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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/女性
こんにちは。
現在、同棲中の彼がいます。順序は逆になってしましましたが、お腹には彼の子どもがいて、9月の出産予定です。すでに、お互いの親同士の顔合わせも終わっており、後は婚姻届を提出するだけです。
私たちは、お互いバツ1で、私には前夫との間に子どもは無いのですが、彼には2人の子どもがいます。(中学3年生、小学5年生)。
今回、私の妊娠を機に入籍する運びとなったのですが、彼が養育費(月8万円)以外に、前妻の長女(中学3年生)を受け取りにした生命保険に入っています。それが、月に1万8千円の支払いです。
養育費の事は、承諾していますが生命保険の受け取りまで長女にし、その保険料があまりに高いので、新しい保険に入る経済的余裕がありません。
なので、彼に話し、保険金の受け取りを私にしてもらい、その時の必要経費を引いた額を子どもたちで3等分にして欲しいと頼みました。彼は、最初は渋っており、私を睨み付け、無視していました。しかし、話し合い(喧嘩?)の結果、了承してくれたのですが、そのまま放置していました。
最近、また私が彼にその件を確認し、また喧嘩になったのですが、前妻に話をしてくれる事になったのです。
しかし、前妻は「お金が無いのは、自分たちには関係ない。離婚の際に決めた事だから、約束を守ってくれ。娘にも聞いてみるけど、折れる気は無い。」という主張だったそうです。
彼は以前から私が、彼の子どもたちの話をすると私が子どもたちを嫌い、邪険にしていると勘違いして、私を睨み付け、怒ってきます。彼の子ども達が我が家にきた時など、私は乗り気ではなかったのですが、彼が怒るので、受け入れてきましたし、意地悪をしたことも邪険にした事もありません。彼の前妻は、毎週末のように子どもを彼の実家に預けていたようです。あまり、私の考えでは及ばない感覚でしたが、私が口を出す問題でもないと黙ってきました。それら以外にも彼が離婚の際に、前妻とのどんな約束をしているのか検討もつきません。彼に「離婚の際、嫌がる前妻を足蹴にし、無理矢理離婚したの?」と尋ねましたが、お互い合意の上で、前妻から「出て行け」とも言われたそうです。
私は、これから彼の妻となり、子どもを一緒の育てる覚悟で、彼に付いて行きたいと思っていましたが、お金の事に執着し、理解できない事を主張してくる前妻の言いなりになり、何も言えず引き下がってくる彼の姿に「これからも一生関わってくるのだ」と思うと憂鬱でしかたありません。
まだ、彼が私とお腹の子を労わり、思いやってきれるのならば、頑張れるかもしれませんが、私の意見を聞いてくれず「仕方ない」「じゃあ、そうすれば良いの?!」と怒っては、私と別れるとばかり言ってくる彼にこれから付いて行っても幸せになれないような気がします・・・。
彼は、前妻との子たちに最低月2回は面会し(会いたい時には自由に会うみたいです)、当たり前のように我が家に宿泊し、外食をねだられ、誕生日だクリスマスだと言っては前妻と会い、プレゼントを渡しています。
子ども達を大切にしている彼の優しさは、良いところだと思っていますが、あまりにも新しい家族を作るというのに、遠慮が感じられず、こちら側の生活苦などどうでも良いといい、すき放題している前妻、子どもに会いたいが為に、私を邪険にし無視して、前妻の言いなりになる彼との未来はあるのでしょうか?
今はそれが原因で、離れて暮らしています。
彼の両親も「約束だから」と私とお腹の子よりも、前妻とその子らの味方のようです。
彼の両親への不信感も生まれています。
このまま、彼と一緒にいても彼の両親に対する嫌悪も残ってしまうと思います。
私の言い方が彼を追い詰めて、疲れさせているようにも思います。
このまま、彼と別れ、大変なのは分かっていますが、お腹の子と二人で生きていったほうが幸せになれるのでしょうか?
