結婚したい彼には遺伝性の病気の家族があり両親に反対されています。でも彼との結婚はあきらめられません。

ご相談者：20代/女性

はじめまして。長くなってしまうかもしれませんが、どうぞ最後まで読んでください。

私には、好きな人がいます。彼は健康体で、定職につき、私と性格もあってとてもよい人です。彼には統合失調症のお姉さんがいます。彼の話では、病状は寛解状態（表だって症状が出ないこと）であることが多く、調子が悪いときでも一人言を言う程度で、通常の生活ができているそうです。
ですが、両親が大反対で、少しでも遺伝する病気の人を家族に持つ人との結婚は認めない、ましてやきちがいのいる家と縁組するなんて問題外、勝手に結婚されると弟にいいうちの嫁がこなくなる、お前は自分が幸せならそれでいいのか、といわれました。
始めは、なんて頭の悪い人たちだろうと思い、そういう態度を全面におしだしたので、事態はさらに悪化し、結局私が別れることを承諾するまで１晩中「親が反対するとわかっててつれてくるなんて、親に何かうらみでもあるのか」「親に愛を返せないなんて、人として未熟だ、そもそも結婚なんてさせられない」「相手の話を鵜呑みにして結婚しても大丈夫だと思うなんて浅はかだ。判断力がない」「おまえは弟に同じ思いをさせるのか、弟のことはどうでもいいのか」「１週間抜け道がないか探してやったけど、どうしても認められない。あきらめなさい」などど責められ、眠い頭でよく反論もできず、結局別れると約束させられました。（もっといろいろなやり取りがありましたが、もう眠くてあまり覚えていません。）ちなみに、私は「出身や遺伝病といっただけで差別する側にはまわりたくない」と主張しましたが、「あなたがどう思おうと、こうした結婚差別は表だって言わないだけで世間の常識です。あなたが社会性のないことを言わないように」といわれてしまいました。
あきらめきれず、彼と相談してもう１度チャンスをくれるように２人で両親にお願いましたが、私だけ呼び出され、また同じことの繰り返しで１晩中攻め立てられ、次は「別れると約束したのに、また相手と相談してチャンスをくれなんて、親をバカにしているのか」「相手の男は親子げんかをさせて平気なのか。」「相手の男に直接言う、電話番号をかけ。書かないなら向こうの会社に直接電話してことを大げさにしてやってもいいんだぞ。」「こっちも、相手の弱みをちくちくいたぶりたいわけじゃないの。これでも思いやりをもっているのよ。別れることを承諾してほしい」
という事柄が追加され、結局別れてしまいました。（詳しいやり取りは、あまりに眠かったのと２ヶ月前のことなので覚えていません。）
正直に言うと、悔しくてなりません。この程度で心がおれてしまった自分にも、両親に警察の自白強要みたいな態度にも。時間をおいて何度も考えましたが、私は両親の価値観に賛同することがどうしても正しいとは思えません。

確かに、親が心配なのもわかります。統合失調症にはもっとひどい病状の人もたくさんいるでしょうから。でも、彼とならなんとか乗り越えていけると考えています。子供が欲しいと思ったこともないので、遺伝病が気になるなら、子供を持たなくていいと考えています（両親からすると、そんな不自然な家族の形態を求めるなんてありえないそうです。）彼は、「弟がどうでもいいといえない君だから好きなんだ」といって身をひいてはくれましたが、私が彼なしでは耐えられず、ついつい連絡をとってしまいます。両親に責めたてられた傷もあり、精神的に不安定な私を支えてくれます。
弟がいなければ駆け落ちでも勝手にして自分の道を歩む覚悟があるのですが、弟の選んだ相手が我が家のような出身の家の子で私が障害になるとかわいそうだと思い、踏み切れません。
また、彼のお姉さんの状態も自分で確かめてみたいのですが、この状況でまた相手に希望を持たせるような真似が酷だとも思い、踏み切れません。

私が彼と共に歩む道はあきらめなくてはならないのでしょうか。私には彼が必要です。

20代/女性 | 日付：2008年5月28日(水) 20:18 JST | 閲覧件数: 23,612