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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/男性
質問です。ついこの間、離婚したのですが、離婚前と変わらず生活費の支払い続けております。私の給料は22万(介護士)・妻の給料5万~6万円(パート)・子(3歳保育園通い)です。児童手当 約41550円予定(4月,8月,12月支給)・育成手当 約13500円予定(6月,10月,2月支給)されます。奇数月は5万円~6万円ですが、偶数月は給料と合わせると、児童手当月は約91550円予定・育成手当月は約63500円予定くらいになります。私の方は仕事の行き帰りの際使用する。ガソリン代(3万)のみで残りは妻に渡しておりますが、今後も養育費、払わないといけませんか?私には不公平におもえてしょうがありません。それでも、ボーナスまで取ろうとしています。今、現在実家に暮らしておりますが、車の整備費用や維持費で全くお金がないため貯金ができなく困っております。・この際、自分の生活費はいくら自分にとっておけばいいですか?・養育費はいくら払えばいいですか?・それと、養育費を払っていても会えない義務なんてあるんですか?・今後も養育費、払わないといけませんか?私には不公平におもえてしょうがありません。教えてください。 おねがいします。
30代/男性 | 日付:2011年11月16日(水) 23:24 JST | 閲覧件数: 1,115
養育費という言葉は、離婚する際に取りきめする「法律用語」です。
私は弁護士や法律家ではありませんので、この質問に対して、お答えする事は
非弁行為に当たり、回答は差し控えさして頂きます。
ですから、この悩み辞典でもご活躍の他の法律家の先生に、改めてご相談して下さい。
とは言え、この私もこういう世界で生きているものですから、全く知識がないわけではありませんので、せっかくご相談頂きました事は感謝いたします。
そこで、カウンセラーの立場から一言、申し上げさせて頂くことにいたします。
まず、離婚の際、養育費は夫婦で相談され、お決めになった額かと思います。
調停離婚であれば、裁判所発表の養育費算定票を元にして、妥当な養育費が決められます。
しかし、協議離婚の場合、とりあえず夫婦が協議して、相当額を決めるので、裁判所の公表額と
開きがあっても、それは問題ありません。
要するに、平均額は、算定額はあくまでも、算定であって、それぞれの夫婦の収入などによって
その金額でないといけないと言う事もありませんし、相場と言う事で言えば、夫の収入を元に算定してあると言うだけの事です。
つまり養育費とは、お子様に払ってあげたい、父親の温情ですから、平均なんてものは
関係なく、一億円払える人は払ってあげればいいのです。
とは言え、タカユキさんにも生活がある事は判っていますので、最初から無理した金額では
決めなかったはずです。
当然離婚してから、それぞれの母子手当の金額が決定しているので、夫婦が決めた養育費に
その金額がプラスされ、何か割が合わないような感じを感じてられるのかもしれませんが、
ある程度は離婚前から、母子手当や児童手当は想定されていての離婚だと思いますから、
想定内、というか、おれほど大きな誤差はなかったはずです。
それでも腑に落ちないようにタカユキさんが感じておられるとしたら、そこには
「離婚の形」と言う事が、今回の相談への答えがあると思えるのです。
それは何かと言うと、何か計算違いであったかというような感情は、理解できますが、
もしかしたら、この離婚間もない段階で、養育費の金額に異論を唱えると言う事自身が
計算外ではなく計算内であったと言う事もあります。
それは、私がタカユキさんの離婚を扱っていたといたら、全容が見えたと思うのですが、
どういう理由で離婚をされたか、まったく判りません。
ですので大変失礼な想像や疑問を持ってしまうかもしれませんが、それはお許し下さい。
大事なのは、離婚に至る理由、または離婚の形です。
どちらかに有責配偶者の責任がある離婚の場合(離婚理由がどちらかが悪い事をした場合の離婚)は、慰謝料を払うお金がない場合などは、それを養育費に少しでも含み、謝罪の意を示します。そういう時は養育費が多くなります。
