まずは交渉、もし離婚するのなら離婚協議書の作成を

藤縄 純子

はじめまして。
行政書士の藤縄です。
この度はご相談いただきありがとうございます。

ご主人様の身勝手な言動にご心痛が大きいことと思います。
２０代ならともかく、もうすぐ高校生になるお子様がいるのですよね。
些か無責任な気が致します。

貴女は基本的に離婚したくないと思っていらっしゃるようなので
この点につきまずコメントさせていただきます。

ご相談内容を拝見する限りですが、
特に貴女の側に不貞行為や暴力（精神的暴力を含め）等離婚原因があったとは見受けられませんので、貴女が離婚しないと言えば、簡単に離婚はできません。

もちろん貴女が協議離婚に応じるのであれば話は別ですが、
応じないのであれば現段階でご主人様が無理やり離婚を押し通すことはできません。

どうしても離婚したければ、今後調停、裁判という手続を踏まなければなりませんし、
仮に裁判をしても、別居期間が長く続き、婚姻関係が破綻していると認められない限り
離婚は難しいのではないでしょうか。
仮に貴女がおっしゃるように背後に女性の存在があるのなら
この不貞関係の証拠を見つければ更に離婚は難しくなります。

ただ、このようなご主人様といつまでも同じ屋根の下で生活し続けるのも辛いものがありますよね。

もし貴女が内心離婚に応じてもよいと思っていても、
簡単に離婚に応じる意思を伝えない方が良いのではないかと思います。
簡単には離婚できないし、応じるつもりはないと話し、
どうしても離婚したければ財産分与、慰謝料を支払うよう交渉してみては如何でしょう。
養育費も家庭裁判所のHPに養育費算定表というものがありますから、
一度その表を参考におおよその養育費の額を調べてみてください。

この離婚条件の交渉をご自身で行ってもよろしいですし、
ご不安であれば内容証明郵便を利用して離婚の条件を申し入れるのも方法でしょう。


また、ご主人様との交渉の結果、
このような条件であれば離婚しても良いと思った場合、
必ず離婚協議書を作成し、これを公正証書にしておかれた方がよろしいでしょう。

口約束で養育費、慰謝料を払うと言っても、
そのうち支払われなくなるというケースが非常に多く、
それで困っている方がたくさんいらっしゃいます。

離婚協議書を公正証書にまでしておけば、
仮に将来ご主人様が慰謝料、養育費を支払わないという事態が生じても、
裁判をすることなく強制執行が可能になり、とても心強いものです。

内容証明郵便の作成・発送及び離婚協議書の作成は
当方でも承っています。
もし必要であれば一度HPからご相談いただければと思います。

以上となりますがお答えとなっておりますでしょうか。

回答日時：2014年9月10日(水) 11:59 JSTお礼のコメントを書く

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