きっと未来は愛に溢れていますよ。

心理カウンセラー 青山 由

サクラさん、こんにちは。
返事が遅くなって申し訳ありません。

サクラさんは親から愛されなかったという劣等感を持っていて、それによって自分は愛される価値が無いと思っていらっしゃるんですね。
親に甘えたかった年齢に辛い経験をさえてから今まで、その葛藤とよく向き合ってこられましたね。


あなたは何も悪くはありません。
あなたに足りないものがあって愛されなかったのではありません。
あなたのお父様が子供を愛するだけの成熟したこころを持ち合わせていなかっただけなのです。
おそらくお父様自身が幼少期における何らかの影響でこころの成長が止まったまま体だけ大人になってしまい、子供を愛してあげたいと思うよりも自分を愛してほしいという想いの方が強かったのではと考えます。


そして、自分は愛される価値のない人間だというのも違います。
人の価値は自分ではなく周りがきちんと判断してくれます。
おそらく『こんな自分じゃ…』と自分に『NO』をつけてしまっているため、愛される実感を体感していないサクラさんにとって、人から愛されることや男性から愛されることが未知の領域にあり想像できず、愛された時にどうしていいか分からないという不安から、愛される前から人を寄せ付けない様に敬遠しているこころの働きが無意識の中にあるのではないでしょうか。


それら過去を克服するためには辛く長い時間がかかると思いますが、ひとつひとつ思い出しその時の感情と向き合っていく必要があります。

お父さんに言われた言葉、冷たくされた態度、愛されていないと感じた瞬間などひとつひとつを引っ張り出して、「その時どんな気持ちになったか、なんでそう思ったのか、なんでお父さんはそんな風にしたのか（言ったのか）、その時の自分にどんな言葉をかけてあげたいか…」と、その時の自分と向き合い、引っかかっているモヤモヤした感情をすこしずつクリアにしていく作業が必要だと考えます。
悲しい時は思い切り泣いてください。辛い時は無理して続けずにすぐに中断して構いません。サクラさんの中にあるご自身の子供のころの感情にやさしく語りかけてあげてください。


そして、自分のマイナスな部分ではなくプラスの部分、長所や好きなところを受け入れることも大切です。「こんな自分は嫌い」と思う一方で、「でもこんなところは好き」という部分をしっかり理解しておくことです。
誰にでも短所や嫌いな自分の性格の一つや二つははあるものです。それはそれでしょうがないことですので、こんな素敵な自分もいる、こんなに毎日頑張ってると自分自身を認めてあげること、そして自分を愛してあげることを意識しながら生活していくことをお勧めします。

自分を愛することができれば、他人を愛することもできるようになります。
そして、他人の愛も受け入れることができるようになると考えます。

ゆっくりと前に進まれること、そしてサクラさんの未来にたくさんの笑顔が溢れている事をお祈りいたします。

回答日時：2013年12月24日(火) 16:22 JSTお礼のコメントを書く

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