5年後、10年後の自分を想像してみましょう。

カウンセラー 江上 智子

あさん
ご相談ありがとうございます。

就職が決まったものの、自分にできるのかどうか不安な気持ちなのですね。
生活パターンが変わること、認知症の方への対応など、不安要素が思い浮かぶと
本当にこれで良いのかと思う心中もお察しいたします。

さて、まずお聞きしたいのですが、あさんは、どうして福祉に関する仕事に興味を持たれたのですか？
福祉の仕事に就くことで、自分がどうなりたいと思われたことはありますか？
身近な不安はどんな仕事にも必ずあると思います。
その時に大事なことは、もう少し先の自分を想像してみることです。
自分は5年後、10年後、どうなっていたいのか。
福祉の仕事を続けているとしたら、10年後はどんな仕事をしているのか。
もう少し漠然とした状況でも良いのですが、介護されている方が笑顔になっている
ご家族の方に感謝されている、そして自分も充実した毎日を過ごしている
などなど。
また、5年後、10年後には、最初のキャリアを生かして、自分の生活に合った仕事に
就いているかもしれないですね。
もちろん、福祉の仕事以外に就いていることもあるでしょう。

そして、その先の自分を想像した後に、もう一度、今の自分の選択について考えてみてください。
それはやってみて無駄になることでしょうか？
少しでも自分のやりたいことに向かって一歩踏み出せることでしょうか？
もし、それでもやっぱり違うと思うのでしたら、他のお仕事を探してみるのも良いでしょう。

ただ、どんな仕事を選んだとしても身近な不安はこれから先もたくさん訪れてきます。
でも、本当に自分がなりたい姿が何かがわかっていると、
身近な不安が通過点に過ぎなく思えることもあるはずです。

まだまだ若いのですから、どんな経験も無駄になることはないと思います。
やり直そうと思ったらいつでもできますし、また学び直したいと思ったらその時が
タイミングなのですから。

まずは、もう少し先の将来のことを、じっくりと考えてみてくださいね。

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回答日時：2013年9月 5日(木) 11:12 JST

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