そういう場合は養育費も世間の標準価格でなくてもいい訳ですよ。
また変な話、夫側が不貞を隠していて、とにかく離婚を急いだ場合、妻との養育費の
取りきめは、とりあえず離婚の山場を早く乗り越えたいので、妻の言うがままの養育費にハンコを押しがちです。
この場合は、離婚してから養育費の減額請求でもすればいいわ、と考えているワルもいます。
まさかタカユキさんはこういう人ではないとは思いますが、じゃ、何故給料から三万円のガソリン代だけを引いたような生活費を渡す約束をしたのか、と言う事です。
普通で考えただけでも、22万円の給料から、三万円を引いて、残りの十九万円を渡されていると言う事ですよね、これではタカユキさんも生活できないのは、歴然です。
ですので、この金額に決めた背景を私はお聞きしたいと思うのです。
当然、女性にもいろいろなタイプがいて、夫になる男性も、深く考えず、あれよあれよと言う内に、養育費を決められてしまったと言う事も、ありますが、これだけ児童手当や母子手当の事を調べてらっしゃる?方は、元から相手の言うがままにはなりません。
そういう意味で、離婚の形は、納得のいくまで話し合わず、とりあえず離婚を早く成立させたかったか、または、養育費を沢山払う事で、何かの謝罪の意を示したかの離婚ではなかったですか?
失礼な質問ですいません。
そこで、ではこの今払っている金額が妥当か、どうかはタカユキさんが生活出来ないなら、
決め治す必要があります。
しかし、その前に、ちょっと計算をしてみました。
児童手当や、母子手当などは、奇数や偶数月に、合算して支払われる事は行政の取り決めです。
一見、支払われる金額をお聞きしますと、多いように聞こえますが、これを12カ月で割りますと、決して多いという金額ではありません。
そこで、各々の支給額を年間で全部足して12カ月で割り、一か月分にして計算しました。
児童手当 約41550円予定(4月,8月,12月支給)は、1年分→124650円
育成手当 約13500円予定 (6月,10月,2月支給)も 1年分→40500円
それぞれ一か月分は 児童手当が10388円
育成手当一か月分3375円
それを合計しても13763円が一か月分の手当てです。
これは決して子育てするには充分な金額ではありません。
ですので、元奥様のパート代のお給料、5~6万円を足しても、8万円には届かないのです。
これを偶数月は9万円を超えると書かれてあるのは、何か違う。
逆に9万にならない月もあるので、最大数で表現されるのは、ちょっと違うと思います。
しかし、この金額に、タカユキさんがお給料からガソリン代だけを引いた19万円を元奥様に
渡すとすると、確かに分が合わない感じがしますし、尚且つボーナスまで、と言われるのは
辛いですよね。
でもこのボーナスは全額よこせと言われているのとは違うのではないですか?
これは元奥様が本当に生活が苦しくて言われているなら、ボーナスからも一部お渡ししてあげるべきですが、正直申し上げて、今の段階でタカユキさんがガソリン代だけを引いて残りの19万もあげているなら、元奥様には充分でしょうけれど、ここが充分でないとなると、先ほどの手当ての認識違いがあるように、元奥様と間で認識違いがあるのではないでしょうか?
へんな話、養育費はいくら取り決めても、最後まで払い続ける人は、何割かです。
しかし、今生活に余裕も出来ない中で、元奥様に支払っているタカユキさんは立派です。
でも、それは本当は少し違って、実際に支払われている金額に、お互いの認識の違いで
もう少し違うとしたら、元奥様の生活はそれほど、楽なものではないでしょう。
今、タカユキさんは貯金も出来ないと言われてますが、世の中の母子家庭は貯金どころではありません。
子供の小さい内はよく熱も出します。3歳と言えば保育園でも風邪の移し合いです。
いくら母子家庭は医療費は無料とは言え、日給計算のパートは看病で仕事を休めば給料は少なくなります。
タカユキさんは元奥様にお金を払っていると思うから、そろばんをはじきたくなるのだと思います。タカユキさんの養育費は文字通りお子様を育てるお金だと思う、損得勘定は薄れるのではないでしょうか?
