相談する姿勢は変えないでください。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

　申し訳ありません、なんらかの手違いで、ご相談が私のところまで伝わらず、つい先日知った次第です。大変遅れてしまいすみませんでした。
　２０代の男性の方とありますが、書いている内容がご自身の過去のことと現在のことが混在しているようにも読み取れ、文面ではよくつかめなかったのが正直なところです。ですのでご相談内容について回答することができかねます。
　しかし、あなたがとてもつらいであろうことは充分伝わってきました。そして様々な方に相談をされていることは、本来はとても良いことです。残念ながら相談してもあまり変わりがないどころか、さらにつらい思いをしてしまった経験がおありのようですので、今後誰かに相談することをためらってしまうことがないか、それが私としては心配です。
　ひとりで抱え込むと結局改善せず、つらい時間だけが過ぎてしまいがちですので、これからも誰かに相談していく姿勢は変えないでほしいと思います。以下に相談する手順を簡単にまとめておきましたので、参考にしてみてください。

　１）　あなたは文字で自分の気持ちを表現する力がある程度あるので、もう一度「今どんなことで困っているか」を箇条書き（これがポイントです。文章でなく箇条書きにしてください）でまとめてみてください。
　たくさん挙げる必要はありません。悩みのことを考えていると、気持ちが入りすぎてしまって、だんだんとりとめもない内容になってしまうおそれがありますので気をつけてください。
　現在最もあなたのストレスの原因になっていることをひとつと、その他含めて全部で２～５個くらいを箇条書きにしておくとよいと思います。

　２）　次に、過去のあなたの背景（小学時代こんなことがあって苦痛だった、といったこと）を、小学生・中学生…とおおまかな区切りごとでかまいませんので、これも箇条書きで書いてみてください。
　→　これは相談する相手の方があなたの人生背景を理解するのに役立ちます。これもワープロであまり多くなりすぎず、Ａ４の用紙１枚程度におさめてみてください。
　これを印刷して、持参して読んでもらいながら相談するとよいと思います。　医療機関にもカウンセラーがいるところがありますが、費用の面もありますので、まずは市の相談員といったところがベターでしょう。

　その前に２４時間いじめ相談ダイヤル（文科省）といった電話相談などに一度相談してみるのもよいかもしれません。相談した方のアドバイスは必ずメモしておき、市の相談員に相談する際に「文科省の相談窓口では専門家にこう助言された」といったことを伝えるとよいと思います。
　長文読んでいただき、ありがとうございました。

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回答日時：2014年12月12日(金) 23:34 JSTお礼のコメントを書く

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