彼は、私の事は大切だと言ってくれていますが、「会うといらいらする」と言って、会う度に喧嘩になってしましいます。
お腹の子を労わる連絡も無いのに、「好き」と言われても、納得できません。
お腹の子にとっての一番の幸せを考えて結論を出したいと思いますが、どうすれば良いのかわかりません。
どうぞ、宜しくお願いします。
30代/女性 | 日付:2011年7月 8日(金) 21:32 JST | 閲覧件数: 3,387
いろはさん、間もなく生まれてくるベビーの事も考えると、優しい慰めの言葉を言って差し上げたいのですが、書いて頂いた相談内容からすると、そう単純な問題でもなさそうです。
お会いできないのが残念です。
本来ならばどのくらい覚悟があるか、お顔を見て、直接お言葉をお聞きしないといけない内容です。それによって私の回答も違ってきます。
真剣じゃないとは申しませんが、これから告げる私の言葉を受け止めて下さる方か、どうか
キャパシティーの大きさも気になる所です。
しかし、現実にはもう待った無しの状態ですので、耳に痛いこともお聞きいただくしかない。
そういう覚悟で、今から告げる苦言をお読み下さい。
「このまま、彼と別れ、大変なのは分かっていますが、お腹の子と二人で生きていったほうが幸せになれるのでしょうか?」と書かれていますが、本当に別れも視野に入れているとは思えません。
また逆にそれが悪いこととは申しません。
これから大切な大切なベビーが生まれてくる人が、同時に彼と別れる事なんて、考えられなくても当然です。
いろはさんの、お腹の中のベビーにとって父親であることの前に、いろはさんにとっても大事になる人なのですから、別れるというようなことは、本心ではないと思います。
ただ、いろいろな事が未解決であったり、それらの問題に対してご主人が不誠実であったりとすると、その苦しさからいっそ別れた方が苦しまないで済むかも?と思ってみたり、本当は別れたくないのだけど
別れまでも考えているという程、苦しんでいるという意思表示だと思うのです。
ご相談のメールの中に、数々の別れを意識した言葉が散りばめられてありますが、それが私には、逆に、「別れたくない」という心の叫びにも聞こえます。
嫌味に聞こえたら御免なさい。
いろはさんは彼と別れることなんてできないでしょ?
彼との生活が、まだ同棲とかの段階で、今の内容の相談を寄せられたなら、私は別の答えをしていたかもしれません。
また、もう間もなく生まれてくるベビーの為に別れる選択なんて、出来ないほど、もう、文字通り切羽詰まっているはずです。
いろはさんは、シングルマザーの道を選べるほど、強い女性ではない筈です。
逆に言うと、シングルマザーになんてなりたくないから、こんな段階になっても、悩んでいるのだと思います。
いろはさんのメールの冒頭に順番が逆になってしまいましたが・・・・・とありましたが、来月はいろはさんは臨月です。
こんな産み月が近いのに、入籍を済ませていないという事に対して、もしかしたら本当はここまで入籍が遅くなるとは思っていなくて、子供が出来れば、おのずと入籍の運びになるだろうと考えていませんでしたか?
