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子育てについて

ご相談者:30代/女性

はじめまして。よろしくお願いいたします。小学3年生女子、年少男子の2児の母です。長女は素直な子、長男も愛敬のある子で、私のところに生まれてくれた事を感謝しています。私はといえば、何かにつけてがみがみと言う様になってきていて、落ち着いたとき自己嫌悪になる繰り返しです。もちろん怒るときは子供たちが行けないことをしたり、言ったりしたときですが、それが些細な事にまで、ぴりぴりしてしまい、もっとおおらかになれないものかと思います。でも、いけないことはいけないと、きちんと教えたいのです。本当に最近怒ってばかりで、自分の感情をとめられません。自分でもわかってるのに、すぐにカチンと来てしまいます。どうやったら、余裕をもって子供たちに怒るのではなく、しかれますか?私は母に自分がしているように怒られた記憶はほとんどありません。だから、自分の子供たちに、怒られた記憶を残してしまっていると思うと、つらいです。私は、他人や親兄弟に、今自分が子供達にしているように怒ったことはありません。だから自分がこんなに、誰かに怒れることが恐ろしいし、まして、わが子にしていることで罪悪感でいっぱいです。このまままっすぐ育ってくれるのだろうか。不安になります。長女は学校での出来事を話してくれますが、友達関係の悩みなどは、友達に話しているようで、ママ友から伝わってきます。私に言ったら怒られるとおもっているのではないかと、今はもっと頼りになる母親になりたいと思っています。
これから思春期になり、どう子供達とかかわっていったらいいか、わからなくなっています。
普段は、一緒に遊んだり楽しく過ごすこともできます、ひとたび、カチンとくるとだめなのです。

とるに足らない質問ですが、こんな私が少しでも、子供達と笑って過ごせる時間を増やすには、どう自分をコントロールすればいいでしょうか?

私は、以前友人に子供の事で相談したとき、「大丈夫、○○ちゃんは、まれみにるいい子だよ」って言ってくれた事があり、それだけをよりどころに子育てをしてきた感じがあります。でもそんな暖かい言葉を自信につなげられていません。
心構えというか、子供に対する接し方を教えてください。

30代/女性 | 日付:2012年11月 8日(木) 01:15 JST | 閲覧件数: 1,500

心の栄養をためましょう!

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

Bさん、ご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院 平間です。
子育てのことで悩んでいらっしゃるのですね。
Bさんのご相談を読んでいて以前の自分を思い出しました。
子どものことは可愛い。でもどうしてもガミガミ言ってしまう。そして後で自己嫌悪に陥ってしまう。。。
Bさんがおっしゃっているように「怒る」と「叱る」は違いますよね。
怒るのは、自分の感情をぶつけてしまうイメージ。
そして叱るのは、いけないことはいけないと、きちんと教えるという意味合いでしょうか。
子どもを可愛がると言っても、何でも「いいよいいよ、思った通りで」というのは子育てとしては足りませんよね。
親としては、いけないことはいけない、ルールや規範は教えなければいけない。
ですが、カッとしてガーっと言うのは違うんだ、とBさんは気づいていらっしゃる。
その気づきはとても素晴らしいものだし、気づくからこそ次のステップに進めるのだと思います。

