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ご相談者:10代/女性
最近やっとカウンセリングを受けてみようと思い始めたのですが、いつか家族や職場の人に気付かれてしまうのではと不安で、なかなか行く勇気が出ません。
子供の話を聞いてくれるような親でもなく、とても良いとは言えない家庭なので、ちゃんと話し合うこともできないでいます。
カウンセリングは出来れば受けたくないのですが、
全てを投げ出す勇気もなく、死ぬ勇気もなく、生きる勇気もない。
ゆっくり考える時間も余裕もありません。
ふと死にたくなる時もありますが、私にもやりたいことや、幸せになりたい思いがあります。だから生きていますが、どうしても苦しさが消えてはくれないんです。
また、よく焦燥感にかられることに悩んでいます。
特にそれが酷くなるのは会社に行く日や、その前日です。
会社が嫌で仕方ないので、それが原因なのでしょうか。
やめたいのですが、まだ半年も経っておらず、それを親が許すはずもない。だから出来る限り行くようにはしていますが、とても辛いです。
私はどうしたらいいのでしょうか…
こんなことで死にたくはないのに、早く死にたいという気持ちがおさまらず、不安で仕方ありません。
10代/女性 | 日付:2013年4月 3日(水) 11:17 JST | 閲覧件数: 861
ご相談していただいて、ありがとうございます。
こうしてメールをいただけたこと、大変嬉しく思います。
メールを読ませていただいて、あなたの深い悲しみを感じて言葉になりませんでした。
まず、お返事をするまで時間がかかってしまったことをお詫びいたします。
お返事が遅くなってごめんなさい。
あなたの文面からあなたの誠実さと優しさを感じます。
自分の気持ちよりも相手のお気持ちを思いやれる優しい方なのですね。
あなたはご家族や職場の方になるべく迷惑をかけたくないと、ご自分の気持ちを抑えることに多くの力を注いでいらっしゃるように感じます。
「ふと死にたくなる時もありますが、私にもやりたいことや、幸せになりたい思いがあります。だから生きていますが、どうしても苦しさが消えてはくれないんです。」
あなたはご自分のことをよくわかっていらっしゃいますね。 はっきり言えば、
「ふと死にたくなる」と感じられるのは、すでに、あなたの一部を殺してしまっているのです。
それは「自分を大切にするという気持ち」です。
自分の気持ちを押し殺してしまっていると、それはご自分を殺していることなのです。
あなたは自分の気持ちを押し殺して相手の方の気持ちを飲み込んでも、
残念ながら相手はそんなあなたの気持ちには全く気がつかないのです。
そのようなことは小さいころから無意識に植え付けられたあなたのパターンなのかもしれません。
何もない無垢な子供の時に、親の気持ちに従うようにしつけられると、自分でもわからない無意識のうちに自分の気持ちよりも相手の気持ちを推し測ってしまい、相手の望むようにふるまってしまいます。
もっと言えば、相手の望むように自分がふるまわなければ罪悪感を感じてしまうかもしれません。
これを引きずりながら本当の幸せにはなれません。
苦しさは消えてくれないんです。
どうしたらよいか方法はいくつもあります。
成長するにつれて、反抗期というのがありますが、反抗期がその一つです。
反抗期は、親の価値観の中で親のテリトリーの中で生きてきた子供が自分自身の足で歩んでいく為に親の価値観を全否定するのです。
それが大切です。
親のテリトリーから出る儀式のようなものです。
子供がその主張をし始めて、親は子供を手放す、旅立たせることができるのです。
親は、いつまでも自分の目の届くところで見守りたいという気持ちがあります。
それが強いと子供を管理したり、虚勢を張って脅かしたり、逆に弱気を演じて気を引き、子供を親から離れられなくすることもあります。
それは親も気づいていないかもしれません。
親自身が自立していれば子供の反抗期はすぐに収まるか、反抗期がなく自立がスムーズにできますが、親がいわゆる子離れができない場合は時間がかかります。
でも時間がかかったとしても子供は自立していかなければいけないのです。
あなたにとってそれは大変な作業かもしれませんが、それがあなた自身を強くし、本当の意味でのあなたとご両親を幸せにすることだと思います。
『自分の正直な気持ちを表現する、相手に伝えること』
は罪ではありません。
逆に伝えないことの方が相手もあなたのことが分からないのです。
ご自分の正直な気持ちを誠実に伝えたうえで、話し合ってみて下さい。
とても根気のいる作業かもしれませんが、心を開ける方やお友達にご相談したり、アドバイスをいただきながら、ご両親との関係や距離感を整理することで心の負担が軽くなることと思います。
それをクリアしたら職場やその他のこともスムーズになっていきます。
これからはまず、今までのパターンの「自分の気持ちを押し殺すこと」ではなく、『自分が幸せになる』という気持ちに力を注いで下さい。
今はわかってくださらなかったとしてもご両親はあなたが幸せになることで、必ずわかって下さる時が来ることと思います。
その時に、本当の意味での相手の気持ちを思いやれる優しさと強さがあなたの魅力になります。
心をこめて、あなたが心から幸せだと感じられる時が来ることを信じています。
回答日時:2013年4月 5日(金) 09:27 JSTお礼のコメントを書く
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