焦りがちである場合などはカウンセラーから「今は学校に来ることは考えなくてよい」と言うこともありえます。

　衝突したときのあなたの様子を見るなどして、そのように判断したのかもしれないので、自分で自分の心を観察してみて、「私はたしかに今消耗していて、たいぶ気持ちに余裕がなくなっているな。」と思うのであれば、最初はすこし遠回りしまうように思うかもしれませんが、長い目で見ればむしろ近道くらいの気持ちで、休養を取るようにしてみてください。

◇　Ｌｉｎｅの人たちの中には一理ある意見もあると思うので、多少は参考にした方がいいのかもしれませんが、かなりあなたを追い詰める言い方になりすぎている印象です。さらに消耗するようなことになるのは全くの逆効果ですので、その場合はグループを抜けるようにしてください。

◇　自分の言い方が遠回りというのは、質問などに一言で返すだけ、といった言い方なのでしょうか？偉そうに聞こえるとなると、そのような感じなのかなと推測します。

　なるべく丁寧に話すことを心がけた方がもちろん良いですが、いきなり変えられるわけでもなかなかないので、あなたがもし偉そうにしているつもりもないし、トラブルになるつもりもないというのであれば、その気持ちを相手に伝えておくことが大切です。

・　これからは丁寧な話し方をこころがけたいと思っている。
・　もともと偉そうに話しているつもりはないが、気を付ける。私が気付いていないときは指摘してほしい。
・　トラブルではなく、話し合いにしていきたいと思っている。

　上に挙げたのは一例ですが、このような感じで、自分の素直な気持ちを伝えていきましょう。
　すでに先生に反論したり、スクールカウンセラーさんと衝突したりした後なので、いきなりしおらしい態度になるのが気まずいのであれば、まずは親など誰か他の人から先生方に伝言してもらったり、手紙を送るといった形でもいいです。
　もしそれも無理というのであれば、せめて先生方と接する前に、自分の素直な気持ちを心の中で「確認してから」話すようにしてみるだけでもだいぶ気分が変わると思います。

　これから先の学校生活は長いですので、先生方のサポートを得られるよう、今のうちに「私の素直な気持ち」を伝え、理解してもらえるようにしていきましょう。

　長文読んでいただきありがとうございました。

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回答日時：2017年10月17日(火) 15:18 JSTお礼のコメントを書く

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