母としての責任と、妻としての責任

松下 豊太郎

法的視点でご相談を整理分析すると、子の母としての責任、妻としての責任の２つがあり、両方を果たすことが困難な状況と推測します。
(1)母としての責任
1.婚姻外の相手の子を、母として産み独力で育てる責任があるといえます。別途、子の父にも、認知し養育する義務があります。
2.「子を産む」ために生じる、相談者夫婦間、相手男性の夫婦間に生じるであろう諸問題は、「望まれぬ子の妊娠」という事態をまねいた自己責任です。

(2)妻(夫)としての責任
1.今回のご相談の当事者はそれぞれ家庭があり、配偶者としての責任が生じます。子の父母をしての責任を果たすためには、相手の理解を得るか、離婚するかという究極の選択の問題が生じます。

(3)相談者さんの対応
1.母としての責任を優先し「子を産む」選択肢、逆に妻としての責任を優先する選択肢、どうするかを決断する対応に迫られています。
2.法的な問題については行政書士など専門家のアドバイスを受けて決断されるようおすすめします。
当事務所でも対応可能ですが、地域的事情を考慮すると下記データを参照され、最寄の専門家を探す。紹介を受けるほうが便利だろうと思われます。
　　千葉県行政書士会：http://www.chiba-gyosei.or.jp/
3.また、決断後の心のケアはカウンセリング手法の活用が検討課題だろうと推測します。

いずれにせよ、スムースに進展するよう願っております。

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回答日時：2012年4月22日(日) 15:38 JSTお礼のコメントを書く

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