自分を責める必要はありません。

心理カウンセラー 青山 由

kuremiﾏﾏさん、こんにちは。
ご相談拝見しました。返事が遅くなり申し訳ありません。

kuremiﾏﾏさんは、自分自身の事を好きではなくかってしまった。
そして、本音で向き合える真の友達が欲しいと思っているのに、表面的な付き合いしか出来ない現実に自分自身が悪いのではないかと考えているのですね。

おそらく今まで素敵な友達が周りにいて、本音で語り合ったり、ぶつかり合ったりしながら友情を深め、何事にも一所懸命取り組む、まっすぐな人なのではと想像します。

自分が満足できる友達関係を築きたいと考えるのは、決して悪い事ではありません。
むしろ正当な考えです。

ただ表面的ではない関係というのは、お互いを分かりあい、信頼し合って初めてこころから付き合える関係のことです。
それには、お互いの事をある程度知る必要があります。
お互いを知ることによって、「この人なら信頼できる」「この人になら何でも話せる」という意識が生まれ、そこで初めて表面的ではない友人関係へと進展していきます。

そのためには、まず多くの時間を共有することが必要ですが、今の生活環境では、お互いに仕事や家事、育児に忙しく、例えば学生のころのように常に同じ時間を共有するのは難しくなっていますので、ここは焦らずに少しずつ距離を縮めていくことをお勧めします。

おしゃべりをすることから始まり、たまにはお茶をしたり、ランチをしたり、お家に誘ったりと共有時間を少しずつ増やしてみてはいかがでしょうか。
その時に、自分の事を相手に開示をしていけば、相手はkuremiﾏﾏさんがどんな人かを知ることができ、kuremiﾏﾏさんの事を信頼できると判断すれば次第に周りも自分を出していくことでしょう。

今は忙しい時間の中では、人づきあいも希薄になりがちです。
あえて、人と深く付き合わないという人もいるでしょう。
kuremiﾏﾏさんもご指摘の通り、表面的な付き合いが多くなり、昔と同じようにはいかなくなっている事は事実として受け止めた上で、今出来るコミュニケーションを模索してみてください。


おそらくご自分の事が好きでなくなったと感じるのも、今回の友人関係のように昔と変わってしまった部分を、ご自身で受け入れられずにいるのではないでしょうか。
良い状態が変わらずに続くことはとても素晴らしい事です。ですが、状況や環境の変化に伴い変化せざるを得ないこともたくさんあります。

具体的に今の自分のどこが嫌いなのか、どうして嫌いなのかを、少し考えてみてください。
そして、不満があっても、今頑張っている自分を褒めてあげてください。
満足出来ない状況の中でも良く頑張っていると、褒めてあげてください。

人は100％思い通りに生きていくことは困難です。
壁にぶつかったときに、打開策を思案すると共に、日々変化をしながら進んでいるという事実を受け入れ、その進化を大切に感じて欲しいと思います。

どうか素敵な未来になりますように…。

回答日時：2013年5月23日(木) 09:40 JST

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