自分の頭の中の感情に溺れずに、外の感覚を味わってみてください。

心理カウンセラー（うつ・人間関係・労働・教育） 渡辺 裕子

こんにちは優記さん。

再度のご投稿、ありがとうございます。
また、回答が遅くなりまして申し訳ありませんでした。

今、何をしたらよいのかわからなくて、心に元気がなくなってしまったのですね。
あなたの心の中は、虚無感でいっぱいなのでしょう。
そして、何も見つからないことに対する、焦りや、不安などもあるのでしょう。

そして、生きている価値が感じられなくなってしまっているのですね。
そんな気持ちの中では、確かにとてもとても辛い日々を送っているのでしょうね。

そんな状態からは早く抜け出したいですよね。

まず、あなたが言うように、多分に思春期が関係しています。
今あなたが感じている感情は、ホルモンの不安定さから、体がついていかなくて、何ということはないのに、もの悲しくなってしまったり、不安になってしまったりするので、あなたが悪いわけではない。ということをよく知っておいてください。

「思春期は一度死んで生まれ変わるくらい大変な時期だ」
と有名な心理学者の先生が言っていましたが、まさしくその荒波の中にあなたはもまれ、苦しんでいる状態です。

そして、そんなことは理屈でわかっているけど、感情では理解できない。
あなたの気持ちはとてもよくわかります。

でもね、優記さん、その“感情”というものも、人間の頭で作り出しているものなんですよ。

誤解しないでほしいのは、そんな感情を持ってはいけないと言っているのではなく、人間は感情の動物なので、持っていてもいいのです。

誰でも、落ち込むことはあります。焦り、不安になり、無力になり、死にたいと思うこともあります。

大事なのは、頭の中で作り出した感情の渦にのみこまれ、支配されてはいけない。ということです。
そして、この感情は、実はニセの感情なので、いつまでも浸っていてはいけません。
そして、コントロール不可能になると、とっても怖い思いをしてしまい、危険です。
できるだけ早く、手放しましょう。

それではどうしたらよいか？

まずは、今の感情を否定することはありませんが、自分にはそういう感情があるんだ。ということを、外に取り出すように見つめ、「おさまって」と自分の心に戻してあげるようにすること。

客観的に、自分の感情を見つめなおすだけでも、少しはおさまります。

そして、自分の外の感覚を感じてみましょう。

簡単なことです。

外に出て、色づく木々の美しさや、空の青さを見てみましょう。
そして、ほほにあたる風の感触や、においを感じてみましょう。
太陽に当たり、その暖かさを感じてみましょう。

その感覚が、本物の感覚です。

そして、あなたが面白いと感じること、楽しいと感じること、興味深いと感じることは、外の世界にあります。
いつもアンテナをはって、それを察知してください。
今は、友達とおしゃべりしたり、お買い物したり、おいしいものを食べたり・・・そんなことからでもいいと思います。

そして、あなたがこの世に存在している意味が必ずあります。

それは考えてもわかるものではありませんが、もし、あなたがこの世に生まれた使命、この世で成し遂げることなどを知りたい場合は、ネームセラピーと言って、あなたの名前からそれがわかるものがあります。興味があれば、私のHPの「ネームセラピー」の欄をご覧ください。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~brightheart/


ちなみに、私事ですが、私にもあなたと同じように絶望の淵にいて、真っ暗なトンネルの中にいた時期がありました。
それこそ辛くて辛くて、死にたいと考えたこともあります。

そんな私を救ってくれたのは、外の世界で光かがやく色たちでした。
そして、その出会いが、私の運命を変えました。
そして、私は自分の生きる意味を知りました。

あなたにも、きっときっと、光かがやくすてきなものが見つかります。
いつも希望を忘れないで、外の世界を見つめてください。
必ずすばらしい人生がまっていますよ。

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回答日時：2010年11月22日(月) 17:01 JST

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