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子供にいい環境を

ご相談者:40代/女性

私、結婚をして主人の実家に住むこと20年。土地は義母と義兄と主人3人の名義。建て替えで家のローンを組むとき、ブラックリストに載ったことがあるという義兄は正社員雇用でないのか外れ、結婚にも失敗していた。義兄は窃盗未遂で警察に捕まり、前にもあったそうで、今回、家のローンが滞りそうになり、3世帯だったが、すでに1世帯分、訳も聞かず人に貸すことになり、何年も経っていたが、もう1世帯分貸して、義母と戻った義兄は、うちの子供部屋に同居になった。土地担保の借金が増え、義父は何年か前離婚。届けには越し先でなく私たちの住所を書いてあるそうだ。家のローンは義父の分も主人名義に。義母の嫌味や、勝手にも耐えてきたが、同居になってから更に不信が募って行く一方で、主人は俺の兄貴だぞといい、生活は別にしているが、光熱費や風呂トイレは共同。私は一線を引いているつもりだが、子供たちに接して欲しくないと思っていると不健全な気がしてならない。すべてを背負っている主人にさえ、不信を抱く。最近では、失くなった指輪などや結婚式のお祝い金は家族に盗まれたことが否めない。子供や主人に言っても証拠も無し、攻められるだけ。自身を見直すと働き口を探せばと思うが、子供がいる。この中で、健全に心を保つにはどうしたらよいか。また、子供たちは私の思いとは、どう違うか教えて欲しい。

40代/女性 | 日付:2010年12月16日(木) 14:42 JST | 閲覧件数: 2,590

ご相談ありがとうございます

心理カウンセラー 太田 祐也

はじめまして、太田です。
この度はご相談ありがとうございます。
また回答が遅れてしまい、申し訳ありません。

納得できない形でのお義母さん、お義兄さんとの同居で、悩まれているのですね。
ご主人のご家族のなかで一人孤独な思いをされているように感じました。不信感がある中で、一線を引いているとはいえ同じ家に住むというのはストレスがかかるものだと思います。自分が働きに出ようとも思うけど、お子さんがいるということで簡単ではないということですね。こうした葛藤もとても苦しいものですね。

下記は一般的なアドバイスになってしまいますが、いくつか心を保つためにポイントになりそうなことをお伝えいたします。

・客観的な人に相談に乗ってもらう。愚痴を言う。問題は一人で抱えているととても重く感じられてしまうものですから、カウンセリングも含めて、客観的で、親身になってもらえる人に相談や愚痴を言うことはとても大切なことです。

私自身、大変なことがあると誰かに相談にのってもらいます。アドバイスもありがたいのですが、「あなたは一人ではないよ」ということを感じられることがすごく心の栄養、支えになると感じています。問題を解決するのは自分しかいない場合も多いのですが、それでも誰かに相談するということはとても大切な能力の1つだと思います。

・またそうした相談ができずらい時には、自分で自分をいたわってあげてください。
心の不安やイライラを感じているような時、その気持ちを感じている胸などに手を当ててみて、「不安に思ってるんだね。そうだね、大変な状況だものね、そうした中でもがんばっているよね」というように自分に対してプラスのメッセージを伝えてみる方法です。なるべく落ち着ける場所で行ってみてください。

悩んでいる人は結構自分に対しても、責めてしまっていることがあります。「あの時、なんでこうしなかったんだろう」とか「もっとがんばらなきゃダメだ」とか。そうした反省なども大切なことではありますが、自分にプラスのメッセージを伝えることも心の栄養として、とても大切なことなのです。

・嫌味や勝手なこと、理不尽なことに耐えるだけではなく、かつ攻撃的にならずに自分の主張を言ってみるようにできればいいですね。言えないことで溜まっていってしまうことも多いものです。健全な自己主張のことを心理学ではアサーションといいます。カウンセリングを検討する場合はこうしたコミュニケーションについて造詣の深い方を選んでご相談なさってみてください。

・また今すぐでなくとも、ご主人とのコミュニケーションをもっと密にしてみることも考えてみてください。ご主人の立場を想像してみると、家のローンを抱えて大変な状況だと思います。自分のことだけでも大変な状況かとも思いますが、ご主人の気持ちを思いやることで、かえってあなたの気持ちを思いやってくれるかとも思います。

・お子さんたちの思いについては、メールだけでは分かりませんが、お母さんの思いとも違うこともあるかと思います。お義母さんやお義兄さんについても、いい部分を認めているかもしれません。ただお母さんの不安な気持ちというのは、伝わっていることも考えられるため、話をじっくりと聞いてあげるなど心のケアをしてあげていただければと思います。

ただお子さんたちを思いやるあなたの気持ちも、お子さんにとってとても大事な栄養になっていると思いました。

昔、子供の頃、祖母に「孟母三遷」の話をしてもらったことを思い出しました。孟子の母が子の教育環境を考えて、三度も引越しをしたという話です。この話を聞いた時に、実際に引越しをしたことも大切なことだけれども、親が子のことを思いやっていることこそが、子供にとっていい影響だったろうなぁと思ったものです。あなたにとっても、お子さんが大切な存在だということがメールの内容で伝わってきました。


以上、思いつくことをあげてみました。全てをやってみてくださいというのではなく、1つでも何かのヒントになってくれればいいなぁとの思いです。お会いして、じっくりとお話をお聞きしてのことでないため、見当はずれの点もあるかと思います。ご了承いただければと思います。

大変な状況の中でも健全に心を保つということを模索しているようで、その姿勢そのものも一つの大きな資源だと思いました。また、こうした中であっても、どうにかこうにか、やってこられた原動力はなんでしょうか。自分の中で支えになっているものを大切にしていただければと思います。このメールも少しでもあなたの心の安定に繋がればと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

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回答日時:2010年12月18日(土) 14:44 JST

 納得できない形での同居、と私の思いが伝わったのかと思えるほど、相談をして、安らぎさえ感じました。また、耐えるだけではなく、かつ攻撃的にならずに自分の主張を言ってみる、主人とのコミュニケーションを密にする、孟母三遷のことなど、私の課題が見つかり、以前の原動力を横に置きながら、やって行けると思いました。 ありがとうございました。

| 40代/女性 | コメント投稿日:2010-12-19 |

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太田 祐也相談件数:18件
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