自分の経験や交流分析の知識を通してお話したいと思うのですが、ついついピリピリしたり、カチンとくる時には「心の栄養」が不足しているケースが多いと思います。
人間は生き物として、水と空気と食物が無ければ生きられません。
それだけでなく、さらに「心の栄養」が無ければ健全に生きていけないと言われています。
心の栄養、交流分析では「プラスのストローク」と呼びますが、「もらってうれしい働きがけ」が心に一杯貯まると良い気分で過ごすことが出来ますし、やる気も起きてきます。
反対に、もらったら嫌な気持ちのする「マイナスのストローク」が貯まると、他の人についつい八つ当たりのように、自分の中に貯まった嫌な気分を「プレゼント」してしまいがちです。
もしかすると、Bさんは今その状態なのではないでしょうか?
自分のケースを考えてみても、その頃の私はあらゆる面で自分で自分に駄目だしをして、自らマイナスのストロークを与えていたように思います。
自分で自分に「バツ印」を付けて嫌な気分になって、家族に当たるように嫌な対応をするなんて、悲しい事してたな、と今更ながら思います。
当たられて嫌な対応をされた家族もそれぞれに嫌な気分になって、学校や会社での人間関係にも影響していたかもしれません。
家族って日々一緒にいて影響し合いながら生きています。
一人からの働きがけは他の家族にも影響するし、同時に自分の家族の外の社会にも影響が出ます。
もしもBさんからの発信が変われば、確実に家族の皆さんにも良い影響を与えることが出来ますし、家族一人一人を中心とした人間関係の「輪」にも広がって行くと思われます。
そこで、どうやったらBさんの発信が変わるのか、つまり、Bさんが「心の栄養」を貯めることができるか、ですが、ぜひご自分を認めてほめてあげて欲しいのです。
今回のご相談にも、参考に読ませて頂いた前回のご相談にも、ご自分を責めるような言葉が出てきているのが気になりました。
ご相談には家族関係を良くしようとされているBさんの一生懸命な気持ちが伝わってきます。
そんな頑張っているご自分をほめてあげてください。
「毎日子育てごくろうさん。良いお母さん、良い妻でいようと頑張っているあなたのこと、私はよく知っているよ。」と自分に話しかけてあげて欲しいのです。
自分を責めがちな方は知らず知らず駄目だしをしている事が多く、その「バツ印」が貯まっていくと自然と他の人にもぶつけてしまいがちになります。
反対に自分の中に「心の栄養」が貯まっていると自然と分けてあげたくなる、つまり、されてうれしい働きがけができるようになります。
それは「しなければいけない」ではなく自然とあふれ出すイメージなのです。
是非ご自分の中に心の栄養を貯めてください。
ご自分を認めてほめる。
時にはご褒美として、自分のために好きなお菓子とお茶を用意してゆっくりと時間をかけて味わったり、ちょっとした自分へのプレゼントを買ったりするのも良いかもしれませんね。
日々のやりとりの中でも、他の人にほめられた言葉は素直に受け取るし、謂われのない事をぶつけられたりした時には「ここまでは認めるけど、ここから先は受け流そう」と、ふるいにかける事も必要な場面もあるかもしれません。
この悩み辞典でも何度かお話しているのですが「過去と他人は変えられません」。
変えられるのは自分の心の持ち方や行動ですので、今回お話した事を参考にして頂けるとうれしいです。

同じような悩みを抱えていた私も、交流分析の理論を学び、心の仕組みややり取りの知識を生活に活かすことができるようになりましたし、再決断療法のカウンセリングを受けることで自分に価値を認めることが出来るようになって日々が楽しくなりました。
その事で家庭の雰囲気も180度変わったように思います。
Bさんがおっしゃっていたのと同じように、以前は何も話してくれないどころか、私の顔色を見て蜘蛛の子を散らすように部屋へ入っていた子どもたちが、今は先を争うように話しをしてくれるようになりました。
やはり一番長い時間を共に過ごす母親が子どもに大きな影響を与えますし、それだけに母親が変わると子どもにすぐに伝わるように思います。
Bさんも是非自分を認めてほめて、心の栄養をいっぱい貯めてくださいね。

回答日時:2012年11月10日(土) 16:38 JST

返信が遅くなりました事、お詫びいたします。

先生のコメントを読み、うなづいてしまいました。ありがとうございました。
悪循環で、ずっと抜け出せないような感じです。
自分をほめる。。。思いつきませんでした。
自分をほめたことなんてなかったし、いいとこ、自分の事とかで、まあいいっか!と思うくらい。
でも、子育てって、まあいいっか!じゃ済まされません。だからついつい大変だ大変だとどんどん、下向きに考えてしまっていました。

確かに自分が楽しかったり、余裕があったら、人には優しくできます。家族にも同じですよね。なぜ今まで気づかなかったのか。。なかなか自分をほめるって、ちょっとやってみたのですが誰かに聞かせるわけじゃないけど、恥ずかしいですね。
でも、自分の一日を振り返る機会になりました。振り返ってみると、あれ、私今日も怒ってばっかりだったなあ~なんて思ってしまいましたが、そこで踏ん張ってがんばったところも探してみました。
当たり前だけど、ご飯作ったとか、遠くの店まで自転車で買い物に行ったとか。
そんな、小さい当たり前のことを、いつもは自分がなにげなくしていて、気にとめてもいなくて、さらっと過ぎていた時間を振り返ることができて、なんだか充実した時間が自分にもあるんだなあと、感じました。

そして、それをほめてみたら、気持ちが楽になって、先生がおっしゃっていた様に、子供たちにも、その気持ちで接することができました。

まだまだ、がみがみ言って、自分をコントロールできず、きつく言ってしまうことが多々ありますが、子供って、子供だから、きっと一度言ってできなくて当たり前なんですね。
もっとゆったりと構えて、自分をほめ、子育てをしていきたいです。
子供の成長はとてもうれしいですが、さびしくもあり、今を大事にしたいのに、怒ってばかりじゃもったいないですよね。

先生のおはなしを聞いて、前向きになれそうな気がしています。先生のお話を心にとめて楽しく暮らせるように心がけていこうと思います。ありがとうございました。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2012-11-14 |

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心理カウンセラー・心理支援士
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