<危険> 甘党は、太るだけが取柄じゃない!
皆さん、甘いもの好きでしょ!
ケーキ、チョコレート、お饅頭。飲み物だって、甘いジュースが沢山あります。
甘いものを摂り過ぎると 「太る」 だけではありません。 「血糖」
のコントロールが難しくなってしまうのです。 「血糖」
のコントロールなんて言われても解りませんよね、順を追って説明します。きちんと理解すればきっとあなたの生活習慣が劇的に変わりますよー。
さて、「甘いもの」 つまり 『糖質』 について始めに解説します。
糖質は、なにもケーキやチョコレートばかりに含まれているわけではありません。私たちの主食である 「ご飯」 「うどん」 「パン」 にも含まれています。
ようするに食べて甘みを感じるものには糖質が含まれています。上の写真は食物に含まれている甘みの量を砂糖に置き換えたものです。
「砂糖」 にしろ 「ご飯に含まれている糖質」 にしろ、それは最終的にはカロリーとして運動や思考に使用されるエネルギーとなり消えていきます。
ご飯を食べるとまず胃で消化され、甘みは 「糖質」 となって小腸に運ばれます。そして小腸に居る乳酸菌が糖質を 「ブドウ糖」 と 「果糖」 に分解し、それらは血液に入り込み、全身に運ばれエネルギーとして消費されます。このような糖質の血液への入り具合を 「血糖値」 と呼ぶのです。
「血糖値」 はある一定の数値に保たれていないと身体活動に支障をきたすので、あまり高く(糖質が多く血液に混ざる)のは困るため、すい臓がインシュリンという酵素を出して血糖値を下げます。血糖値が徐々に高くなるのはともかく、急激に高くなるのが問題です。
急に血糖値が上がることで、インシュリンが急激に分泌されます。そのことにより元の血糖値より下がってしまい、低血糖状態になります。低血糖状態になると、再度糖分が欲しくなり、また甘いものを食べてしまいます。これを繰り返すことによって、血糖値の乱高下が起こり、すい臓が疲労してインシュリンの分泌を正常に調節できなくなっていきます。これが続けば糖尿病になる可能性もあるのです。
また、低血糖によって、めまいやふらつき、手足の震え、目がかすむ、極度の眠気、気を失いそうになる、感情のコントロールがしにくくなる、といった症状が起きるため、低血糖状態が続くと、うつ病と診断されることもあります。