ご息女に寄り添いながら、メッセージを伝えていってください。

公認心理士 / ｽｸｰﾙｶｳﾝｾﾗｰ / 研修講師 / ｺｰﾁ 増田 進明

相談ありがとうございます！

文面から、現在はご自身をかなり責めているところが強く感じられます。
ご息女に対する思いは非常に大きなものがある一方、今までよかれと思ってやっていたことが、
ご息女の気持ちには沿わないような、ひとりよがりなものであったかもしれないと、
後悔されているところもあるように見受けられます。

諸事情が重なり、ご相談されたときから回答までに期間があいてしまってもうしわけありませんが、
現在はどのようなご心境でしょうか？


私としては、まずは

①ご息女に対する気持ちの整理を「今一度」していただき、

②旦那様に対する気持ちの整理（場合によっては身辺の整理）をしていただいてから、
次に
③ご息女への具体的な行動

をしていただければと思います。


まず①についてですが、
今はなによりも、どんなことよりもまず「ご息女の幸せ」のために力を注ぎたいというお考えでしょうか？

私は特にお母様を責めようという意図は毛頭ありませんが、
以前はどちらかというと、ご息女のことよりも、自分のことを優先させていたように
文面からは受け取れます。


ご依頼主様のお母様がご病気という状況もありますので、その上でご息女と向き合うのは
大変なエネルギーが必要になると思われますが、

まずは現状において、ご息女のためにどのくらい集中していけるのか、
ご自身の決意がどのくらいあるのかを含めて、自分の現状を再確認してみてください。


次に②についてですが、
現在の旦那様とはどのような関わり方をした方が、よりご息女にとってプラスとなるでしょうか？

ご依頼主様と現在の旦那様との仲は、今はあまり会話がないような感じのご様子ですが、
もしご息女の幸せのために現在の旦那様の協力がやはり必要であるのであれば、
今後は今までのような責めたりするような方法でなく、別の関わり方が必要となります。


ご依頼主様おひとりでは大変負担が大きいですので、
できるかぎり多くの方の協力を得ながら、ご息女と向き合っていくことが必要と考えます。
現在の旦那様に対しては様々なお気持ちがあろうかと思いますが、
ご息女のために、そのお気持ちをどのように整理した方がよいのかについても、
再確認が必要かと考えます。


その上で③具体的な方法ですが、
まずはご息女に、「今までのお互いの関係を変えたい」ということを伝えてほしいと思います。
もちろんそれに対して、ご息女が期待通りの反応をすることはまず考えにくいのですが、
それは「折り込み済み」のものとして考え、ご息女が本当の意味で幸せになってほしいという
メッセージを気持ちに乗せて伝えてほしいと思います。


文面には「私の気持ちが伝わっている」と思い込んでいたと書かれていますが、
おそらくご息女はお母様のお気持ちは百も承知で、でもなにか満たされないところがあって
文面のような行動を取っているのだと思います。


今までのご息女のしてきた行動によって、本当の意味で彼女自身が満たされることがあったのか、
そんなはずはなく、一時的な気晴らしにすぎなかったはずですが、では何が必要なのか、
まだまだ十分やりなおせるわけですし、幸せにつながる生き方をしていってほしいというメッセージを
これからも伝えていってください。


文面から、ご依頼主様は非常に実行力のある方だと思われますので、
ご息女と向き合う中で、具体的に「これをした方がいい」ということになれば、
それを即実行できるようなエネルギーはあると思います。

ですので、今まで諸事情もあり、また様々なことに一生懸命であったために、
結果的にご息女と向き合ってこれなかったことへの埋め合わせとして、
ご息女に寄り添って（あれこれ指導するのでなく、ご息女の不足感情を理解し寄り添うイメージです）、
気持ちを伝えていくことを積み重ねていくことが、なによりも大切となるかと考えましたので、
ご参考にしていただければ幸甚です。


長文読んでいただき、ありがとうございました！

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回答日時：2010年8月22日(日) 06:16 JSTお礼のコメントを書く

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