せめて人並みの幸せになりたい

ご相談者：40代/男性

私は43歳の独身男性です。日本いや世界中探しても珍しいと思うが、この歳になるまで女性と付き合ったことがなく、セックスの経験もない。
どこに行っても女性からは白い目で見られる。まるで犯罪者か痴漢を見るような目だ。電車に乗ってもそうだし、街を歩いてもそうだ。知らない人は仕方がないにせよ、顔見知りばかりの勤め先でさえそうである。話しかけてくれる人は無く、挨拶もしてくれない。他の人が楽しそうにしているのを指をくわえて見ているしかない。
私は身長155cm、体重56kgのズングリした体型で、足も短く、顔も今風とは程遠い。髪の毛もくせ毛が酷くてどうにもならない。顔と体型とのマッチングを考えると流行りのファッションや髪型は取り入れられないので、中学時代から服や髪型がほとんど変わっていない。そのためか不潔感と不快感を与えているのかもしれない。
所変われば人の価値観も変わると思い、転職と転居を繰り返しました。しかし、どこにいっても何も変わらない。石もて追われるように会社を辞め、寮を出ていく、この繰り返しである。ろくに給料も出ないうちに辞めるのだから、常にお金が無い。この歳まで貯金はゼロである。
このような状況で私が出した結論は、どうせまともな仕事をしても人に白い目で見られるのならば、最初から人に白い目で見られる仕事をすればいい。ただし給料は現金日払いで。これならたとえ人に白い目で見られようが一日我慢すればお金が入ってくる。ではそれはどんな仕事か。交通量調査・チラシのポスティング・プラカード持ちである。この３つの共通点は通行人が１０００人いれば１０００人が白い目で見るか、嘲笑するか、からかいに来るか何れかである。こんな仕事は他にない。ただし、どの仕事もいつもあるわけではない。収入は低く不安定である。ルックスが悪いとこんな仕事に甘んじなければいけないのか。
せめて人並みのルックスがあれば、こんな生き方を強いられなくてもよかったはずだ。能力は普通だと思うが、こっちは白い目で見られ誰にも相手にされないのに、向こうでは楽しくやっている。馬鹿馬鹿しくて勉強する気にもならなかった。自分の支えになってくれる人も応援してくれる人もいないのに、何のために勉強するのだろう。学生時代はいつもそんなことを思っていた。今年は、特に3/11以降はTVやマスコミは絆、絆とやたらうるさいが、あらゆる絆を断たれた私には、TVで言う絆という言葉は薄っぺらくて軽く感じる。
現在は大阪・西成あいりん地区の一泊1200円の簡易宿で暮らしている。こんな街で暮らしたくはないが、私のような者を受け入れる所は日本中でここぐらいしかないので仕方がない。
今更、富と名声を得たいとか、成功者になりたいとは思わないが、せめて普通の人が普通にすることは、死ぬまでにやっておきたい。今はあらゆる趣味や娯楽を断って生きている。何のために生きているのかわからない。何故ルックスが悪いというだけでこんな生き方を強いられなければいけないのだろうか。死ぬことへの恐怖を拭い去り自殺に備えたほうが私には良いのでしょうか

40代/男性 | 日付：2011年12月18日(日) 22:43 JST | 閲覧件数: 5,561