相談&回答

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自分の気持ちの弱さについて

ご相談者:30代/女性

初めてご相談させていただきます。

ご相談したいのは、ネガティブな意見や攻撃的な意見にすぐ影響されて気持ちが沈んでしまうことです。
例えば、ネットやテレビなどで、自分の住んでいる地域や、私自身の年代や、趣味などに対して、辛辣な言葉や批判(単に無神経な事を言う人を含めて)を聞くと、自分に対して言われたことではないのに、まるで世間から自分が責められているかのように、気に病んでクヨクヨしてしまうんです。
例えば私は編物や、一人で買い物やカフェ巡りをするのが好きなのですが、そういう事をする人は暗い、友達も彼氏もいないんじゃ?などと書いてあったりすると、腹がたつと同時に、必要以上に悲しくなってしまうんです。
また、自分自身に向けられた批判や、外出先なんかで失礼な人がいた場合も、なにか相手に言い返せばいいのに、あわあわしてしまって、悔しい思いをしたまま終わったりもします。

こういう傾向は子供の時からあり、その時は大人になるにつれて、図太く(?)なっていくものだと漠然と思っていましたが、30歳過ぎてもそういう気持ちの弱さが治らず、少し焦りはじめています。
もしかしたら、一生このままの性格ではないかと思ってしまいます。
ネット上にもよくいる、人をわざと傷つけたり、怒らせて楽しむような人は、きっと寂しい人なんだと自分に言い聞かせても、そういう攻撃的な他人がいることに対して、クヨクヨしてしまうんです。

カウンセリングに通うほどの鬱という訳ではなく、このような気持ちの沈み、低空飛行のような精神状態がずっと続いています。
他人に構わないような無神経な性格にはなりたくありませんが、もっと打たれ強いというか、自分を強く持っている人になりたいんです。

普段からの気持ちの持ちようを教えて下さい。

30代/女性 | 日付:2012年2月 4日(土) 12:27 JST | 閲覧件数: 3,831

カウンセリングは重い問題だけのものではないんですよ!

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

Nさん、ご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院平間です。
気持ちが沈みがち…というご相談ですね。
自分に対して言われたことではなくても、まるで自分が責められているかのように、気に病んでクヨクヨしてしまうとのこと、自分にも同じような思いがあったのでお察しします。
確かにNさんがおっしゃるように、子供の時や思春期にこの思いは強いように思います。
ですが、今までの人生で、同じ様な場面を繰り返すのだとしたら、もしかするとNさんの人生の台本に関係しているのかもしれません。

「人生の台本」?と思っていらっしゃるかもしれませんね。わたしたちは生まれてから思春期頃までに「わたしはこんな風に生きていく」という、自分の人生の台本を書くと言われます。
その台本には「こういう時にはこうするんだ」という決断も一杯入っていて、私たちは忠実に台本を守り、その決断に基づく行動パターンを繰り返しながら生きています。
「こんな風に生きる」という生き方は、子供なりの「経験値」で、その時にはそれがベストだったり、しっくりくるので決断したのですが、大人になった今では、身の丈に合わないこともいっぱい出てきます。
そんな不要になった決断を変えるのが私たちの「再決断療法」です。

わたしたちは一人では生きていけませんし、人とのふれ合いはなくてはならないものですが、時には他人の言動に悲しい思いをしたり、傷ついたりもしますよね。
家族でさえも「何でそんな言い方するんだろう??止めてほしい!」と思ったりしますが、やはり過去と他人は変えられないんですね…
とはいえ、いわれのない事を言われた時いちいち傷ついていては身が持ちません。
そこでカウンセリングの出番だと思います。
他人の言動が変わらなくても、受け止める自分の心が変わったら、落ち込むことも少なくなると思いませんか?
自分の話で恐縮ですが、何年か前にママ友の言った一言が胸に刺さり、抜けないトゲになって苦しんだことがあります。
そのママ友に抗議するのではなく、カウンセリングを受けて自分の決断を変え、さらには自分の感じ方のパターンを変えることで、嘘のように楽になったのを思い出します。
それからは、相手や場面が変わっても傷つきにくくなり、ブレなくなったと言いましょうか、おどおどビクビクすることも減って、安定した気持ちで居る時間が増えたように思います。

もしも、Nさんの感じ方もパターンによるものだと思われるのであれば、一度カウンセリングを受けることをお勧めします。
ご興味がおありでしたら、敬愛カウンセラー学院のHP「カウンセリングのご案内」をご覧になってみてください。また、事務局にご連絡頂ければ、カウンセリングについてスタッフがご説明いたします。
(電話によるカウンセリングはいたしておりませんのでご了承ください)

「カウンセリングに通うほどの鬱という訳ではなく」とNさんはおっしゃっていますが、カウンセリングは重い問題を解決するためだけのものではありません。
これが無ければもっと幸せなのにな…ということ、たとえばイライラとかクヨクヨといった事を解決して、生活の質を上げるのも守備範囲です。
深刻な事態になる前に解決できる問題もあるかもしれません。
もっとカウンセリングを身近に感じて、気軽に受けてもらえるようになれば、いっぱいいっぱい笑顔が増えると思います。
もしかすると最初は勇気が要るかもしれませんが、変わる喜びや心地よさを体感してもらえると、かつての私のように「もっと受けたい!」に変わっていくと思います。

Nさん、一歩踏み出してみてください。
そして笑顔が増えることを願っています。

回答日時:2012年2月 6日(月) 21:57 JST

回答ありがとうございました。
相談を書いて投稿した事で、私自身の考え方も子供っぽかったのかな、経験不足だったのかな・・・といった思いが浮かんで来て、気持ちの整理も少しついたように思います。
カウンセリングに関しては、少し自分自身の様子を見ながら、検討したいと思います。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2012-02-08 |

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心理カウンセラー・心理支援士
平間 正子相談件数:180件
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