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ご相談者:20代/男性
初めて相談いたします。
私の進むべき道のヒントを見出してください。
私は地方大学を卒業し、今年度より某ゼネコンの事務職の新入社員として働いています。
現在、入社5か月が経過しています。
私の悩みはズバリ現在の仕事の辞め方です。
と、いいますのも、私は現在大学時代の恩師から
『NPOで活動してみないか?』との誘いを受けています。
大学生時代に地域福祉に興味を持ち、可能な限り地域でのボランティア(ホームレス支援、一人暮らしの高齢者の話相手)を行ってきました。
その時にケースワーカーとしての仕事に興味を持ちました。
しかし、就職活動を始めるにあたって、『興味と現実』の差に耐えきれるかどうか、という思いもあり、
ある程度安定した収入・生活を維持できるよう、『ひとのため』になる仕事につくことを念頭において民間企業への就職活動を始めました。
その結果として、公共資本の構築を主体とするゼネコンへ入社しました。
しかし、入社してみて気づいたことは、多くの社員は利益を出すこと、何事もなく工事を終えることに集中しており(民間企業としてはあたりまえですが)
エンドユーザーのことはあまり考えられていません。
それでも現業部門はまだ一つの作業所につきっきりなのでマシといえます。
事務方は一人でいくつもの現場の事務を抱え、現業部門より一層エンドユーザーの目線に立てない立場にあります。
そのような環境の中で過ごしていく中で、
『これが自分の選んだ「ひとのため」にできる仕事の道なのか?』
と考えるようになりました。
そんな時に恩師からNPO活動の誘いを受けました。
そしてそのNPO団体の代表からも直接誘いを受けました。
「NPOは運営が難しいから、活動してもアルバイト、もしくはボランティアに近いような形になるが、
ここで勉強をするのも悪くないと思う。活動を通して学びながらその先の道を探しても遅くはない。
学んだことを抱えて行政の側から支える公務員の道、福祉団体に所属する道、様々な道がある。
君にその気持ちがあるならうちにきなさい。」
とお言葉をいただきました。
私の心は半ば現職を退職する、ということで固まりかけています。
しかし、今の仕事をすぐさま辞めてもいいものか、という気持ちもあります。
自分に付いてくれている指導員の先輩、上司に多大な迷惑をかけていながら
「ハイ、さよなら」
で終わらせていいのか?という気持ちが大きいです。
さらに先輩は今後の私の成長のために、指導プランを練ってくれています。
そのような中で「退職したい」と伝えることに申し訳なさがあり、一歩を踏み出すことができません。
しかし、公務員を目指すとなった場合、年齢制限もあり、迷うことのできる時間は長くありません。
私が一歩先に踏み出すためのアドバイスをお願いいたします。
20代/男性 | 日付:2012年8月30日(木) 23:17 JST | 閲覧件数: 958
俊さん、初めまして。ハートサポーターShineの竹林と申します。
仕事の辞め方についてお悩みということですが、
文章中からNPOに魅力を感じつつも今の仕事ももう少し頑張ってみたい、でも、公務員を目指すなら迷っている暇は無い…というような揺れる気持ちを感じました。
世の中『ひとのため』にならない仕事は無いはずですが、俊さんは今のお仕事に疑問を感じているご様子。
もしかしたら、俊さん自身の仕事に対する価値観を見つめ直すことが、決断につながるのではないでしょうか?
俊さんの思い描く『ひとのため』とはどういうものを指すのでしょうか?
『エンドユーザーの目線』とは、具体的にどんなものなのでしょうか?
仕事に対して「やりがい」を求める人もいれば「収入」を第一で求める人もいますし、「休日」や「雰囲気」だったりすることもあります。
俊さんにとって仕事とは何ですか?
それら俊さんの『想い』がより期待できるのはどんな仕事ですか?
5年後、10年後の自分はどんな仕事をしていれば幸せそうですか?
『この仕事がしたい』と強く思えるようになれば、「周りがこうだから…」ではなく、「どうしたら良好な関係で辞められるか」を考えるようになります。
例えば、気持ちを率直に伝えてみたり、区切りの良い所までやりきってから退職することも出来ます。
NPOに対する情熱が本物だと分かれば先輩もきっと応援してくれるでしょうし、相手の事を思いやり、自分の気持ちを大切に行動していけば、自ずと道は開けるでしょう。
退職を切り出す時、くれぐれも「この会社じゃダメだ」というような趣旨のコメントは避けるようにしてください。
「この仕事も捨てがたい、でも、自分はこういう理由でこういうことをしたい。」というメッセージをしっかりと伝えられると良いかもしれませんね。
自分の信念を大切に、高台から見下ろすように自分の別れ道を覗いてみてください。
きっと最良の一歩が踏み出せることでしょう。
回答日時:2012年9月 2日(日) 16:26 JSTお礼のコメントを書く
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