今、タカユキさんは生活の余裕がないと思います。
しかし元奥様は、それどころではなく、子育ても一生懸命され、肉体疲労もタカユキさんの倍かもしれません。心や体の疲れ以上に生活の大変さもあるかもしれませんし、母子家庭は貯金など
そんな余裕は、考えられないのです。
元奥様が本当に生活が大変か、そこはどちらか一方の話だけを聞くのは、間違いがあってはいけませんので、今、ここで、私が口を挟むのは避けておきます。
とは言え、もし本当に19万円も毎月支払っているのが大変だと言う事なら、話し合いが必要です。また、その話し合いが成り立たないなら、減額請求の調停を申し立てて、第3者を挟み、取り決める事も出来ます。その場所は、家庭裁判所ですので、裁判所と言う限り、法に根付いた答えを貰えますので、それは年収から算定され、妥当な金額です。
でも、元奥様がボーナスも・・・と要求されているのは、もしかしたら給料だけではなく
減額請求をタカユキさんが言われたから、それなら、ボーナスも合わせて年収で計算しようと
抵抗を示されたのではないか、とも読めます。
つまり反撃ですね。
毎月、タカユキさんから19万円を順調に貰いながら、まだ追加でボーナスをくれと
言ったとは思えにくい。
必ず、この発言の裏には、「背景」があると思いますよ。
そういう事で、もしかしたそもそも、養育費を決めた背景が、「とりあえず」という決め方をし、
離婚後にいずれ落ち着いて決めたらいいという決め方であったとしたら、それが間違いでしたね。
離婚をして何カ月経つか判りませんが、ほんの数カ月で、減額をタカユキさんがおっしゃったとするなら、元奥様もとんがってしまって、じゃボーナスも・・・という反撃に出ただけで、
何もないのに、また追加を言ってきたとは考えにくい。
世の中の母子家庭の平均収入は、年収200万円を切ります。
これでもぎりぎりです。
だからここに手当てを政府は下さっているのです。
元奥様の収入を見ますと、年収60万円から70万円。
これは政府も補助を下さるように、だれが見ても、生活できません。
でもココに、19万円もタカユキさんが援助して下さっているなら、それでやっと生活
出来ていると思います。
それを万一、タカユキさんが遅滞したり、減額を言われたら、奥様もカチンとくるでしょうね。
つまり、そういうカチンと来た関係同士では、まともな話し合いや、取り決めは出来ません。
そこで話は最初に戻りますが、実は離婚の理由が何であったか、と言う事がこの養育費の
金額に意外と影響を与える事があります。
元奥様がタカユキさんに恨みごとのようなものを持っていると、どうしても養育費の金額が
辛口になります。
要するに離婚の理由や消化不良の部分が、とても養育費などに影響を及ぼすので、離婚を急ぐばかりに、問題やツケを残しての離婚が、如何に後々、影を落とすかを私は判っています。
そういう事で、離婚の際に、お互いがマグマを溜め込まない事が、必須だと言えます。
そのために私のような離婚相談所があるので、二人の心の争いを終結させておくことが大切です。
何も離婚は法律面の話ばかりではないのです。
とは言え、今タカユキさんが抱えてらっしゃる問題は養育費の減額ですから、これが通るか通らないか、元奥様と協議することが難しいようなら、法律家に相談されるのもいいかもしれません。
しかし、そうなると費用も掛りますから、調停を考えられた方がいいのではないでしょうか?
調停だと、申し立て費用は2千円ほどですので、そこで平和な金額に落ち着くと思います。
いろいろ失礼な想像をしました。
的外れな事を申している部分も多々あると思います。お許し下さい。
回答日時:2011年11月17日(木) 12:04 JSTお礼のコメントを書く
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