関係者の皆様で協議をする必要があるのではないでしょうか

渡辺 春美

はじめまして、行政書士の渡辺と申します。
ご相談の内容から不明確な点がございますので、確定的な回答ではございませんが、ご参考にしていただけましたら幸いでございます。

不明確な点としては、遺言の有無。
遺言があり様々な取り決めがすでになされていると、そちらが優先されます。
二点目は4のお父様の財産管理が、委任されたものでどなたかを指名しているか、お父様が５，６，７，８のどなたかが後見人となっていないかですが、どちらもないものとみなして回答させていただきます。

まず、４のお父様の遺産の相続人は1,2,3のお子様となりそれぞれ、お父様の財産からの生前贈与や生前中財産を増やすことに協力した場合は考慮されることがございますが、通常はそれぞれ１/３相続することになります。
但し、生命保険は相続財産ではないため、受取人のものとなります。

財産を管理されている５，６，７，８方々には相続権はございません。
１，２，３の方々がお父様の相続人であるからといって、現に相続は開始していませんので、委任状もない本人以外の人が勝手に口座を停止することはできないと思われます。また、通帳や印鑑を取り上げるようなこともできません。私的な考えではございますが、現預金については、お父様にかかる費用とお世話をしてくださる方へのお礼をお渡しして、１，２，３の方々で管理なさるのがよいかと思われますが、後々の争いを避けるためにもお話し合いで決められるとよいと思います。
また、先に申しました通り現に相続は開始していませんので、家はお父様のものであり、お父様に債務がないとすれば、どなたも家を差押さえることはできません。

喪主の件につきましては通常、家族もしくは地域的な習慣ないし協議に基づいて決定するものと思われます。
墓地の権利ですが、こちらは相続財産ではございませんので、墓地を承継する方が単独で所有するものです。

それでは、無事お話し合いが進みますように、またお父様のご回復をお祈り申し上げます。

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渡辺春美行政書士事務所
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回答日時：2009年11月 1日(日) 10:39 JST

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