「苦しいのなら逃げてもいいんです」~DV・モラハラ夫・パワハラ上司・イジメ

「夫のDVとモラハラで困っています。どうしたらいいのでしょう?」
「上司のパワハラと同僚からのイジメに悩んでいます」

カウンセリングをさせて頂いてると、客観的に「逃げた方が良い」
と思える場面が少なからずあります。

勿論、何でもかんでも逃げる事をお勧めしてるわけではなく、
ご本人の努力や工夫次第で改善の余地がある場合もあります。

けれどもできるだけの努力をし、行き詰まっちゃってるのに、
逃げずにひたすら耐え続けている人もいらっしゃいます。

確かに様々なご事情もあるでしょう。「子供の為に別れられない」
とか「経済的な理由で・・・。」とか、「その職を失う事はできない
・・・」等々。

でも、もしあなたが行き詰って苦しくて症状に出て来ていたり、
精神的に参ってしまってるのなら考えてみませんか?
→その状態が今後5年、10年続いたらあなたはどうなってしまい
ますか?

その答えがもし、命の危険や酷い状態になってる自分を想像させる
ものであれば、逃げる事も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?

人間も動物も我が身や我が子が危険に晒された時には「戦う」か
「逃げる」かして命を守り安全を確保しますよね。

戦う事もせず、逃げもしなければ、あっと言う間に我が身や我が子
に命の危険が及びます。

では、そんな状況なのに「逃げない事を選んでる」のは何故でしょう?

中には「逃げるのは卑怯だ」という社会通念に縛られてる人もいる
かも知れません。でも、命あっての社会通念ですよね。

或いは、「逃げちゃダメだ。どんな事も我慢しなきゃ。耐えなきゃ。
それができない自分は価値が無い」等といった”自分の信念”に
縛られて身動きできない人もいるでしょう。

僕は別にその”信念”を否定する気はありませんが、何事にも例外
がありますよね?

例えば、あなたは何の為に「逃げちゃだめだ」という信念を持って
いるのでしょう?
→恐らく、自分の価値やプライドを無くさない為に、とか逃げたら
 この先、もっと恐ろしい事になるかも知れないという不安や恐怖
 からでは無いでしょうか?

でも、どうでしょう。未来を少し想像してみませんか?

もし、今の状態が続いたとしての5年後、10年後の未来と
逃げたとしても、その後ご自分の忍耐強さや我慢強さを発揮した5年後、
10年後の未来を。

もし、逃げた場合の未来の方が少しでもマシと感じたならば、
今回は”例外的なケース”として、可能性のある方に賭けま
せんか?

そうして「今回は特別な例外だから逃げてもいいよ!」と自分に
許可を与えてみませんか?

えっ?お金や子供の事はどうなるんだ!って?

いやいや、そんな酷い状況を我慢して耐えてきたあなたなら
きっと何とかするんじゃないのかな?(無責任ですが(笑))

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こうすれば悩みから抜け出せる!(感情を感じる事の大切さ)

皆さんこんにちは。「心の相談ルーム」オアシス大阪で心理カウンセラーをしております、のぶさわです。
 
 全ての悩みは「思考」(大脳新皮質)から生じます。

 ですから、悩みから抜け出すには「思考を停止」させれば良いのです。
 

 では、悩みから抜け出す=思考を停止させるにはどうすればいいのでしょうか?

 まず、一番シンプルな方法は「外界に意識を向けて五感で感じる」という事です。
 
 今あなたがいる場所で五感を通して入って来るもの・・・。
「何かの音や声」、「目に映るものの色や形」、「風や気温」、「匂いや口の中に残ってる味」、「手や足が触れてるものの感覚」・・・。

 もしかしたら「きれい!」とか「いい匂い!」とか「心地よい!」等と思うかも知れませんが、この段階はまだ「思考」です。

 まず、そういった「感情にまつわる形容詞」が浮かんで来たら、自分に質問してみます。

⇒例えば「”きれい”って思って私は今どんな気持ちになってるかな? その”気持ち”が身体と繋がってるとしたら、どこにあるかな? 頭? 喉? 胸? みぞおち? お臍の下辺り?・・・」と”心の眼”で探って行きます。

