相談&回答 |
約7分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ: 佐古 康弘
ご相談者:20代/女性
友達の事で相談させてください。
高校時代からの友達です。
今は28歳。
高校生の頃は、誰とでも気軽に話せて、
いつも楽しそうにしている印象がありました。
卒業後は東京で一人暮らしをして、短大を卒業してからは
就職はせずにお姉ちゃんと二人で生活していたそうです。
その頃はほとんど外に出ず、家事を毎日するくらいだったそう。
この頃の彼女とは連絡を取っていなかったので、私はよく知りません。
マキがいうには、この頃から引きこもりの感じが強くなってきたと言っていました。
23歳のころ、彼女も私もちょうど同じくらいの時期に
地元に引っ越してきて、それからはよく会うようになりました。
彼女は家族とうまくいっていないからと一人暮らしをしていました。
一人でいると急に怖くなることもあるから、
なるべく遊びに来てほしいということだったので、私も週の半分以上は家に行っていました。
私はその頃は彼女が家族とうまくいっていないことや、過食気味なこと、
人との付き合いが面倒なこと、仕事を始めても続かないこと、
私自身も程度は低いにしても同じように感じる部分も多かったので、
気持ちは理解しているつもりでいました。
だから一緒に気持ち悪くなるまで食べて、それを笑い話にしたりもしていました。
1年くらいそういうのが続いた頃、
彼女に対して不信感を持つようになっていました。
私の話をすべて否定的にとらえられたり、マイナス思考のことばかり話すし、
自分は病気だというのを強調したりして。
だから、時々二人の間に険悪な空気が出ることも多くなりました。
彼女の病気や状況が、そこまでひどいものだとは思っていなかったので、
仕事や家族とうまくいかないのを、全て病気のせいにしているんじゃないか、
被害妄想が強いのではないか。。。と思うようになりました。
だんだん距離を置くようになっていました。
26歳の時、私は実家から引っ越しをする事にしました。
その頃から彼女は実家で生活を始めました。
以前から、「メールが来ても返信しなきゃいけないと思うと、それが苦痛になって
寝られないこともある」と言っていたので、
私は2か月に1回くらいメールを送る程度でした。
返事は、1,2ヶ月後に来たり、来なかったりしました。
実家に帰っても、会うことはありませんでした。
それから1年後くらいに、返信メールで
「3か月くらい記憶がなくなってて返信遅くなってごめん。」
というのが送られてきました。
びっくりして電話をしてみたら、
寝起きのような、子供っぽいような声で話をしていました。
それから急にいつもの声に戻って、
「ごめん。今のは私じゃなくてマキちゃんがしゃべってたから。」
というのです。
時々、その○ちゃんが出てきて自分の意思とは関係なく、
その子が行動したり話をしたりしているそうです。
その時彼女は遠くの方でそれを眺めている感じだそう。
数か月くらい記憶がなくなって気がついたら体重が増えていることもあって、
その間の事を家族に聞いたら、急に食欲が出たみたいで元気になってたよ。
と言われたそう。
彼女は冷静にそのことを受け止めていて、たぶん体重も危ない時期だったから、
体が生きさせようとしてその子が出てきたんじゃないかと説明していました。
私は初めてやっとマキの病気や状況が深刻なものなんだとわかりました。
それまで分かってあげられなかった事が申し訳なかったです。
けど、何をどうすればいいのか分からず、何もできませんでした。
だから、2か月に1回くらい連絡をしてみることしかできませんでした。
先日、3年ぶりに会って、いろんな事を聞きました。
初めて、病気や体の事を真剣に聞くことができたと思います。
今は実家で両親と祖母とくらしているのですが、
外出することは月2回の心療内科くらいだそうです。
連絡を取っているのは私くらいで、ほかの人には連絡するのが怖いそうです。
それは今の自分の生活の事を聞かれたり、病気の事を話して嫌われるのが怖いからです。
寝られない事もほとんどで、朝と昼が逆転した生活をしていて、
食事は離乳食のようなものを1日1回。時間をかけて食べては吐くのが日課。
彼女は昔から、お母さんに可愛がられたという記憶がなくて、
いつも「お前なんかどこかに行け」と言われているそうです。