正直、私にとっても不思議な感じです。
普通は独身同士であれば例えバツ一同士でも、子供が出来れば、例え準備が整わなくても、入籍だけでも済ませます。
母子手帳を産婦人科で貰う時にも「父親の欄」に名前を書く必要があり、その時に、結婚を約束していたら、それを機会に入籍はします。
腹帯を巻く日にも、ご両親と共に、神社に行ったりと、喜ばしい行事は目白押しです。
ま、そうした日本的な行事は、現代は省く人もいますが、とにかく子供を授かれば、彼とは入籍していない方が、いろいろ不便なはずです。
その未入籍の理由がいろはさん側が、彼との未整理の問題を片づけてから、と考えていたとしても、
普通は、まず入籍をしてから考えるのが普通ですので、今、この段階で入籍をしていないことの方が
不自然です。
ですので、もしこの未入籍の理由が、彼の行動の遅さとか、彼の往生際の悪さであれば、これこそが
問題です。
ここで心配なのは、入籍、つまり結婚する、しないのイニシアティブは、本当にいろはさんが握っているか、という点です。
なんやかんやと二人が揉めていても、とりあえず入籍だけはしようとするのが普通ですが、この入籍が遅れているのが、なんとなく彼が渋っていて、この時期になったのなら、少し心配です。
または、彼から誠意が見られないと入籍しないとのいろはさんの意思ならば、すべてが整わないと入籍をしたくないという、交渉のキーワードにしているならば、損をするのはいろはさんの方でしょう。
私は簡単に結婚、入籍を考えているのではありません。
もし本当に、彼がいろはさんの夫として適さない人ならば、何が何でも結婚する必要はないと思います。
しかし、本当は入籍はいろはさんも望んでいたのに、彼の意思で、ここまでの時期にずれ込んできたのであれば、ここに問題を感じてしまうのです。
いろはさんも一度は結婚歴があり、もうこれ以上は失敗したくないと慎重になってられるかもしれませんが、もしこのまま入籍をしなければ、本当の話、シングルマザーになっても、彼からは誠意も、お金も
貰えるとは思えないのです。
今のような喧嘩を続けていると、「結局、入籍しなかったのは君がつべこべ言うからだ」と言われ、
万一シングルマザーになっても、それはいろはさんが悪かったから、と言われてしまいそうな予感がするのです。
ここで改めてお聞きします。
彼は、いろはさんがいろんなことの希望を引っ込めれば、結婚をする事は可能だと言っていますか?
もし、そうであれば、いろはさんの気持ちの入れ替えしかありません。
もう来月臨月なのですから、しのごの言っている場合ではありません。
厳しい言い方ですが、再婚同士の結婚は、すべてその人の人生全部を受け入れるしかないのです。
もっと本音でいいますと、彼にとってはいろはさんの言っている要求は、「後出しジャンケン」のようなもので、彼の人生は子供が居て、養育費を払っていて、保険も払って居て・・・・という人生を持った彼を
好きになったのですから、幾らいろはさんとの間に子供を授かったとしても、うまく共存共栄をしていくしかなく、彼の過去を切り捨てることなんて出来ないのです。
いろはさんはこれから彼と自分の子供で人生の絵を描いています。
それはいろはさんが人生の主人公です。
でも彼には、いろはさんとの子供が可愛いのと同じで、前の結婚で出来た子供も含めた人生の絵が
すでにあります。
皮肉に聞こえるかもしれませんが、彼は前の結婚で授かった子供も含めて彼が主人公なのです。
もちろん、彼の子供の来訪も保険の受取も子供の数で割ればいいと、いろはさんは譲歩していることは判りますが、譲歩していると考えていること自身、彼にとっては、おごりに感じるでしょう。
ところで彼との付き合いはどのくらいの期間があったのでしょうか?
彼と知り合った時は、彼はすでに離婚をして独身だったのでしょうか?
