相談しやすくなる方向に動いてあげるのはどうでしょうか。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

様々な調査の結果によると、悩みをひとりで（あるいは限られた人たちだけで）抱え込んで、なんとかしようともがいても、悩みは結局解決せずただつらい時間だけが過ぎてしまいがちであることがわかっていますので、できればある程度信頼のできる人に相談して、問題をわかちあうようにしてほしいと思います。

しかし、親に知られると離婚されてしまう可能性があるということなんですね。なぜそうなってしまうかもしれないのか、事情が文面からでははっきりとわかりませんでしたが、そうだとするとあなたがよかれと思って行動したことが思わぬ結果を招いてしまうこともありえるので、ますますどうしたらいいのかと迷ってしまうと思います。

もしあなたが今までと同じように、話し相手以外は何もできないとしても、相手の友だちからすればそれで充分助けられているのだと思いますが、あなた自身が「それだけでいいのか」と思う気持ちもよくわかります。

「（トラブルを起こしていない）先生に相談してみたら？」という提案に対して友だちは拒否的だったようですが、人は提案された直後は拒否的・消極的であっても、しばらくしてから再度提案すると、だんだんと軟化していく場合もありますので、機会を見て再度提案してみることはした方がよいと思います。

そして提案する前に、あなた自身がスクールカウンセラーに相談する（あくまで自分の相談だけでいいです。）ことをしてみて、カウンセラーとある程度面識を持っておき、その後あなたが付き添うからということで、友だちをカウンセリングに誘ってみてもいいかもしれません。

友だちは親に知られてしまうことを最も怖れているようですが、カウンセラーは親に知られたくない、先生に知られたくないといったことを事前に説明すれば、それを含めて話を聴いてくれますので、その点では適任かもしれません。

あなたが友だちになにかしてあげたい、という気持ちはとても素晴らしいものだと思いますので、友だちがすこしでも安心して、相談しやすくなるように動いてあげることがいいのではないかと思います。

長文読んでいただき有難うございました。

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回答日時：2017年7月13日(木) 15:37 JST

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