お母さんはアルコール中毒で時々暴力をふるうのですが、本人ははっきり覚えていない。
心療内科の先生には、お母さんと距離を置くようにアドバイスされたそうです。
お父さんはそれを見て見ぬふりをしていて、
今の病気のことについても、質問することも大丈夫かという言葉も言わないそう。
お父さんとは月2回の病院へ一緒に行ってカウンセリングを受けているのですが、
先生から「毎日会話をするようにしてください」というアドバイスも
実行しようとすることはないそうです。
おばあちゃんは以前は一番の理解者で話相手だったのですが、
2年前くらいに体調を崩してからは、会話もほとんどないそうです。
救急車で病院に運ばれたこともあって、
その時に先生からすぐ入院するように言われたそうですが、
彼女は拒否してそのまま病院にはいっていないそうです。
体も骨と皮しかないですし、ずいぶん弱っている印象でした。
心療内科には何年も通っているのに悪化しているようにしか見えません。
彼女が家を出て新しい生活を始めてくれれば何かが変わるのかもしれないですけど、
今はおばあちゃんの事が心配だし、自分もそんな体力がないと分かっているからできないそうです。
今回会うのに、お店で約束をしようとしたときも、
人がいる場所は行けないからと、私の実家で会いました。
体だけではなくて、精神的にも以前より明らかに悪化しています。
これから、どうすればいい方向にいくのでしょうか。
頑張ってと、無理をさせてでも生活を変えることがいいのかわかりません。
私と今回会って話したことで連絡しやすくなったから、
私と普通に連絡取れるようになったら、ほかの友達にもできるかもしれないと
いっていました。
今の生活と体では、彼女自身がとてもきついと思います。
まだ28歳で、他の人と同じようにもっと外にでて楽しんだり、恋愛をしたりもして欲しいです。
一気に書きならべてしまって、読みにくい文章ですみません。
アドバイスをどうかよろしくお願い致します
20代/女性 | 日付:2008年8月28日(木) 11:51 JST | 閲覧件数: 1,887
友達が引きこもり状態で心の状態も悪化してるんですね。
心療内科に通っているのに悪化しているのは不安でしょう。
相談文を読む限り通院にはお父さんが同行しているが進展がないようなので自然な結果だと思います。
治療はほぼ薬のみになっていると思うので薬の利きも薄れて悪化してる可能性があります。
心の治療で大切なのは薬などで落ち着いた状態を保つ事とカウンセリングなどで問題改善やリラクゼーションを行うことです。
友達の場合カウンセリングなどの問題改善が進んでないので悪化の可能性は高くなります。
友達は日常生活を普通に過ごせないレベルのようなので周りのサポートが必要でしょう。
親のサポートが難しいようならば一度施設のような場所へ入院しての集中治療も考えた方が良いと思います。
心の病は薬を飲んで寝てるだけでは治りません。
軽度なうちは休養しながら自己治癒力で改善できる事も多いですが、友達のレベルですと専門家や日常を一緒に過ごす人のフルサポートが必要だと思います。
よく「無理をさせず休ませろ」と言いますが治療に集中しましょうという意味です。
治療まで休んでいては改善は難しく悪化の可能性は高いです。
心療内科では一般の診察だけで長時間のカウンセリングをしていない場所も多いです。
もし友達がカウンセリングなど問題改善がしっかり出来ていないのならカウンセリングルームなどでのカウンセリングをお勧めします。
Heartful Timeでも対応できますので問い合わせ下さい。
あなたに出来る事は友達として定期的にあって楽しい時間を過ごすことです。
友達はあなたと過ごす事に楽しみや安らぎを感じているみたいですね。
すでにあなたと会うことで他の友達とも会えるかもと希望が出てきているのでゆっくりでいいですよ。
あなたは友達とずっと一緒にいる事は出来ないのだから無理に生活は変えなくていいんです。
定期的に会って普通の人間関係、友達関係を思い出させてあげましょう。
専門的なことは専門家、あなたはあなただから出来る事をしていきましょう。
友達の心が前向きになれば遊びも仕事も恋愛も出来ます。
友達が外で楽しく遊んだり恋愛で幸せになれたらいいですね。
回答日時:2008年8月28日(木) 17:48 JSTお礼のコメントを書く
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。