いろんなことに気づいているあなたは、素敵ですよ。

門間 絹代

お話してくださって、ありがとうございます。

彼のことを忘れたいと思ってるんですね。

愛する人や心の支えとなる人を失うと、数ヶ月という時間をかけて、
事実として認めたくない気持ちや悲しみ・怒りなど、
他にも様々な感情を受け入れることで、
徐々に、それ以前の生活を取り戻していきます。

ご相談からは、どのくらいの期間が経過したのか読み取ることができませんが
日が浅いのであれば焦らずに、今、感じている気持ちを
じっくり味わってください。
この日々が、あなたの忘れたい気持ちに応えてくれると思います。

もし、しばらく時間が経過して苦しい状態が継続しているのだとしたら、
その辛い日々に終止符を打つために試して欲しいことがあります。

まず、一人になる時間を作ってください。
それで、あなた自身の感情に向き合ってほしいんです。
そのために、目の前に彼がいることをイメージして、
次のことを紙に書き出してみてください。
「私は悲しい。○○○○が○○○で悲しい。」と、
あなたの胸のうちにある悲しみの感情を、
「私は怖い。○○○○が○○○で怖い。」と、
あなたの胸のうちにある恐怖の感情を、
「私は腹が立つ。○○○○が○○○で腹が立つ。」と、
あなたの胸のうちにある怒りの感情を、
これらを繰り返して、心の中にあるものを、紙の中に出してみることができたら、
少しだけ心が軽くなっているかもしれません。
または、あなたの中の何かが変化しているかもしれません。

悲しみ・恐怖・怒りなどの感情は
感じない方がいい感情のように思われがちです。
でも、決してそういうことはありません。
心の回復を考えるとき、これらの感情は、とても大切なものになります。
感じるということに臆病になる必要はないんですよね。

その後で、今度は、あなた自身をいっぱい褒めてあげてください。
些細なことでも、どんなことでもＯＫです。
大事なのは１つでもたくさんの褒め言葉のシャワーを、
あなたが浴びることです。

最後にご相談の中の言葉で、考え方を変えることができたら可能性が広がるかもしれないと思えるものがいくつかありました。
こういう考え方もあるんだと、知っていただければと思います。
「恋人を誤解させた」
あなたは誤解させるつもりで言った言葉だったのでしょうか？
彼が勝手に誤解したのではありませんか？
「彼に愛されていいのか」
あなたがアプローチを希望しましたか？
彼からの積極的なアプローチだったんですよね。
「私の言い方が悪かった」「疵付けて、苦しませて」
あなたは自分自身の行動と向き合って、いろんなことに気づいています。
気づければ人は変われます。
それで充分ではありませんか？もうこれ以上、自分を責めないでいいですよ。

これからは、ほんの少しだけ、今までよりも自分を大切にできるといいですね。

以上となりますが、文章のやりとりのため、
内容を誤解をして回答している点や
表現がきつく感じる部分があるかもしれません。
その場合は、あなたが受取れる部分について
受取っていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

回答日時：2011年10月21日(金) 10:18 JST

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