一人でがんばらないで。安心できる環境を整えましょう。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

こんにちは。
トラウマとPTSDの専門家、百世です。

ご相談、ありがとうございます。
お返事、遅くなってごめんなさいね。

とてもつらい思いをされましたね。

学校へ行くのが怖くなるのは当たり前ですよ。
どうぞご自分を責めないでくださいね。

まず確認させてください。
その時、いじめてきた人たちは、いまも同じ中学にいるんですね？

だとしたら、不安はなかなかぬぐえないことでしょう。
なによりあなたが「安心できる環境を整える」ことが第一です。

それには、
・クラスを別にしてもらう
・先生に配慮してもらう
・お友達にかばってもらう
・転校する
といったことができます。

話しにくいとは思いますけれど、
ご両親や兄弟といったご家族に「相談」してみませんか。

また、お友達や先生にも「相談」して、クラスもなるべく離してもらいましょう。

先生への相談は、親御さんと一緒に行くといいですよ。
私も、加害者と娘のクラスを別にしてもらうよう、学校にお願いをして
最初は抵抗されたのですが、ガンとして粘って実現しました。

体育や音楽など、他のクラスと合同になるようでしたら、
席を離してもらったり接点がないよう
先生に配慮してもらいましょう。

もし近くに別の中学があったら、「転校」してもいいんですよ。
それは、ちっともワガママでも弱いのでもありません。

自分の心を守ることは、とても大切なことです。
生きていく土台なのでから。


中学のとき、一緒にお弁当を食べてくれる人がいて、よかったですね。
その人は、周囲に左右されない良い人です。

そういった人はきっと他にもいますよ。
ぜひそういった人たちとお友達になりましょう。
あなたと同じやさしさを持っている人たちと、どんどんつながりましょう。


決して一人でガマンしないでください。
一人でいると狙われやすかったりしますからね。

また、もし相手がなにか言ってきたときに、言い返してもいいですよ。
そのときは、
・相手に仲間が少ないとき
・自分のまわりに、応援したりかばってくれる人がいるとき
・周囲のみんなも、相手に辟易しているとき
が狙い目です。


それから、学校の「外」にお友達や仲間を作ることもオススメです。

私の娘は、いじめでチックやフラッシュバックがひどく、
小学校でもたいへんでした。

「同世代」の「大人数」の中では、嫌な記憶を連想しやすいので、
「異世代」の「少人数」の習い事などへ
積極的に連れていきました。

子ども2〜3人だけの囲碁教室に通ったおかげで、
中学校では誰よりも強くて部長になったり。
また、お能教室へ通い、日本文化にくわしいということで、
留学支援生に選ばれました。

いじめを受けていたころは、ただ、人に慣れさせる目的だけで、
将来役に立つとは夢にも思っていませんでした。

きっとあなたも、今の苦しさは何かの力になってくれますよ。
今はわからなくても。

私は小学校のころドモリで人と離すことができなかったため、
毎日図書室にこもっていました。
誰から見ても、それは「欠点」でしたかなかったでしょう。

けれども、それが文章を書くことに慣れ、職業になりました。
なにが逆転するかわからないのです。

「塾の友達が心の支えになった」という人もいますよ。
学校にこだわる必要なんかありません。

ともかく自分を大切にしてください。
あなたは素晴らしい人です。
ぜったい将来、いまの苦しさが役に立つことがあります。

パソコンのアップル創業者、スティーブ・ジョブスの
演説の日本語訳ページをご紹介します。
http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html

彼は養子で、貧乏な家庭に育ち、大学も中退しています。
だけど、いくらでも成長できる。

もちろん、あなたもそうです！
私は信じています。あなたが輝く日を。

このプロに有料相談

回答日時：2012年10月12日(金) 15:01 JSTお礼のコメントを書く

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家

百世 安里相談件数：144件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談 このプロに有料相談