 なんとなく”ここかな?”と感じる場所があれば、心の眼でそこに集中し続けます。

 もしそこに、色や形、音や匂い、触感等が感じられれば、「興味と好奇心」を持って、感じ続けてみます。

 この状態は「思考」(悩み)から離れて「感情」(大脳辺縁系=悩みが絶対的に生じない無意識の部分)にアクセスしてる状態です。

 そして、これがマスターできれば、今度はダイレクトに悩みの感情に向き合えます。

 その為のヒントとして、(臨床現場では少し違ったやり方をしますが)以下の方法を試してみて下さい。

 <悩みから抜け出す方法>

①「今の悩みは、どんな気持ちの状態の時は生じないだろう?」と自問する

②「その気持ちに少しでも近い状態になったのは、一番近い時で言うと、いつだったかな?」と自問し、過去の記憶をたどり、その場面を思い出す。

③その場面を思い出し、上記のやり方でその時の「気持ち」を感じ、身体のどこに繋がってるかを探って、そこに集中し続ける。

④今の悩みを具体的に思いだし、その時の気持ちを同様に身体で感じ集中し続ける。

⑤多分、「③」で感じた気持ちと「④」で感じた気持ちとでは、感じる身体の場所や、色や形が違うはずなので、「一緒にできそうか?」をその二つの気持ちに聞いてみる。

⑥(直観で)一緒にしても大丈夫そうなら、その二つの気持ちを(イメージを使って)一つに重ね合わせ、一つになった 気持ちを同じようにフォーカスして感じてみる。

⑦(直観で)無理そうな場合は「葛藤の解消」か「ポジティブ感情の強化」が必要なので、「③」の気持ちを感じる場面をできるだけ多く思いだし、毎日の出来事の中でも見出してゆき、「③」の気持ちの集中を数多く行う。

⇒もし、このやり方が一人では難しい場合や「心の葛藤」や「心の傷」が大きすぎる場合は、お気軽に「心の相談ルーム」オアシス大阪 までお問い合わせ下さい。

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女子レスリング小原日登美選手金メダル!~うつ病を乗り越えて

 皆さん初めまして。「心の相談ルーム」オアシス大阪で心理家運セラーをしている、のぶさわです。

 今日は、ロンドンオリンピックで金メダルを取られた女子レスリングの小原日登美
選手の事をどうしても書きたくなりました。

 以前、新聞記事に出ていた小原選手の記事に対するコラムを別の場所で書いたのですが、凄い辛い事を乗り越えての金メダル。
 本当に涙が止まりませんでした。

 世界で無敵だった自分の階級がオリンピックには無くて、やむを得ず階級を上げて吉田沙保里選手と戦うも、完敗。
 うつになって引退。 そして家族の支えで復帰して、金メダル。

 彼女の良さは「心の強さ」。普通だったら心が折れてしまう状況でも、何度もそこから立ち上がり、夢を実現する精神力って並大抵
ではないですよね。

 今でも誤解されてる人も多いと思うけど、「心が弱い人がうつやメンタルの病気になる」のではないのです。
 
 逆に並はずれて心が強かったり、並はずれて優しかったり、並はずれて人に気が使える方がそういったお悩みを抱えてご相談にい
らっしゃるケースが殆どです。

 小原選手の場合は、普通の人なら「なんて酷いんだ!私の階級を五輪種目に入れないなんて!」と怒りを他所にぶつけるか、「あ~あ、ついてないな。でも仕方がない、諦めよう」と諦めるかのどちらかでは
ないでしょうか?

 でも、彼女はそのやり場のない怒りを八つ当たりせず、諦めずに正面から向き合った。
 そして吉田選手に敗れた時でさえ責任転嫁せず、怒りや悔しさを全部自分で背負い込んだ。
 結果としてそれが自分を苦しめる事になった。
 「うつ」ってそういう病気なんです。

 普通の精神力だったら、そこまでできませんよね。

 だから私はメンタルのご病気で苦しんでおられる方を尊敬しています。
 そして、そこから夢を掴まれた小原選手に本当に感動させて頂きました。 
  ありがとうございました。


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