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回答プロ:人生コーチ 今瀬 ヤスオ
ご相談者:20代/女性
初めてご相談させていただきます。よろしくお願いします。
1.経緯
大学受験で、半ば自棄のように受けた大学に合格してしまいました。入学当初はそれなりに目標もあり、勉強の目的も見えていたのですが、1年生のうちに授業スピードの速さにめげ、また面白さを見出せなくなってしまい、学習意欲が失せてしまいました。それでも経歴に「大学中退」と残ることへの恐怖や、再度大学受験をする自信も持てなかったなどの消極的な理由で、在学し続けました。
しかし専攻科目への情熱を持てないままの大学生活は苦痛で、「なんのために自分はここにいるのか」「こんな自分に価値はあるのか」と何度も悩みました。それでも在学し続けてしまったのは、勉強ではなく、人数の少ない部活動を離れることへの申し訳なさがあったためでした。その部活でも人間関係に悩むと、私は自分の居場所と存在意義を見失ってしまいました。それでもなお、休学と留年を挟みながら在学し続けたことは、今となってはより大きな後悔となっています。
2.現在の状況
どうにか大学を卒業してから3年が経とうとしていますが、未だに正規の職に就けたことがありません。この間、アルバイトをしながら就職活動を続けてはいたのですが、「どうせ無駄だ」という絶望感が強く、真剣に取り組むことから逃げ続けていました。また、就職できないことへの罪悪感からも、それ以外のことに没頭することで目をそらし続けてきました。就職できないという危機感はあるものの、それについて真剣に考えることが苦しく、すぐに考えることをやめて逃げてしまいます。誰かに叱咤激励されることがあっても、やる気などには変えられず、ただ罪悪感や責められているという気持ちになり、より自分の殻に引き籠ってしまいます。そうして「逃げている」ことは自覚しているため、ますます自分は無価値で邪魔な存在だとしか思えなくなっています。
3.今後の思い、聞きたい(知りたい)内容
この先結婚などは望めないと思っておりますので、せめて自分一人が不自由なく暮らせ、あるいは両親の面倒を見ることができる程度の収入を得るようにしなければならないと思っています。そのためにはどんな形であれ正規の職に就かなければならないと思います。そう望むのならば就職活動の際「自分がどういう人間で、どういう風に役に立てるのか」を相手に伝えなければなりません。しかし私には、自分がどれほど駄目な、役に立たない人間であるかがわかっています。なんとかそうした悪い面を隠して臨もうとすると、何も話すことがなくなってしまいます。この堂々巡りから脱したいと思い、相談させていただきました。
1.「この時に判断を誤りました、後悔しています」「でも今はそれを修正しようと取り組んでいます」と自分の悪い面を正直に言って、果たして採用していただけるでしょうか。無理やりにでも「こういうことができました」と言うべきなのでしょうか。
2.今の私の境遇は、今まで私がなしてきたこと(しなかったこと)の結果であると思います。しかし「自分はこれだけのことをしてきた」という罪悪感を、この先持ち続けていなければならないでしょうか。自分のしたことをすべて忘れてしまえたら(もしくは、気にしないようにできたら)楽になるのではと想像することがあります。そうすることは、私にとってプラスになるのでしょうか。また、そうした考え方などあればお教えください。
20代/女性 | 日付:2014年7月 6日(日) 18:52 JST | 閲覧件数: 991
はじめまして
人生相談コーチングの今瀬保男です。
ご相談ありがとうございます。
「くよくよ過去の事を考えていても過去は取り戻せません」
「大事なのは今を大切に生きることです」
本来はそういうアドバイスを差し上げるべきなのでしょうが
貴方と同じ年齢の自分がどうであったか振り返ってみると
全く同じ状態で悩んでいた自分がいました。
失敗や挫折を繰り返していると、気が弱くなって
自信を失い何を考えても後ろ向きな判断しかできなくなっていました。
貴方の場合も就職が決まらないことで、社会の中で自分の居るべき場所が
なかなかみつからないという思いがあり、毎日毎日が辛い状況ですね。
やるべき事はわかってはいるんだけど、心の中から意欲のようなものが
湧き上がってこないんですね。
確かに人生は選択の連続です。
誰しもがベストの選択をしたいと思っています。
そして思うような結果が出ないと、あぁ別の選択をしておけば良かったと
悔やむのも普通なことです。
貴方は成長したいという意識があります。
困難な状況の中でも貴方は自分のことを良く分析して問題点を整理しています。
だから貴方は変われる可能性が十分にあります。
多少失敗しても、自分の持っている特性を忘れずに、がむしゃらに
挑戦し続けることですね。
就職のことでも「こういう専攻で勉強をした」ということは外して、自分が
社会の中でどういう貢献ができるかという条件で仕事を探してみましょう。
選択肢も広がり、気分も楽になります。
人生には希望通りにいかないことが自分を助ける場合もあります。
いま与えられている状況は、自分を磨く場なんだと考えたらどうでしょう。
「過去の事実」は変えることはできませんが
「これからどう生きるか」は変えることができます。
他人が評価してくれるかどうかよりも、まず自分が納得する日々を送りましょう。
回答日時:2014年7月 7日(月) 04:25 JSTお礼のコメントを書く
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