万一、彼がまだ離婚をしていない時期に、いろはさんと知り合って、その後離婚していたとしたら、
いろはさんの述べる希望は叶わない可能性があります。
たいてい男性という生き物は、結婚をしていて浮気をするときには、その浮気相手を口説く時に
「僕は妻とは、もう夫婦関係が破たんしている」と言います。
そして、その浮気相手と深くなると、家庭を捨て離婚をしますが、その時に簡単に納得しない妻には
養育費を張り込んだり、片親になる子供たちに不憫のないように、せめて保険だけでも高額、掛けて
父親代わりの安心感を与えます。
ですから、もし彼の離婚前に、いろはさんと付き合いが始まっていたら、その離婚はいろはさんの存在が関係しているかもしれません。
でも彼は元々夫婦関係は破綻していると言っているし、離婚になってもいろはさんには関係ないと思いがちですが、実は大いに関係している場合もあります。
そうして無理して離婚をしてきてくれていたとしたら、彼はいろはさんとの「貧しくても愛ある暮らし」を
夢に見たのかもしれません。
だからいろはさんとの結婚は、彼の子供たちや、前妻の犠牲の下に成り立つとしたら、いろはさんは
貧しくても彼を手に入れることが出来たのですから、それ以上の金銭的な余裕は望むのは、贅沢というもの。
彼の子供たちは、父親を失う代わりに、高額な養育費と保険で、我慢をしようとしたのかもしれません。
彼の離婚は、もっと過去の物で、いろはさんには全く関係のない話であれば、この私の想像は、まったく当てはまりません。
でも男性というものはいろはさんを手に入れたくなれば、いろはさんに気持ちの負担を掛けないように
離婚の原因をいろはさんと無縁にしますが、それは嘘をついたという事ではなく、いろはさんを思いやった上での事です。
せっかく、その時点で、いろはさんを一番に考えてくれていたとしたら、もうこれ以上、「私とどっちが大事なの?」というような、愚かな質問はしないことです。
男という生き物は、時には嘘をつきます。
でもそれは、「騙してやろう、裏切ってやろう」という目的ではなく、相手を思いやるからこそ、
「本当の事を言えない、という嘘」もあるのです。
これからいろはさんも子供を産めば判ります。
自分の子供は一番可愛いのです。彼も例え終わった結婚であっても、自分の子供は一番可愛いのです。そして、いろはさんとの間に授かった子供もやっぱり一番可愛いのです。
こうして、一番がたくさんあるのが男です。ここをあえて選ばせるような事になると、逆にいろはさんが
はじかれるような結果になります。大変、冷たい言い方ですが、彼の人生に、後から割り込んできたとしたら、いろはさんは彼のすべてを受け入れ、例え暮らしは貧しくても、出産後すぐに共働きで、生活費を「私も稼ぐ」という覚悟がないと再婚は難しいでしょうね。
いずれにせよ、本当は彼と別れたくないという気持ちがあるなら、腹をくくるしかありません。
ただし、彼がなんだかんだと言いながら、入籍を渋るようなら、それはちょっと別の問題があると思いますので、その場合は改めて非公開相談に切り替えて下さい。
余談ですが、私にも来月、二男に孫が生まれます。
今日、わら天神と言って京都の神社に安産祈願に行ってきました。
とても幸せな気持ちです。
いろはさんも一日も早く、雑念から解放されお子様の出産に備え、心穏やかな日が来ることを祈っております。
回答日時:2011年7月10日(日) 04:18 JST
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ご回答ありがとうございました。お礼のコメントが遅くなってしまい、すいません・・・
妊娠の発覚が3ケ月に入ってからと遅くて、また彼が「そんなに急ぐ必要はない」と最初は彼がのんびりしていました。婚姻届に記入してもらったり、両親の顔合わせなど、お互いの事情で遅くなってしまったり、まだ私自身仕事を持っていますので(自営)休めず、私の母の希望で大安の日に神社でお参りしてから入籍して欲しいと言われ、仕事の都合と合わず、ズルズルきてしまったのが、未だ入籍していない原因です。
私自身ものんびり構えすぎて、ケジメをきちんとつける事が出来ていなかったと思います。
彼は、私が彼らの条件を呑めば、帰ってきます。
しかし、子どもが出来てから「養育費とは別に月4万円の保険料(今、2万円程度で更新ごとに上がる内容になっていました)を払わないと子どもと前妻に子どもには会わせてもらえなくなるから、何がなんでも払う」と言われて、ただでさえ私が働いても生活は楽ではない中、ありえない金額の保険料の支払いを思うとこれから到底生活苦どころでは無い未来が待っていて、「子どもの父親が欲しいならお金を出せ」と子どもが出来て、道を塞がれた状況になってから言われたことが脅迫されているように感じてしまうのです。
また、子どもが出来た事に対しては、私が計画的に彼に結婚を迫る為にとお書きになられていましたが、違います。
私自身、これまで2回の流産経験があり、子どもが出来にくい体質及び流産しやすい体質である状況の中、なんの計画性も無かった中での予想外の妊娠でした。
なので、今回この子を授かった喜びは、そんな女のズルイ考えで、授かった子ではありません。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2011-07-14 |