自分を責めるのはやめましょう！

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

風太郎さんご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院平間です。

仕事と将来について悩んでおられるんですね。
ペットショップで働いていらっしゃるとのこと。
約４年も続けられているのは、風太郎さんが動物のお世話をするのが好きで、やりがいのあるお仕事なのでしょうね。
一度は辞めたのに「戻ってきてほしい」と言ってもらえたのは、風太郎さんがペットショップに必要とされている大切な存在だから、と私は思います。
そんな職場が、景気の影響で、勤務時間が減ったり、潰れてしまうかもしれないという状況では、不安がふくらんでしまいますよね。

さらに、お友達の紹介で就職し１ヶ月で辞めてしまった事で、ご自分を責めておられるように思いました。
風太郎さん、ちょっと考えてみてくださいね。
職場の人達とうまくやれなかったのは、一方的に風太郎さんの落ち度なのでしょうか？
人と人との付き合いはキャッチボールのようにお互いが築き上げるもの。
極端なケースを除いては、どちらか一方だけが１００％悪いという事はないはずですし、１ヶ月ではそこまで親密になれないままだったかもしれません。
「仕事でのミスも度々」というのも、一ヶ月というのまだまだ仕事を覚える時期。
ミスをするのもありがちだと私は思います。
どうかご自分を責めるのはやめてくださいね！

また面接では、風太郎さんにとって「ショックすぎる」言葉を言われ、つらい思いをされましたね。
私は、文を読みながら、風太郎さんがどういうお気持ちだっただろう…と思うのと同時に、その面接官に対して腹が立ってきました。
なぜなら、不採用にするのであれば、単に結果を告げさえすれば充分なはずで、そのようなひどい事を言う必要はないと思うからです。
自分の言葉が他人をどれだけ傷つけるか、言葉の持つ力を理解しない彼こそ情けないと思います。

風太郎さん、怒っていいですよ。
そして自分を責める必要はありません。
もしも「そういう事を言われるのは自分が悪いせい」と思われているとしたら間違いです。
そんなひどい事を言った相手に腹をたててください。
怒りは自分の尊厳を守るための感情です。
適切に外に向けてて、（対象に向け）感じるべきものなのに「自分が悪い」と思ってしまうと、ブーメランのように跳ね返って自分を攻撃してしまいます。
それが今の風太郎さんの不安感や自責の念の根源になっている可能性はあると思います。

ただ誤解をしないで頂きたいのですが、腹を立てる、怒りを感じるというのは、攻撃するのとは違います。
自分の中に、腹の立つ感情があるのを感じ、「腹をたてていい」と自分に許可して、フツフツと沸いてくる怒りを感じてください。
泣くとすっきりする体験はおありだと思いますが、怒りの感情も十分に感じると楽になってきます。
私たちのカウンセリングルームにも、怒りを適切に感じることができないことから、心身にトラブルを抱えるクライエントさんが沢山いらっしゃいます。
風太郎さん、まずはご自分で感情を見つめてみてください。
そして、もしそれでもすっきりしない時、あるいは、自分の感じかたのくせのようなものを直したいと思われる時は、私たちのカウンセリングがお役に立てると思います。
ぜひ覚えておいてください。

風太郎さんが活き活きとお仕事できることを願っています。

回答日時：2012年8月11日(土) 17:40 JSTお礼のコメントを書く

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